ども。コモノです。
コロナ禍の影響で自粛モードは相変わらず。ご自身の考えがどうであっても、環境的に外出しづらい、遊びにいきづらいと感じてる毎日が好転したとは言い難い状況ですよね。そんななかでも活況の中で終了したゲームマーケット出張版のように新しい生活様式、環境に適応してイベント開催も行われるようになってきており、ボドゲ業界にも変化の兆し?がみられます。
国内のインディーズボードゲーム制作の環境では、新しいプラットフォームとしてクラウドファンディングで資金を募るプロジェクトがちょっと増えてきたんじゃない?という印象があるのだけど。。。あるよね?
なので、今日は国内のサークル・団体が現在行なっているクラウドファンディングから、ボードゲームのプロジェクトをピックアップして、プラットフォーム別にいくつかご紹介してみたいと思いまっす。
Kickstarter(キックスターター)
まずはおなじみKickstarterから2つご紹介です。いきなり世界がマーケットのKickstarterですが、より多くのユーザーにリーチできるのは強み。でも全部英語だけどな!今はGoogle先生やDeepL先生のおかげで楽になりました。なお、プロジェクトページは全部英語だけど、まぎれもない国内のサークルさんです。
"IZAYOI" Board game Made in Japan | 十六夜小町
ゲームマーケットでもおなじみのななつむさんの新作「十六夜小町」のプロジェクトがKickstarterで行われています。すでに207名(記事執筆時点)の支援者を集めていてプロジェクトは成功。
ななつむさん作品といえば四季折折を遊んだことがありますが、もうねぇ....辛かった(笑)あの人格と品格を同時に問われる体験、ちょうど一年前ですね。
今回の新作「十六夜小町」は和小物を集めて得点を競うゲーム。可愛らしいアイテムを集めてキャッキャウフフするゲームかと思いきや、礼儀という要素があるみたい。お師匠よりも高い点をとると追放されるって....なんでそんなに業界に忠実なのかw
画像引用:"IZAYOI" Board game Made in Japan | 十六夜小町 by Nanatsumu — Kickstarter
実社会で目上の者を建てる、というのも日本らしい伝統っちゃ伝統かもしれず、それがまたこの十六夜小町の可愛らしいアートワークの裏に潜んでいるというのもななつむさんならではの魅力です。可愛い、美しいだけではないところがゲームと融合している妙味こそ、日本の伝統といっても過言ではありますまい。世界でも評価されると嬉しいですな!四季折折とのセットになったプレッジも設定されてますよ。
JINGI: 2 player card game
最初アートワークを見たときは海外の方の作品だと思ったんですよね。でもよく見たら「Made in Japan」って書いてあるじゃないですか。。(´⊙ω⊙`)!
JINGIは日本語にすると「神器」だそうです。3×3のセットで相手とバトルを行うカードゲームで非常にシンプルなルールのゲームぽい。15枚のカードから3枚を駆使しながら相手との一騎打ち。このくらいライトなゲームって実は考え所が多く、ハマると楽しいのよね。更にJINGIはコンポーネントにも凝っていて、手に取りたいという欲が刺激される。アートワークもかなりカッコ良いのです。
画像引用:JINGI: 2 player card game by DegJP - でぐ — Kickstarter
カッコええなぁ....
よくよくページを読んでみるとクリエイターのDegJPさんはこれが初めての作品らしい。マジか!処女作でKicksatarterで資金集めて、しかも成功してるとかすごい。
制作環境の理由から今回のプロジェクトは限定数を設けてのプレッジ設定です。残り少ないので、興味がある人は急ぐべし。
キャンプファイア
国内クラウドファンディングでは最大手のキャンプファイアでもボドゲプロジェクトがありますよ。本Blogで取り上げた狩猟の時代DX版もキャンプファイアで現在も実施中ですな。
>>狩猟の時代DX版のご紹介はコチラ
思考と視覚で楽しむボードゲーム『Herbarium』制作プロジェクト
画像引用:思考と視覚で楽しむボードゲーム『Herbarium』制作プロジェクト - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)
ハーバリウム、はて??それっ何?ってな感じでだったのですが、プロジェクトページに書いてありました。
ハーバリウムとは、ドライフラワーなどをガラスの小瓶に入れ専用のオイルに漬けた観賞用のアイテムです。
皆さんも一度は花屋さんなどで見かけたことがあるのではないでしょうか?引用:思考と視覚で楽しむボードゲーム『Herbarium』制作プロジェクト - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)
見たことなかったんですけど、超綺麗。そしてゲームではこのハーバリウムのデザイナーとなって品評会での優劣を競うゲームです。「美しさを競う」というゲーム上の設定は、すなわちこのボードゲームも美しくなくてはならないという必然を生むわけですが、アートワークは別府さいさんが担当されているので心配なし。
画像引用:思考と視覚で楽しむボードゲーム『Herbarium』制作プロジェクト - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)
持ち運びの容易なサイズ感でアートワークよし。ドラフトがベースになったセットコレクション系かな?気になるプロジェクトであります。
ロボットvs怪獣!ミニチュアで遊ぶボードゲーム『ブンボド』を作りたい!
画像引用:ロボットvs怪獣!ミニチュアで遊ぶボードゲーム『ブンボド』を作りたい! - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)
まず、ロボットと怪獣という男子永遠の憧れを全て詰め込んだこのコンポーネントがにくすぎるブンボドです。プロトクラフトさんの最新作です。プロトクラフトさんといえばメックメイカーなど、ロボット系のミニチュアを使ったボドゲ制作のイメージですが、今回はそこに怪獣が加わっております。
画像引用:ロボットvs怪獣!ミニチュアで遊ぶボードゲーム『ブンボド』を作りたい! - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)
この設定を読むだけで男子なら胸アツです。もはや王道。ミニチュアは無塗装のものが付いてくるそうなので、自身で塗ることもできます。なお、プラモやミニチュアのごっこ遊びのことを「ブンドド」というのは初めて知りました。怪獣ごっこ遊びとか昔やったなー。眺めているだけでも楽しくなるブンボドです。ヤバイな!
Makuake(マクアケ)
ボルカルスやレヴィアスのクラファンを行なっていたMakuakeでも現在進行形のボードゲームプロジェクトありました!
バナナの木
画像引用:Makuake|とって、すべって、よこどって!新作カードゲーム「バナナの木」でござる|マクアケ - クラウドファンディング
Makuakeからご紹介するのはNIJI EARTHさんの「バナナの木」。もうそのネーミングのまま、同色のバナナのカードを集めて得点を競う、という非常にシンプルなカードゲーム。でもよくルールをみてみると防御系カードとか、攻撃系カードとかも出てくる。
画像引用:Makuake|とって、すべって、よこどって!新作カードゲーム「バナナの木」でござる|マクアケ - クラウドファンディング
最近トランプとか簡単なボドゲとかに興味を示し始めている我が家のチビ達に刺さるのは間違いない。長女なら普通に遊べるような気がするのだが、どうかなぁ....
気がかりといえば長女はバナナが嫌いである。バナナじゃなくて猿推しだったらいけるだろうか.....(違う)いやむしろこのゲームを通してバナナ嫌いをなおしてしまえば良いんじゃないかと思ってみたり。(違う)
ちょっと脱線したけど、子供と大人がサクサクあそべるカードゲームを探しているならよいんではないかと!サル可愛いしな。
まとめ
クラウドファンディングは買い物ではなく出資。その点をしっかり理解したうえで支援するのであれば、これから世に出ていく珠玉の名作をいち早く手にできるという喜びが待っている。また海外のKickstarterなら、国内では入手が困難になってしまうかもしれない未来の名作を探し当てるという楽しみも大きい。
日本のインディーズボドゲがクラウドファンディングで見かける機会が増えるのは、純粋に楽しいし嬉しい。コロナを逆手にとって国内発の世界に目を向けたプロジェクトが増えたら良いなーと、なんとなく思っているぞ。増えたら楽しそうだなー!
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