ども、コモノでっす。
今日は待ちに待ってたバラージ(Barrage)の開封レビューをお届けいたします。今回は物量がおおかったので開封レビューも前後編の2本立てでのご紹介です。もうすでに早い方は遊ばれていて、ツイッターでチェックしてても中々の好評価みたい!
バラージはシモーネ・ルチアーニの新作で、昨年末にKickstarterで出資を募っていた作品。ルチアーニといえば「グランドオーストリアホテル」や「ロレンツォ・イル・マニーフィコ」などを手がけたデザイナー。
今回のプロジェクト、かなりバッカーたちの期待が高かったのだけど、世界各地への出荷遅れた事と、それに不満を持ったバッカーへの対応をちょっとしくじった感がありまして、一時期Kickstarterのコメント欄が大荒れでした。(まだ続いてる?)
果たして無事届くの?みたいな声も漂ってたのだけどなんだかんだで我が家にも無事到着。Kickstarterの未着トラブル第1号にならなくて良かったと胸をなで下ろしております。。。
ただBoardgamegeekのレーティングとコメントは相変わらず炎上中...
どうなるんですかね、コレ( ゚д゚)。
現在は不確定だった日本語版ルールブックの公開も始まっていて、もう遊ぶ準備は整った感じ。重厚感あふれるアートワーク、読む前から重そうなルールなど、気軽に遊べる雰囲気ではなく開封前から只者ではない感溢れてますがアートワークがめっちゃ好みなので見て愛でても良し。
今秋テンデイズゲームズから日本国内の流通も確定しているバラージ、本日一足お先に開封してみたいと思いまっす!
バラージ(Barrage)の意味は?
バラージという単語は一般的に「弾幕」(ガンダムとかでブライト艦長が叫ぶアレ)と訳される事が多い訳ですが、ゲームとどんな関係があんの?って事で調べたら「ダム」って意味もあるんですね...( ˙◊︎˙◞︎)
ゲームは4ヶ国間のエネルギー開発戦争がテーマ。アルプスの中腹に自国のダムを建設しながら膨大なエネルギーを取り込もうとするのです。
エネルギー戦争・・・なにやら物騒な雰囲気がありまくり。アートワーク見る限りだと史実に沿っている訳ではなく、現実と創作された世界観のミックス。
サイバーパンクちっくなところもあって、濃密な空気感がハンパないぞ。カッチョ良い。マジ惚れる。
バラージ(Barrage)
プレイ人数:1〜4人
対象年齢 :14歳以上
プレイ時間:60〜120分
まことに残念ながら海外から発送されるボドゲあるある(稀)が今回ありました。
その他ボードとか、ちょいちょいと曲がってた。。。幸いメリメリ折れてはいなかったので、後々ゆっくり修復してみようかなと。箱のシワはまぁ仕方あるまい。
ふぃぃぃ....
コンポーネント全体
まず。あのクソでかい箱に何が一体入ってたんだよ?(あ、ちょっとお下品ですわね)って話だったわけですが、重さの正体はほぼタイルでした。写真奥の方に見えるタイル類とマップ、ボード類が重さの原因。もっただけで重量級を堪能できる仕様。
マップ
バラージの舞台はアルプスの山間部から広がる裾野。その山腹をはう水の流れを模したマップでプレイするよ。
さらにこのマップ、裏返しても使えるようになってる。
裏返すとアイコン類が省略され、水と電力のルートのみ記載されたマップになる。ハイレベルなプレイヤーのみお勧めって書いてあったぞ。
管理ボード
メインマップの隣に配置され、アクションなどを管理するボード。
上部にはワーカーアクションエリアがある。
下部には契約管理エリアだ。
経済戦争ってのは、契約をうまく使わなくてはならないのだ。
特許庁ボード
導入ゲームでは使用を推奨されてない特許庁ボード。上級技術タイルを購入できるアクションが追加されるよ。
エネルギートラック
ダムの放水で得られるパワーを発電所に送る事で生まれるエネルギーを管理するトラック。1ラウンド内でどれだけエネルギーを生産できたかで得られるVPが変わるよ。
企業ボード
各プレイヤーが管理するボード。4つの国営企業のいずれかを担当するよ。
左からイタリア・フランス・ドイツ・アメリカ。各国でエネルギー戦争を繰り広げる。
このプレイヤーボードはダブルレイヤーになってて、自分のコマがパコッとハマる仕様になってる。何気に便利なので嬉しい。
また、各国はユニークな能力を持っている。(エネルギーの追加生産や契約ディスカウントなど)この能力をしっかり把握してゲームを進めねばならないのだ。
建設ホイール
ダムや発電所の建設を行うときにワーカーや重機達が連れていかれるホイール。
戻ってくるまで結構時間がかかるのが、コレまた憎い。
なんかすげー働かせてる感が出る・・・
タイル類
重役タイル
各国に雇用される重役達。導入ゲームでは指定されてるけど、フルゲームではランダムに雇用できるよ。この重役達が持っている固有能力で取るべき戦略が変わってくる。
源流タイル
ゲームごとにランダムに4枚配置される源流タイルで、各ラウンドごとに配置される水資源の量が決まる。
中立ダム準備タイル
ゲーム開始時点で中立のダム配置を決めるランダマイザ。
ボーナスタイル
エネルギートラックに配置されるVPを得られるタイル。早いもの勝ち。
目的タイル
ゲーム終了時のVP計算で影響をもつ目的タイル。ゲームごとランダムに1枚配置されるよ。
契約タイル
一般契約(赤・緑・黄)と国家契約(紫)、初期契約(白)があるよ。契約を結ぶアクションと履行判定するアクションは別なので注意だぞ。
技術タイル
各国が持つ基本的な技術タイル(5種類各1枚)の他に、上級技術タイルなどがあるよ。
オートマタイル
ソロプレイ用のオートマタイル。アイコンの意味を理解しないことには何か古文書のようである。
コマ類
基礎・上部・導管・発電所・ワーカー・トラックコマ
各国で発電所コマのデザインが違うのだ。かわいい。
水コマ
マップ上を流れる水コマ。綺麗なんだけどちょっと小さくて持ちにくいかも。
掘削機/コンクリートミキサー
名称は削岩機とかコンクリートミキサーなんだけど、デザインはサイバーパンク。大きさが違うのは3個分とか、5個分とかを管理する。
3D MAP for Barrage Kickstarter Exclusive Box
今回、Kickstarter限定で3Dマップなるものをバックしてみたのだ。このボックスには他にもストレッチゴールで設定されていたアイテムが入ってる。
この白いのが土台だな。
説明書通りにパチパチはめていくと・・・
おぉ!立体的!(ↀДↀ)✧
さらにダブルレイヤー仕様なので、ダムコマとかも動かないしパカパカはまる。これはなかなか満足感高い!
他にもストレッチゴールのメタルコインが入ってました。これも質がよろしい。
〈前編のまとめ〉
深夜にゴソゴソ開封しながら並べたりしてましたが、とにかく物量が多い。そしてマップもでかい。個人ボードもでかい。最後並べてみてましたが、我が家のダイニングテーブルでは2人以上でプレイするのは不可能な大きさだったよ(笑)
コマ類を企業ボードに並べてみたけど、コマが動かないのってめっちゃいい!
全体的にタイルがちょっと薄めだったのだけど、薄めのタイルであの重さを考えると薄くてよかったんじゃないかって気もする。実はまだ拡張セットを開封してなくて、開封レビューとしても全部終わってません・・・
拡張にもストレッチゴールが入ってたはず...
諸事情により時間切れとなったので、細かいセットアップやゲームの流れは後編につづく事になりました...でも名残惜しくてちょっとだけルール確認してたけど、やっぱ楽しそうです!
基本ワーカープレイスメントなのでアクションとかはそんなに混乱しない。
水の流れとエネルギー生産▶︎勝利点獲得までの流れが、まだ頭の中で整理がつきませんw
うまくVPを獲得する流れがなんとなく朧げで、何やったらいいのかざっとルール読んだだけでは頭に入ってこない。けどこのモヤモヤ感を晴らしていくと楽しいんではないだろうか。なんかめっちゃ悩ましそうで楽しみすぎる。
ただし自分に理解できるの?という一抹の不安はあるけどな...(;;゚;Д;゚;;)
なかなかのヘビーゲーム感あふれるバラージ。後半では拡張の開封とセットアップをご紹介予定ですよん。しばしお待ちくださいませ。
2019/7/15 開封レビュー後編も書きました!
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ルチアーニ作品はこちらですよん。