ども。コモノです。
先週、実は塗りまくっていたんです。深夜に。
いやぁ、頑張ったわ...(=ↀωↀ=)✧
まだ全部は塗り終わってないのですが、残されたミニチュアはくだんの閲覧注意の虫たちだけになったので、今日は素人にちょっと毛が生えたかもしれないペイントの様子を振り返りつつ、ボドゲのホビー要素のあらたなる1ページに言及をしてみたいと!いやペイント超楽しかったので、その辺りの楽しさをお伝えできると良いなと思います。
興味はあるんだけど、まだ筆をとっていない皆様の背中をめいいっぱい押す所存で、マイス&ミスティクスのミニチュアたちとの激闘の1weekを振り返りたいと思いますよ!
ネズミたちを生贄練習台に!ペイント技量が欲しい訳
さて、いきなり生贄とか言ってますがそうなのです。もともとミニチュアペイントをしてみたくなった本命のボドゲ、実はマイス&ミスティクスではなくてコチラのボドゲのペイントが本来の最終目標なのでした。
そう、年末から当ブログでもたびたび騒々しい記事を書いている「テインテッド・グレイル」を雰囲気たっぷりで遊びたいがために、年始にペイントを始めたのがそのきっかけなのです。このテインテッド・グレイルのミニチュア、一応今のところ順調に塗れているのですがひとつだけ問題がありました。それがこのキャラクターたちのペイント。
信じられるかい?このミニチュアの全高は4センチもないんだぜ...
このイカしたアートワークの虜になっている私、可能であればこの雰囲気を壊したくないのです。特に女性キャラについてはせっかくなら美しくしたい。オッサンキャラは最悪汚し塗装で誤魔化せば良いとしても(良くない)女性キャラはせめて見れるレベルにしたいと強く思ったのです。それにはまず技量が圧倒的に足らないという事実。数塗ってその経験値を少しでも上げたかったので、長らく放置していたマイス&ミスティクスのネズミたちを完成させ、仮に失敗しても後悔のないところまではやれる事やっておきたいと思ったのです。仕事ではまずお目にかかれないこの殊勝な姿勢、どうして仕事で発揮されないのか本人が不思議に思います・・・
ということでいざ、全長3センチに満たないネズミたちのペイントを始めたのでした。
マイス&ミスティクスって何よ?
そもそもマイス&ミスティクスってどんなボドゲよ?って方には以前のレビューを捧げましょう。なにせ我が家では4年も熟成させた高貴な香りすら漂うボドゲです。子供達と遊ぶためにずっと寝かせていたんです。それはもう大切にな。
ホントすみません。いよいよ本来買った目的だった、子供達と遊ぶ時が近づいてまいりました!チビたち、ゆるせよ。父は忙しかったのだ。
彼らが今回、ペイントされていくヒーローです。
果たしてどのような結果になるのか!ペイントの練習のつもりではあるけど、かっちょ良くなると嬉しいぞ。
1体目:確か主人公だったネズミ王子コリン
最初にまず、何もわからないまま主人公のネズミに手をつけるという暴挙。それでも見様見真似で3時間くらいかけて仕上げたのがコチラです。
ベースになる配色の部分はほぼ全てシタデル:コントラストカラーで仕上げました。コントラストカラーなら陰影も自然とつくしいいぞ!って色々なところで言われてたからです。よくよく見るとアレですが、遠目ならまぁなんとか見れるレベルに塗れました。
最初の反省点と気づき
1体塗るたびに、身についた事や気がついた事、失敗したことを振り返り、少しでもスキルアップした気分になることにしました。
- コントラストカラーとはいえ、筆の塗りムラは出来る
- 美しいグラデーションはレイヤリング必須
- グッとしまった陰影はシェイドカラーがやっぱりあった方がいい
そして何より一番の反省点と気づきがコチラです。
- 乾かないうちの2度(重ね)塗りほど愚かな行為はない
いやまじでホントこれ大事でした。塗ったところが濡れているうちにその上から筆を滑らせるとムラになるならまだマシで、半乾きの塗膜ごと剥がれたり、うっかり埃を巻き込んでくっついちゃったりと悲劇でしかありません。そして2体めに続きます。
2体目:白いローブが美しい、クレリックのチルダ
すでにさまざまな事に祈りを捧げたい心持ちですが、止まるわけにはいきません。だってもう1体塗っちゃったしな。という事で2体めはホワイト系のローブが印象的なクレリックです。
この並んでいる塗料で今回は塗りました。
手持ちのカラーだけだと心許なかったのでコントラストカラーを買い足しました。気がつかないところでお金がなくなるのは、きっとこういうところで無くなっているんだよね。。。反省。
止めておけ!という心の叫びが聞こえていたのに、チャレンジングな裾のフリーペイントに挑戦。なんとかグラデーションっぽく描けたので今のところは満足。でも本当は白いローブの下に青いローブの裾が透けてるような描写にしたかったんだけど、波模様になったのはご愛嬌。初めてのフリーペイントにしては上出来ですが、この仕上げに至るまで塗り直した回数は非公開です。
2体目の反省点と気づき
白系統は本命のキャラペイントでも使用する予定なので、その辺りも含めて色々反省しました。
- 白って色にも色々あるんだね...
- コントラストカラーの重ね塗りはかなり濃くなる
- フリーペイントは修行あるのみ。経験が物言う世界
- グラデーションをつけるならはきちっと学ぶべし
フリーでペイントしたローブの裾の部分、なかなか思うようにかけませんでした。あと細い線を同じ太さで描くのが超難しい。指先がプルプル震えるのは歳のせいではないはず。
3体目:アーチャーといえばグリーン、リリー
さて2体塗ったのでそろそろもう少し上手く行くんじゃないかという事で、塗り分けの多いアーチャーネズミにトライしましたよ。
で、グリーンローブに閃く美しいグラデーションとなるはずが....
塗れば塗るほどに混迷を極めていくというドツボに。
もはやグラデーションではなく、沼地から引き上げた布のような仕上がり。
ふぅ...どうする。( ・ὢ・ ) ムムッ
結局、マントを全部ベースカラーから塗り直し。なんとかギリ見れるレベルに。
正面から見たら方は結構上手くいっているので、それが慰めポイント。グラデーションってむずいわよ。
3体目の反省点と気づき
- レイヤリングは大胆に行く。
- ディティールは超極細の面相筆があれば怖くない
- コントラストカラーはケチるな
- コントラストカラーの溜まりすぎに注意
特にコントラストカラーの能力だけでは希望しているような美しいグラデーションはできないことに気がつきました。(技術不足だな?)ハイライトはどうしても美しさに欠けるというか、思ったような感じにはなりません。(技術不足×2回目)
コントラストカラーを塗るときは大胆にバシャっと塗らないと筆ムラの温床になることも体感できたのも大きかったです。そして何より、モールドに溜まったカラーをそのまま放置していると美しい影にならない事にも気がつきました。そのまんまの形で乾いちゃったんだよね。ただ溜まった塗料を筆先で吸い出す際も奪いすぎると期待した影がつかないし、この辺りの塩梅を上手くできるようにならないとダメなのね。
4体目:ブラウンローブの明るさは予定外、フィルチ
次もローブのグラデーションが美しいミニチュアです。暗殺者とかシーフ系かなー?手に持ったショートソードは毒剣にしてやろうと思っております。
コントラストカラーをメディウム(専用の薄め液)で薄めて、ちょっとづつ重ねていってみようと試したところ、1回目がかなりビューティホー。
この調子で行けば!と繰り返す事4回くらいだったと思います。
うっかり溝に溜まった塗料の処理を忘れてチーン....染みにしか見えない。
塗料の溜まりすぎかどうかを判断するにはそれこそ経験が物言いますが、何度か試してみれば感覚的に掴めてくる感じか。また、今回ハイライトにはレイヤーカラーをドライブラシの技法で乗せるということを試したんだけど、これはこれで割とアリ。上手く行けば結構綺麗にハイライトが入ることが判明したわ。筆でハイライト入れるの、まだ自信はちょっとないんだよなぁ・・・
4体目の反省点と気づき
- なんとなく見れるレベルにしたければドライブラシはアリ
- レイヤリングは観察力
- コントラストカラーにシェイドの組み合わせは結構イケる
- 塗りにくいところは先に手を出す
- 塗料の色味は塗ってみなければわからない
だよねー。だよねー。。。
5体目:事故った!魔術師マギノス
5体目は魔術師系のおじいちゃん(多分)ネズミ。そしてタイトルのように事故が起きたのです....なので塗り途中の写真はコレだけ。結構上手く言ってる!と思っていた時にその事故は起きました。寒かったので羽織っていたブランケットがコントラストカラーのポットに引っかかり、テーブルの上が大惨事に。うぅ...
さらに慌てた時にミニチュアの袖の部分にコントラストが飛び散ったらしく、右手の部分がブラックテンペラー一色になるという大事故に発展しました。心折れかけたわ。
5体目の反省点と気づき
- 事故った時は落ち着け
- ポットから塗料を出したらすぐに蓋を閉める
- 整理整頓
- 塗り直しは躊躇わない
小学生かよ。ですが杖に施したコントラストカラーの混色グラデーションはちょっと上手くいったのでまあ良し。青と茶色のカラーを乾く前に塗り重ねて、ちょっとうまいこと色の境目が混ざりました。これ綺麗ね。
6体目:最後のヒーロー、ネス
これまで培った反省点を全てこの1体に注ぎ込む勢いで6体目。
ちょっと胸と手袋が気に入らないんだけど、ここから1回目の塗り直しくらいならビビらず行けるぜ。その他は結構思った通りに行けてる。行けてるぞ。
うむ。上達したんでは?
6体目の反省点と気づき
- カラーリングは塗る前になるべく決めておく
- 細部の仕上げを怠らない
- シェイドでスミ入れは結構良い
- 慣れないうちの瞳は点描だけでも良いかな
- メタル系カラー、結構好き
さすがに面相筆の扱いにもちょっと慣れてきた感じもあり、細かな部分のハミ出しもかなり減りました。まだハミ出すけど、減ったのが大事だわ。あと瞳の処理は慣れないうちは点描でポイっと白を乗せるだけでも変わります。モンスターなどの悪者系ならシェイドで暗く落とすだけでも雰囲気あるよ。無理して描くとドツボなので今後もちょっとずつ練習したいところです。ヒーローたちはなんとか揃ったので、最後に大型モンスター2体を塗りまして、いったんひと段落です。
ベース先に塗るべきだった。。どうする俺。 pic.twitter.com/fh8HfyQ3jA
— コモノックス (@komonox) 2022年1月22日
なお、成長はしていない模様。
仕上げ:トップコートの有り無し
仕上げにトップコートをかけたよ。トップコートって存在を知らなかったんだけど、フォロワーのかまじさんからアドバイスいただいたので半光沢とマットを手に入れ、今回は半光沢を塗ってみた!
おお!素晴らしいですね!
— かまじ (@kamaji_G) 2022年1月11日
赤はシタデルは発色性は高いですが、分かりやすい赤って色はあまりないですよね。ファレホのメカカラーははっきりとした赤もあるのでおススメです。ボードゲームの駒みたいに見やすさ重視だと割といい色あります。
あとはよく触るのでトップコートもぜひ。マットと半光沢で。
経験者のアドバイスは本当にありがてぇ.....
こちらがトップコートをかける前。
で、トップコート(半光沢)を塗ったあと。
思っていたよりもツヤツヤ感アップ。これはこれで嫌いじゃないかも。でもテインテッド・グレイルは寂れた石像とかの雰囲気なので、トップコートはマット仕上げにしてみようと思います。トップコートなしの画像はアップの方が伝わるかしら。
なしだとちょっとサラサラしたような質感なのです。
でも普通なら半光沢くらいがコーティングされてる感じあって安心できる雰囲気あるな。半光沢▶︎マットの2重がけしても良いのかしら?良いのか?テストしてみるか....実験ってちょっと楽しい。
マイス&ミスティクスのコマペイントまとめ
約1週間、日替わりで1体づつ塗ってみましたがめっちゃ楽しかった!ブツブツ言いながら深夜に塗っていると気がついたら25時過ぎとか当たり前でした。時間泥棒よな。最初細かな塗り分けに指がプルップルしてたのに、6体目にもなるとあまり震えることもなくなってましたな。手首の固定と手先の動かし方がきっとポイントに違いないわ。
試しにゲームボードに乗せてみたけど、やっぱり満足感あるわー。楽しいわー。細かなところは反省点やああしたら良かったとか、こうしたら良いんじゃないかとか溢れるくらい色々思うことある訳ですけども、なんかこう出来上がっていく過程に湧き上がる楽しさがあるなと思います。
特に塗り分けがガタガタのふちにシェイドが溜まってそれっぽく見えた時とか、ドライブラシでエッジにハイライトがのってそれっぽく見える瞬間に、たまらなく嬉しくなるのが良いです。なんというか下手なんだけど上手くなったような錯覚が病みつき感を呼びます。コレで少しはテインテッド・グレイルのキャラペイントに挑む心構えも準備できたので、あと少しアイテムを揃えたら来月はいよいよ本命に行く予定。マイス&ミスティクスも残った僅かなアレを塗って完成なので、終わったらいよいよ子供たちと遊ぼうと思います!
残ってるのはコレね・・・ちょっと色も直さないとね。。
何か気になるという人は、よくよく目を凝らしてみてくださいませ。(閲覧要注意生物につき、集団化してるところは見せられないよw)
おまけ
今回塗ってみて、筆って大事だなってとても思ったので使いやすかった筆をご紹介しておきます。色々あるので迷うところだけど、今回活躍したのはタミヤの面相筆だよ。
ドライブラシももう少し筆を選ばないとなぁ・・・
【マイス&ミスティクス販売情報】
ちょっと前のゲームですが、まだ入手できるんです!
塗らなくても楽しいぞ。
ミニチュア(フィギュア)ペイントの記事
おすすめのミニチュア系ボドゲあります