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【ボードゲーム】ネモの戦い ~海底二万マイルを超えて~|孤高のオッサン、ネモ艦長来たる!憧れのノーチラス号と巡るマイ海洋冒険譚が爆誕。

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ども。コモノです。

 

ジュール・ヴェルヌの名作を元にしたボドゲ「ネモの戦い ~海底二万マイルを超えて~」が遂に届きました!あのノーチラス号に乗って世界の海を巡る冒険の物語がテーマの本作はソロプレイをメインとして作られており、協力プレイモードがバリアントルールというかなり珍しい作品です。

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ソロ好きとしてはこれはちょっと見逃せなかったボドゲなので、ついつい無心にポチッとやっちまいました。海外での評判も高くて興味はあったのですが言語依存がかなりあるコンポーネントだったので半ば遊ぶのを諦め掛けていたところ、アークライトから日本語版が出たのです。アークライトよありがとう。

ソロゲーマー期待の新作、早速ご紹介したいと思います!

 

 

ネモの戦い ~海底二万マイルを超えて~ 完全日本語版

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プレイ人数:1〜4人
対象年齢 :90分
プレイ時間:14歳以上
国内出版元:ArclightGames</span

arclightgames.jp

ネモの戦い〜海底二万マイルを超えて〜 エラッタ情報

arclightgames.jp

Boardgamegeek

boardgamegeek.com

 

「ネモの戦い ~海底二万マイルを超えて~」とは?

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無敵の潜水艦ノーチララス号といえば、ネモ艦長。ネモ艦長は海中をこよなく愛し陸上を忌諱するようなちょっと変な人ですが、世界中の海をノーチラス号で巡り商船や軍艦をことごとく沈めて回ります。普通にヤバイ人よね。一方で知的探究心旺盛で紳士な側面もあり、ノーチラス号を駆り世界の争いの元になる軍隊を撃破したりと愛情深き人物でもあります。本作はそのネモ艦長の冒険が卓上で楽しめるというイベント解決型のボードゲームです。

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海底二万マイル・神秘の島に忠実と言われる本作でネモが戦いの果てにたどり着くエンディングは一体どんなものなのか。ノーチラスを改造しながら船を撃破しイベントカードを手繰る自分だけの冒険譚。ソロプレイの評判が良いのわかる.....

アートワークはイアン・オトゥール!

デザイナーのクリス・テイラー氏は過去作をチェックしてみてもあまり国内では見かけたことがない御方。このNemo's warが代表作になるのかな?ボードゲームフリークの方はデザイナーよりもアートワークを担当したイアン・オトゥールの名前の方が馴染み深いものがあると思う。

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ラセルダ作品を手がけている事でも知られているイアン・オトゥール。本作のアートワークにも期待が高まってしまいますぞ。

基本はソロゲーム

冒頭でも触れましたが、ネモの戦いは基本がソロゲーム設計。バリアントルールとして協力型、半協力型の2つのルールがありますよ。バリアントルールではゲームの進行に多くの決定権を持つネモ艦長の役割を交代しながら遊ぶことになるのだけど、面白そうなのが当直士官という役割。ゲーム内アクションの成功判定時に自分の持っているキャラクターを使用するかどうかの決定権を持つのです。ネモ1人の判断だけではゲームが上手くいかないようなルールとなっているのでバリアントルールも面白そうだぞ。誰か1人は経験者が入って遊んだ方が良さそうです・

 

コンポーネント

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箱を開けて飛び込んできたのがエピローグ集なる冊子。エピローグに冊子があるだと....読みたい衝動MAXですが、ぐっとこらえて傍に置きましょう。(のちによくルールを確認したら、このエピローグ集は途中で挫折する結果となった時に読む事になる模様....)

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コンポーネントはカードとトークン類で構成されている割とシンプルなもの。なのだけどちょっとトークン類が小さい。数も1つしかないトークンもあるので無くさない様に注意が必要だぞ。あとタイルが若干抜きにくいので、破れたり折れたりしないように注意した方が良いと思う!(微妙に折れた...ToT)

メインボード

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横長のマップは結構幅をとる事に。ボドゲの大箱3つ分くらい?ソロプレイをするにしても結構スペースは必要になると思うので広めの場所を確保しませう。

冒険カード

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ネモの戦いは基本的にカードをめくってテキストを読み、指示にしたがって問題を解決していくタイプのゲーム。冒険カードにはネモ艦長たちが直面する問題とともに、背景となるフレーバーが記載されているよ。ゲームには直接影響がないけれど、冒険譚をより楽しむためにはゆっくり読みながらプレイしたいところ。原作を読んでないことが悔やまれる。

ノーチラス号

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海底二万マイルでは驚愕のシステムで活動する潜水艦ノーチラス号。造形は少しスチームパンクっぽいデザインとなっているよ。コレはかっこいいですわ。


ネモの戦い ~海底二万マイルを超えて~の遊び方とルール

ゲームは目標点を上回るスコアを目指すタイプでソロ系のゲームではよくあるシステム。全部で3つのパートに分かれており、最終幕でフィナーレカードを公開できれば冒険は終了となる。

手番での流れはシンプルなものの、それぞれのステップで行う処理は結構細かい感じ。よって詳細説明は省きます!(間違えて書いちゃいそうだからな)

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特にアクションの成功判定はゲームに不慣れな方は戸惑うかもしれない。というか戸惑った。。。ルールブックの記載も細かいのでなかなかややこしい。それでもボチボチ拾い読みしながら3回遊んだあたりから、かなりスムーズになりました(笑)

イベントフェイズ

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冒険カードを1枚めくってその内容を解決するよ。記載された条件を満たせば成功として最後に得点になってくれるカードもある。

テストアクション

冒険カードにはテストと呼ばれるアクションが描かれている事がある。その場合はダイスを2つ振って成功判定(記載値以上の目が出れば成功)を行うよ。その結果によってイベントが処理される。

配置フェイズ

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ちょっとややこしいのが配置フェイズ。ラウンド(幕間)ごとに指定された数のダイスがあるので、毎ラウンドそれを振って色々決める。以下の3つのターンを順番に処理していく。

  1. AP(アクションポイント)の獲得
  2. 船艦の配置
  3. アクションの実行

アクションポイントは次のラウンドに1だけ持ち越すことができるのだ。

雌伏ターン

ステップ1のダイスロールでゾロ目が出たらそのターンは雌伏ターンという特殊なターンになる。「ノーチラスは静かに身を潜めている」という設定みたいで、冒険アクションで入手できる財宝トークンが増加したり、世界の海で財宝が新たに発見されたりする。財宝トークンは最後に得点となる他、トークンを破棄するとアクションの成功判定時に補正値が手に入るなど良い事が多いのでたくさん持っておきたい。

悪名トラック

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特定のイベントやアクションで船艦の攻撃を行うとノーチラス号の悪名が高まる。この悪名は一定数を越えると悪い事しか起きないので、なんとか増加を抑えたい部分。ただし船艦を沈めると必ずと言って良いほど増加するので良く考えながら沈める船を決めよう。

回収船

しずめた船は撃破数として記録できる他、回収船としてノーチラス号の装備品コストとしても使用できる。この場合は撃破数として記録できないので船艦トークンに記載されている得点などを諦めなければならない。

DRM値

アクションターンでは必ずと言って良いほどダイスによる成功判定を行う。この時にダイス目に補正をいれる事ができるのがDRMだ。これ、TRPGを遊んだことある人にはおなじみのシステムですわね。基本は2D6なのでそこに補正値を加えて行きます。

「2D6=2個の6面ダイスをふる」です。3D6なら3個のダイスだ。「D」の後の数字はダイスの種類を指す。ダイスには一般的な6面体以外にもあるのでこういう表記になるのだな。

 補正はノーチラス号の持つ各リソース(ネモの士気・乗組員・船体)や財宝トークンなどを使用するよ。

 

ネモの戦い ~海底二万マイルを超えて~のまとめ

都合3回ほど遊んでみた訳ですが、今の所回数を重ねるごとに面白さが増してます。まだきっと勝ち筋を探るというか、そういうところまでは行き着いた感じがありませぬ。

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ってか、目標値が高すぎて果たしてどうしたらあんな点数になるのかが分からないw

あらゆるところで消えていくノーチラス号のリソースや、ここぞ!というときに失敗するダイス判定に翻弄されまくりますが、それでも海を巡って船艦を撃破し得点を集めたり、冒険カードのテキストを読んでワクワクしたりとソロプレイでたまに発生する作業感はほぼ感じることなくゲームの最後まで遊べます。

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得点を目指してまっすぐ考えるのもアリだとは思うのだけど、冒険カードに描かれているテキストを読みノーチラス号やネモ艦長に思いを馳せつつ、ドラマチックなセリフを考えたりしながら遊んでると90分とかでは終わりません。その分終わった後の満足感はかなりしっかりあります。原作となった2冊を読んでいればまたさらに楽しめるのかな?と思うけど、このゲームだけでも結構なドラマ感味わえると思う。

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ノーチラス号もかっこいいので、駒を進めてるだけでも結構楽しい。色塗ったらさらに楽しそうだよね。ネモ艦長が航海に出た動機が描かれたタイルによって取るべき戦略が変わるのも面白く、この動機なら船艦をたくさん沈めてだな....みたいな楽しみ方もできるので繰り返し遊ぶのも飽きなさそう。

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ダイスロールにかなり左右されるところがあるので、運の要素を感じる場面はあるのですが、まぁ人生もそんなもんだしね。ネモ艦長と一喜一憂しながらその逆境をなんとかすべく考えながら遊ぶべきゲームかなと思います。ダイスゲーム好きなので個人的には全く問題なしですが、気になる人は気になるかもしれません。

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ネモはなぜ船艦を沈めて回るのか?なぜ悪名なのか?世界を救うヒーローのようにネモを捉えていると戸惑う単語がたくさん出てくる本作。海底二万マイルを知っている前提でゲーム内の単語設定がされていると思われる箇所が多数出てくるので、そういう事前知識は最初にあったほうがより楽しめるかな。アタシは読んでなかったので背景理解が終わるまではちょっと違和感あったのです。が、なぜネモが帝国船艦を沈めて回るのかなんとなく理解できるようになってからはテンションあがりました(笑)

噂に違わぬソロプレイ感が強烈なネモの戦い。なんども繰り返し遊ぶことでかなり楽しさが増していくゲームじゃないかなと思います。爽快感とかあまりないので諸手をあげて誰にでもおすすめできるようなゲームではないかもしれないけど、1人でしっとり冒険小説を読んだりするかのようなプレイ感が味わえると思うぞ。ソロプレイ好きな方はぜひ!

とりあえず、、200点は超えたいんだけどどうすれば....(=ↀωↀ=) 

 

ネモの戦い ~海底二万マイルを超えて~販売情報

 

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