最近ソロプレイからずいぶん遠ざかっている感があり「ぼっちのホビーじゃなくね?」的な1人ツッコミをかましているコモノです。恐縮です。今日は以前より興味がありまくりだった2人用ボードゲームの名作、ライナー・クニツィア作の「バトルライン」を開封して妄想にダブダブに浸ってやろうと思います!
深夜に遊ぶ予定もなく「2人〜」ってなってるボードゲーム を開けては箱にしまう事を繰り返しておりますとただもう猛烈に「何やってんだろ、俺。。。」感に包まれることがあるのです。
それにめげずにボドゲの箱を開ける。
いつか訪れる(だろう)楽しい時間を妄想する。
コンポーネントを愛でる。
これぞぼっちのホビーの真髄ではなかろうかと!(違います)
もはや1人で遊べるかどうかっていう事よりもボードゲームとはなんなのか?それ(ボドゲ)を堪能するにはどうするべきなのか?っていう好奇心が優っている感あるので、寂しい独りの夜にもめげずに気になったボドゲはガシガシ開けてやろうと心に誓いました。さぁ、開けますよ!
〈バトルラインって?〉
バトルラインのデザイナーはボードゲーム界の大巨匠、ライナー・クニツィア。2000年に発表された作品なので、もはや古典であります。
ゲームは手札から場に出すカードで役(セット)を作り、より強いセットを作ったプレイヤーがフラッグを得るという割とシンプルなルールのボードゲーム 。場に並ぶフラッグは全部で9個あり、プレイヤーはそれぞれに3枚づつのセットを作って相手と勝負するのです。
このゲームで描かれるのは古代ギリシアの時代。マケドニアやスパルタ、ギリシアなど列国の漢たちが各地で覇権を争った時代。ゲームのフィールドは両軍の戦闘用馬車(チャリオット)がフラッグを挟み対峙している。プレイヤーはそれぞれの軍の将軍となり、敵軍を蹴散らすために思惑を巡らせるわけです。5つのフラッグを奪えば敵軍は総崩れ、または3つのフラッグを連続で奪えば1点突破し本陣に突撃できる。自らの軍を率い敵を蹂躙すべく、知略の限りを尽くせっ!
っていう、気分はアレキサンダー大王(ΦωΦ)イイネ!!っていうボドゲです。
目下のところ妄想が拡大中。。。
〈開封〉
バトルライン
プレイ人数:2人専用
プレイ時間:30分
対象年齢 :12歳〜
Boardgamegeek
コンポーネント
カードとコマが入っているだけなのだ。ちょっと寂しい。
しかしコンポーネントが寂しい程度の事は、バトルラインにとっては全く問題ではなかったんである。
カード
カードは大きく分けると2種類ある。
部隊カード
6色各10枚(1〜10までの連番)の兵種が描かれているカード。コレを組み合わせて役を作るよ。象兵とかいます。アツいな。
戦術カード
カードによっては戦況をガラッと変える能力があるカード。
采配の腕が問われる。
〈ゲームの流れ〉
セットアップもルールもかなりシンプルであるよ。
セットアップ
・兵士カードをよくシャッフル
・それぞれ兵士カードを7枚づつ手札として持つ
・残った兵士カードと戦術カードは伏せて山札に
・フラッグを9個ならべる
・カードを配らなかったプレイヤーがスタートプレイヤー
ゲームのルール(ざっくり)
色々なところでルールについては書かれているので今回は割愛w
勝利の条件は以下のいずれかを達成した時だぞ。
・フラッグを5個獲得
・連続したフラッグを3個獲得
手番の流れもかなりシンプルなのだ。
a)カードをプレイ
b)フラッグの獲得判断
c)カードを補充(兵士/戦術のいずれか)
手札の上限は常に7枚だぞ。また上級ルールとしてaとbの手順を入れ替える事でフラッグの獲得タイミングを遅らせる事が出来る。(フラッグを獲得するのが自分の次のターンになる)
相手に戦術カードの使用を許す事になるので、より深い駆け引きが生まれる事になるのだ。
セット(役)
フラッグを挟み勝敗を決定するのは3枚のカードが作るセット(役)だ。どれもポーカーを遊んだことがある人なら馴染みのあるセットなので覚えるのは苦労しないと思うぞ。役には名称がついてはいるけど、覚えなくても遊べるよ。
ウェッジ
ポーカーでいう「ストレートフラッシュ」
同色連番の3枚。楔(くさび)型隊列の事だ。
ファランクス
「スリーカード」と同じ。
同番3枚で色は無関係。密集陣形。
バタリオン
「フラッシュ」同色3枚。
大隊の事。独立大隊かしら。
スカーミッシャー
「ストレート」連番3枚。
ウェッジ以外。散兵。軽装歩兵たち。
ホスト
無価値な3枚の組み合わせ。いわゆる「ブタ」。
烏合の衆的な何か。
同じセットで勝敗を決めるときは、数字の合計が大きい方の勝利。数字の合計が同じだった場合は先にセットを作ったプレイヤーが勝利する。
セット(役)は戦術陣形や戦闘隊形の名称なので、妄想したい人は名前と意味を暗記していただき、我がファランクスの前に散れっ!とか右翼より楔隊列で突撃ぃぃぃ!などと叫びながら遊ぶ(あ、脳内限定な)のがおすすめだと思う。
さぁ、準備は整った。激突しようでは無いか!
щ(゚Д゚щ)カモォォォン
щ(゚Д゚щ)カモォォォン
щ(゚Д゚щ)カモォォォン
〈お試しプレイ!〉
2人用のボードゲームであるバトルラインは、いつもの手(1人2役)が使えない。できない事は無いのだけど、セットコレクションみたいな要素がないボードゲームの1人2役っていうのは、寂寥感がハンパないのとインタラクションが直接的で感覚が掴めないのだ。バトルラインもちょっとやって見たけどさ。。。会社に持って行って誰かに遊んでもらおう!ってなりました。で、持って行きました。
プレイ感はズバリ、名作っすね。
いや、色々なところで褒め称えられてますが、かなり楽しかったぞ。インストラクション5分、プレイ30分くらいでしょうか。ポーカーに例える事ができる役もとっつきやすさに一役買ってます。
2戦目は2人とも戦術カードを使いまくり、4つ目のフラッグを争って戦術打ちまくり。気がついたら自然と上級ルールに移行して遊んでいるというミスまで。感想戦で4つ目のフラッグを争ったラインを指して「戦術に頼りすぎてモッサモッサしてた戦場ですな」「あー、ダメだったねw」などと指揮官気取りも満喫。
1戦終わった後の感想戦がこれまた楽しいというね。
一緒に遊んでくれた同僚(ボドゲは好きだけどライト系) が、バトルラインをお持ち帰りして遊びたい!と言ったのが良い証拠。(実際に貸し出しました)
・ルールは軽いのに、かなり悩ましい
・悩ましいのに、後腐れない
・狙った通りにフラッグを奪えた時の爽快感ハンパない
・戦術カードの引っ掻き回し感が楽しい
3戦目ですが、奇跡の1点突破成功の図。
途中からコレ狙ってました。そして狙った通りにフラッグを奪い切った爽快感たるや!( ̄ー ̄)ニヤ...
トータルの結果では2勝1敗でコモノ勝利!ですが、最初ちょいちょいルール間違えてた(フラッグの獲得ルールとか)ので、また遊びたいのだ。
〈まとめ〉
なんと言いますか、バトルラインは「名作と言われるボードゲーム ってやっぱり面白い」っていう感想をより強くした作品になった。長年にわたって再販が繰り返されている理由もよくわかるぞ。昨年(2017年)には中世をテーマにした限定版のバトルラインも販売されたてたのだけど(400部限定)、もう少し早くバトルラインを遊べてたら絶対ポチってたなー。もはや手に入らないのが残念すぎる。。。(。-з-)チキショ
2019/01/27追記:GMT Gamesでプレオーダー受付中!
GMT Games - Battle Line, Medieval-Themed Edition
Hal_99さんのチャンネルで限定版のコンポーネントが見れるよ。
余計に欲しくなった。。。
日本で出ないかな。出ないかなぁぁぁぁ.....
2018/12/28追記
バリエーションバトルラインがデザインかっちょ良い件。
名作まとめました。
【PR】
古代ギリシャ、マケドニア版はAmazonだ。
もちろん面白さに変わりはないよ。