ども。コモノです。
今日は「王国の派閥2」のご紹介です。王国の派閥は2人用トリックテイキングゲームというちょっとニッチなボードゲーム。2段階のフェイズで勝敗を競い、1フェイズ目に手に入れたカードを使って2フェイズで雌雄を決するのです。
前作「王国の派閥」のテーマはこんな感じ。
或る日の朝、先王が酒樽に頭を突っ込んでお亡くなりになっていた。
残された2人は次の国王の座を争う事になる。
その為には王国の中の有力派閥から支持を得なくてはならない。
5派閥のうち、少なくとも3派閥からの支持を取り付けるのだ。
そう、闘いの幕は突然上がった。
という、なにか心の深いところに突き刺さるテーマ。お酒には気をつけてね!というメッセージは別に日本に限った事では無く万国共通という事ですな。。。
今回ご紹介する第2作には新しい派閥(キャラ)が登場する。ドラゴンだって居る。さらにテーマは前回のその後の物語。一体どんな派閥が登場するのか、可愛いキャラクター達にも注目だぞ。それでは「王国の派閥2」開封いたしますよー。
〈王国の派閥シリーズとは?〉
国内ではディアシュピールから和訳付きで発売されている2人専用のトリックテイキング。以前ぼっちのホビーBlogでもご紹介済みだぞ。
パブリッシャーはいたずら好きそうなゴブリンのアイコンが目印のホワイトゴブリン社、デザイナーはScott Almes氏。アートワークは毎度大好きなMihajlo Dimitrievski氏だ。最近M・Dimitrievski氏が手がけた作品(北海の侵略者とか)をちょいちょい開けてる気がするが、気のせいではない。(好き)
「王国の派閥2」では、一応前作のその後の世界が舞台。前作で国王となった人物も、ついに寿命を迎えたというその後の設定。
え、ちょっと死ぬの早くね???
まぁ、そんなこと言ったって仕方ない。やはり続編の本作でも5派閥のうち3派閥の支持をとりつけなければ次期国王の座は手に入らない。
ゲームはマストフォローのトリックテイキング。1フェイズめは2フェイズめの手札を集め、2フェイズめで3派閥以上のスート(種族)を集める。2フェイズに分れているため収束させるポイントを探すのがちょっと大変なのが面白いところだ。カードには特殊能力が付与されているカードがあるので、うまく使いこなして3派閥からの支持を得なければならないよ。
〈開封〉
プレイ人数:2人専用
対象年齢 :10歳以上
プレイ時間:25分
Boardgamegeek
コンポーネント
小箱系のカードゲームなのでカードとルールシートのみ。日本語訳はディアシュピール作成のシートがついてくる。
カード
新たなる5派閥はコチラだぞ。
ノーム
フェイズ2でノームで勝利した場合、支持者として列には加えずに並べておく。ゲームの終了時にノームが場に残っていれば支持者に加えるよ。
ジャイアント
フェイズ2でジャイアントを獲得した場合、相手の前に並んだノームを除外することができる。
除外できるのは獲得したジャイアントと同じランク(数字)のノーム。
ドラゴン
ドラゴンをトリックで出した場合、1番最後にドラゴンを出したプレイヤー(ランクは関係ない)が次のトリックのリードとなる。
左がリードプレイヤー。後からカードを出したのは右。トリックに負けてるけど、右のプレイヤーが次のトリックのリードとなるよ。
トロール
フェイズ2でトロールで勝利した場合、獲得したカードのうち1番ランクの高いトロールのカードのみ獲得できる。
写真では右のプレイヤーが残したカードがそのまま場に残り、次のトリックの勝者が全て獲得するよ。
シアーズ
フェイズ1でシアーズが場に出たトリックの勝者は山札の1番上のカードを見ることができる。公開されたカードと山札の1番上のカード、いずれかを選んで獲得できる。敗者は残ったカードを獲得する。
〈王国の派閥の遊び方〉
詳しいルールは前作と同じなので以前の記事を参照されたい。3派閥からの支持を集める(得点計算時に各派閥の枚数の多い方が支持を得た事になる)という条件も一緒。
「王国の派閥」と「王国の派閥2」は基本的にゲームのルールが一緒(マストフォローのトリックテイキング)なので、それぞれの派閥を組み合わせて遊ぶことができる。ただしカード固有の能力は異なるので、その点を注意しながら遊ぶ事になるよ。組み合わせて遊ぶ時の注意はコチラだぞ。
2人用ゲーム
1.以下のいずれかのペアを選択し、選ばなかったペアはゲームから除外する
a)騎士とゴブリン(王国の派閥)
b)ノームとジャイアント(王国の派閥2)
2.残った種族から3つの種族を任意で選び、全て良くシャッフルして山札を作る。
3.山札から各プレイヤーに13枚づつ配り、ゲームをスタートする。
3・4人用ゲーム
実はこの他にも3・4人で遊ぶためのルールもあるよ!前作と組み合わせれば3人の場合は個人戦、4人の場合はペア戦が遊ぶことができるようになる。この場合、トリックのルールや各種族の能力についてもいくつか変更がなされてバランス調整が行われている。詳しいルールは是非ポチって確認して欲しいぞ!(書くのがちょっと面倒とか、そういう事じゃないぞ....)
あのカオナシドッペルゲンガーも再び!
別々のゲームとして遊ぶのも良いけれど、混ぜて遊ぶのも雰囲気が変わって良いな!
〈まとめ〉
トリックテイキング、気がついたら結構な種類を遊んだ様な気になっている。以前「王国の派閥」をポチった時は「トリテって何さ?それ食えんの?」くらいのレベル感だったけど、いまはなんとかゲームに参加して目的を見失わない位のレベルには達した。王国の派閥はそんな手習いレベルの頃にポチった思い入れあるゲーム。
2人専用なので遊ぶ場所は限られてしまうのだけど、そんなに重く無いゲームだし何度か同じメンツで遊んでいると双方が熟練してより楽しいプレイができると思う。
仲の良い友達とご飯を食べる時などに持っていれば、その集まりにもまた違った華が咲くこと間違いなし。負けず嫌い同士がプレイするとそれは血で血を洗う凄惨なトリテとなることも間違いなし。。。( ̄ー ̄)ニヤ...
みんなも次期国王になってみたらよかろうと思うよ?
【販売情報】
Amazonでも購入可能になりました。
記事執筆時点で購入できるのはディアシュピールオンラインのみ。
王国の派閥のキャラクターが別のボドゲになってるのもあった。