ぼっちのホビーBlog[ボドゲ版]

主にボードゲーム中。ぼっちの時間を豊かにしたいブログ。

スカイリム:アドベンチャーボードゲーム【ボドゲ紹介】|このスカイリムで巻き起こる重厚な物語を堪能するため、僕はルールブックという困難な嵐を乗り越え進んだのです...

ども。コモノです。

 

今日はスカイリム:アドベンチャーボードゲームなるちょっとお高めボドゲのご紹介です。このスカイリムアドベンチャー、もともと購入を躊躇っておりました。しかしめっちゃ疲れてた時に「スカイリム!」と右手が勝手に飛びついてしまったタイトル。勝手にだぞ?なので届くまで「ほんとにポチって、良かったのか...?」と悶々としておりました。自問自答していたのにはお値段以外にも理由があって、実は世界的に大ヒットしている本家スカイリム(PS4とかで出てるヤツ)を1度もプレイしたことがなかったのよね。興味はあったが遊べてないシリーズ筆頭のスカイリム。まさかボドゲ版で初体験になろうとは....

今日は迷いに迷ったボドゲ版のスカイリムの世界についてご紹介いたしますよっ!

 

 

スカイリム:アドベンチャーボードゲーム

プレイ人数:1〜4人

対象年齢 :14歳以上

プレイ時間:90〜120分

国内発行元:スカイリム:アドベンチャーボードゲーム | ANALOG GAME INDEX

 

Boardgamegeek

boardgamegeek.com

 

 

スカイリム:アドベンチャーボードゲームってどんなゲーム?

「スカイリム」って世界を舞台にしたアドベンチャーゲーム?くらいの認識でいたアタシ。記事を書くのに全くの無知で書くのもなんかちょっとな...ということでwikiをざっと読んでみたところ想像以上に広大な世界設定があってビビりました。。。

ドラゴンボーンがスカイリムにやってくる前の冒険!
プレイヤーはタムリエルの帝国を長い間守ってきた伝説の集団“ブレイズ”のメンバーの生き残りだ。かつての味方に見捨てられたあなたは、仲間の冒険者たちと力を合わせて敵を倒し、陰謀渦巻くクエストに挑み、あなたが守ると誓った全てを破壊しようと迫り来る脅威に、立ち向かわなければならない。

引用:スカイリム:アドベンチャーボードゲーム | ANALOG GAME INDEX

ホビージャパンのページにはドラゴンボーンがスカイリムにやってくる前の冒険!って勇ましく書いてあるのだけど「ほーん。。。ドラゴンボーンって何?」って事前レベル感。WikipediaのThe Elder Scrollsの世界背景を読み進め「あっ...コレは....」ってなってる状態です。とりあえずビデオゲームで出てるタイトルの前史にあたるタムリエル大陸がこのゲームの舞台であると言う事だけは理解した。

プレイヤーが担当するキャラクターには大切な設定があります。様々な技能をもったキャラクターたちは壊滅の憂き目にあった帝国の諜報機関「ブレイズ」の生き残りであるという背景。ほうほう....諜報機関&壊滅&生き残りというパワーワードが眠れる厨二心をくすぐりますな?現実逃避したいオッサンには今まさにこういうの刺さるんだよ。。

キャラクターはスカイリムの各地を訪れキャンペーンに示されたクエストを前にして自分の物語を辿る事になります。寄り道の過程で入手するエピソードはその不穏な空気感の中で起きる小さな冒険譚であり、まちがいなくスカイリムを彩るサーガの一編。これでワクワク出来なければ一体何でワクワクしろというのかね?もちろんワクワクしております!!

 

TRPGライクな分岐するシナリオ

原作がオープンワールド系のゲームなので当然ながらメインクエストの流れとは別に派生するミニクエスト(個人クエスト)があれこれ用意されています。メインクエストも必ず成功しないとクリアできないという訳ではなくて、仮に失敗してもタムリエルの歴史は紡がれていくのでゲーム自体は先に進んでくれるみたいです。これ嬉しい。

冒険の最中に起きる小さな出来事が多層的に積み上がってスカイリムの歴史になるという設定。大きな世界の流れはどうやら決まっていて、その中で個人の意思決定によってゲーム中の体験が変わっていくということなのでリプレイ性も高め、メインクエストの解決に積極的でなくてもとりあえずボード上をウロウロすることも出来ちゃう自由感。GMの手のひらの中で自由に動けるTRPGの展開に近いかもしれません。ただし用意されたシナリオにそってプレイする場合、ゲームオーバー的なルールはあるので程々にしておかないとスカイリムの歴史からするりと抜け落ちる緊張感はあるので注意は必要だぞ。

探索とダンジョン

冒険といえば見果てぬ地への探索やダンジョン攻略がやはりつきもの。荒野や遺跡などで出てくるモンスターの種類も強さも変わりうっかり潜って瀕死になる(なりました....)という緊張感が味わえます。適当にレベルアップして余裕こいて世界を廻るという安易な事を許さないダンジョンルールが、このスカイリムに蔓延する不安感とリンクし僕らの冒険へ緊張感をもたらしてくれます。くれすぎなくてもいいんだが?

キャラクターの強化

担当するキャラクターが成長していくことを実感できるシステムも良い感じ。クエストを効率よくクリアしていくための非戦闘系スキルなども充実していてキャラクターが成長した先の能力が画一的にならないようになってます。武器や防具も強化することが出来るので好みの装備で冒険できるのも良き。

ダイスを振ってスキルテストを行う系のゲームだとこの辺りのバランス調整が「飽きずにゲームを遊ぶこと出来る?」という点に結構重要な要素になってきますが、スカイリム:アドベンチャーのバランスはとてもいい感じですよ。

 

スカイリム:アドベンチャーボードゲームのルール・遊び方

そしてまず諸兄には最初に申し上げたい。

ルールは心して読むべし。

ルールそのものが複雑だったという事ではないのよ。とにかくルールブックが自分にとってはわかりづらかったのよ。文章読むのは嫌いじゃないって自覚あるけど、それでも何度か心が折れそうになったしなんならまだなんか怪しいとこある...._(´ཀ`」 ∠)_

でもちょっとずつ頭に入って、ターンもスムーズに動かせるようになると複雑な感じしないんだよ。なんなんでしょう....ね?

ゲームの準備

キャンペーンシナリオのチャプターごとにセットアップがあるけれど、指定された通りに進めれば良いので混乱する事はあまり無いです。メインボード、キャラクターなど共通した準備は覚えてしまえばサクッと完了できますよ。各チャプターを連続せずに遊ぶ場合はキャラクターの準備に対して個別の指示があるので、独立した短いシナリオとして遊ぶこともできます。

手番の流れ

1)移動(徘徊モンスター)

マップ上にモンスターが配置されている時はルールに従って移動しやがります。

2)移動(プレイヤー)

最大で4マス分移動できます。馬車があるとさらにシュッと移動できます。暴動が発生している要塞に入ったり、通過したりする時にはお金がかかります。

3)ターンアクション

ターンアクションはいわゆるメインアクションです。冒険の醍醐味がギュッとつまっているアクションは各地の要塞やダンジョン、荒野などで行います。

a) 要塞

アイテムの購入・売却・作成・付呪・アップグレードが出来ます。あと材料の購入などもできるし、後述の都市への訪問なども可能です。要塞によって購入できるものや価格が異なり、さらに要塞の不安レベルによっては暴動が起きてたりします。

b)探検

ダンジョンや荒野を探索したり、要塞にいる時は都市を訪問、探検したり出来ます。例えばダンジョンの探検ではダンジョン内のモンスターにチャレンジして撃破すると宝箱がもらえたりします。

c)クエストの解決

クエストカードを1枚解決する事が出来ます。ちょっとしたお使いから謎の解明まで、スカイリムアドベンチャーの物語の一編がココで解決できるのです。

4)体力の回復

体力は自動回復しますよ。瀕死になっても治ります。

5)スタートプレイヤートークンの移動

スタートプレイヤーを交代したらネクストラウンドの開始です。

スキルテスト

この手のボドゲではお馴染みのダイスロール。設けられた基準値をダイスの出目が越えれば成功、越えなければ失敗というアレです。基本はダイス3個で行いますがプッシュシステムも用意されているのでヤバそうならアイテムと引き換えにダイスを追加することが出来ます。

 

ソロプレイはできる?

※ソロプレイイメージ妄想図

協力型のプレイが基本になるのですが、問題なくソロプレイも可能です。基本ルールは大きく変わりませんがイベントカードの公開が2ターンに1回になるなどの修正があります。

寄り道し放題!

協力しながら遊ぶとやっぱり寄り道ってしづらいかもですがソロなら寄り道し放題です。個人クエストは一度に2枚まで受注できるので満遍なく各地を廻るもよし、宝物収集に現を抜かすもよし。(クエストやりましょう)

 

スカイリム:アドベンチャーボードゲームの感想・まとめ

迷いに迷った25kというボドゲですが個人的にはかなり好きな部類のボドゲだった!ソロならではの妄想癖と相まって、冒険したいぃぃ!(=逃避したい)と普段から言ってるぼっちのホビーBlog向けである事は否めません。ですがいくつか気になる点もありました。好きなところと合わせてまとめておきましょう。

ストーリー展開

ストーリーに関わるテキストはクエストカードなどに散りばめられており連続性を感じにくいため物語を読むようには進みません。いわゆるストーリーテリング的な展開を期待している方にとってはスカイリムは楽しくないかもしれないですね。時と場合によっては「気分じゃ無い」こともありそうだなと思いました。小説をどうしても読む気にならないような時のようにスカイリムを存分に楽しめない気分の時もありそう。ココは好き嫌いが出そうですの。

用意されている2本のキャンペーンもメカニクス的なルールには変更がないため、ゲームそのものがストーリーを語るのはメインクエストの断片的なテキストのみ。

裏切り者を探し、復讐したくなるかもしれません。生き残ったことに感謝し、町の人々の困っていることに手を差し伸べるかもしれません

しかしスカイリムは間違いなく混沌とした時代に向かっており、自分以外の誰かの手によってこの時代がさらなる混乱に包まれるのは、もはや時間の問題のようです。その時に何をすべきなのか?今起きていることはその世界の中でどのような意味を持つのか?それを存分に妄想し、スカイリムを生きることがこのゲームの醍醐味になるのでしょう。つまり....

ビバ!妄想癖あるある諸君!

スカイリムで落ち合う時は満ちたぞ。

 

戦闘〜育成系のバランスが良い

物語は断片的ながらも、お宝を手に入れるためや個人クエストを達成するためにちょくちょく戦う羽目になりますが、この戦闘&育成システムはバランスがよくてキャラ育成も結構楽しめます。手にするアイテムと付呪の組み合わせや、クエストの方向に合わせたスキル開発など経験すればするほどその組み合わせを楽しめるようになっているのも面白いポイント。

ダイスロールがベースになってるので運の要素はあるものの、リソースを消費して確立を上げることも出来るようになっているため資源系とのバランスも悪くありません。どんなキャラクターを育成しどのようにスカイリムを巡るのか、方針とキャラ能力がずれてしまっていると途端に難易度があがるような気分になるバランス調整は流石です。

意外と多い気にすべきこと。意外と強い敵。

最初の頃にギャイギャイ戦う敵はさほど強くなく、レベルアップも意外と早い気分になれるのです。が、、、1回でもレベルが上がったらもうそのあとから悩みは尽きません。

自分より低い能力のモンスターは1度戦うとデッキから排除されるルールがあるため、レベリングで楽しようとかは通用しないのです。さらにアイテムを購入して潤沢な装備を身に付けてから....という行為も不安トークンなど、ゲームを引き伸ばせば碌なことにならないゲームルールも存在します。早く対処したくても力が揃わず、さりとて不安と混沌は全く待たずに世界を覆っていくという...どうしろと?ねぇ、どうしろと?

全部うまくやろうとすると多分失敗しつづけ、結果的にゲームに敗北することになるルールです。仮にメインクエストのために必要な情報であっても、タイミングを誤れば容赦無くてから滑り落ちていくのです。スカイリム、やべーな....

ルールの理解=もはや学習レベル

遊ぶためにはルールの把握が必要ですがこれはもはや「学び」のレベルかと思いました....誰よこのルールブック書いたの.....あまり文句を言いたくは無いですけどもうちょっと分かりやすい書き方ってあったと思うのよね。

この点は覚悟して臨みましょう。まだ完璧に把握したとは自信を持って言えないので、多少のルールミスがあっても許せる仲間と遊ぶことを推奨しますよ!ソロで遊んでても難易度に影響でるようなケアレスミスが頻発します。きっと忙しくて疲れてるから。うん、そうに違いないんだよ....

 

とはいえ、ルールが頭に入った後の冒険譚は重厚で、戦闘も育成も探索もバランスがよいプレイが楽しめるアドベンチャー。アドベンチャー系のボドゲをいつも遊ぶ決まった友達とかが居る方は長く遊ぶつもりで始めると楽しいと思います!あと元になったスカイリムを遊んだことある人がこのゲーム遊んだら、かなり楽しめそうよね...そうか、やるしか...(ΦωΦ)フフフ…

 

 

【スカイリム:アドベンチャーボードゲーム販売情報】

まだまだ入手可能やで!

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