みなさんこんちは。コモノです。
今日は「ダイスセトラーズ 日本語版」のご紹介です。先日テンデイズゲームズ から発売されたばかりの新作。デザイナーはこちらも国内流通始まったばかりの「アナクロニー 日本語版」と同じDávid Turcziの作品ですな。Dávid Turcziは「テオティワカン:シティオブゴッズ」のソロモードもデザインしてるので、ぼっちのホビーBlogとしては押さえておかなければ名前のようだということは判った。
で、なんて読むんですかね?彼のお名前・・
さて「ダイスセトラーズ」は今年の初めだったかしら、Kickstarterでプロジェクトが走ってるのは覚えてた。アートワークが自分の好きなMihajlo Dimitrievski(さらになんて読むかわかんない...)だったので覚えてた、のだけどいつものように資金難からお見送り。。。世知辛いすな。
その後すっかり忘れており、テンデイズさんから今年日本語版発売のアナウンスがあってお見送りしたことを思い出したという作品だ。可能なら日本語版で遊びたい人なのでちょっとラッキーだった感あるな。
事前情報はダイスを使ったバッグビルディング。バッグの中にあるダイスを引いてリソースとして使っていくアレだと思う。オルレアンとかアルティプラーノとかがこのシステムを導入してるヤツな。オルレアンは楽しかったからきっとダイスセトラーズも楽しいはずである。最近ゆっくりプレイする時間がない(いつもの事だけど)のでザザッと開封レビューをお届けするよ!
【目次】
〈ダイスセトラーズ って?〉
「セトラーズ」ってある通り、入植者たちの新天地での生活というか発展をテーマにしたストラテジー系ボードゲームな。
画像出典:Dice Settlers by NSKN Games — Kickstarter
当時の印象は「カードかわいい」「ダイスじゃらじゃら」「タイルがヘキサゴン」ってくらいだった。デザイナーのことも調べなかったので自動的に「予算に空きがあったら枠」に。そのまま結局お見送りしてしまったわけなのだが。。。
新天地に入植し、そこで新たな生活を始めていく。その冒険心豊かなスピリットをダイスを使ったメカニクスで表現できているのか、それがキモになるのだろ?
諺:人生なんてギャンブル(嘘)
ダイス&バッグビルディングなので運の要素は少なからずあると思われ、さらにストラテジーと名乗る以上、多様な戦略が取れるんでは無いだろうか?と勝手に期待しちゃっている。そうそう、4X(探検・開発・拡張・殲滅)ストラテジーって意味は初めて知りました。ダイス好きだからそれだけで加点要素なんだけども、コンポーネントがパッと見は牧歌的な感じがしたので「殲滅」(直接攻撃の事だな)って言われるとちょっと混乱はする。 。。さて如何に?
〈開封〉
ダイスセトラーズ 日本語版
プレイ人数:1〜4人
プレイ時間:45〜60分
対象年齢 :14歳以上
Boardgamegeek
コンポーネント全体
タイル系ボードは5枚。ほとんどがマップタイルなのでトークン類もそんなに多くない印象。ダイスとカードとバッグ。あとはコマ類。
結構シンプルな感じ。
マップタイル
マップにはナンバーと効果アイコン、勝利点などが記載されてる。でもさっぱりしてるので視認性は良い。
入植者が触れる新しい大地。6角形ってのが好みだぞ。
トークン類
キックスターターのデラックス版だとリアルトークンだった資源系トークンは紙製。
4種類の資源と勝利点トークンだけなので、多くはない。
ダイス&バッグ
アクションを決めるダイスたち。6種類ある。色はマップの種類に対応していて、ダイス獲得時にはその色のマップを支配か統治してなければならない。
なんでもかんでも獲得できないあたりに好ましい悩ましさを感じますな。真ん中にある白いダイスはソロゲーム用の特殊ダイス。
ダイスを入れるバッグ。もうちょっと雰囲気があったら良かったのになー。
技術カード
戦略性に大きく影響する技術カード。「研究」というアクションを経てその効果を得ることが出来る。アクションに影響したり、ダイスに影響したり、勝利点計算に影響したりと結構色々効果があって戦略性に幅を持たせるヤツ。
9枚を選んで使用する。ゲームごとに変えて遊ぶことができるよ。
初期推奨セットの技術カードたち。ゴールドラッシュとか斥候とか、効果としては控えめなほう。
〈ゲームの流れ〉
細かく記載すると大変なことになりそうなので、ものすごくざっくり記載するよ。詳しくはルールブックを参照されたい。
ソロでもなかなかに華やかな場になる。良い感じですな。
勝利条件
ラウンド終了時、以下のいずれかの条件を満たしたかどうかチェック。
家コマ5個をマップに配置したプレイヤーが1人以上いる
勝利点ストックが尽きている
マップタイルが尽きている
ダイスストックが2色以下
1つでも条件が当てはまる場合、次が最終ラウンドとなるよ。最後の整理フィエズを終えた後、得点計算を行い点数の一番高かったプレイヤーが勝ち。
大まかなラウンドの流れ
ゲームはラウンドを繰り返しながら進む。ラウンドは大きく分けると3つのフェイズで構成されている。
ロールフェイズ
ダイスドローを行い、アクションフェイズに備えるのだ。ダイスドロー後にバッグが空になった時のみ使用済みダイスをバッグに戻す。これ、勘違いしやすいかも。。。でもダイスセトラーズから運の要素を減らす重要なルール。注意だな。
アクションフェイズ
いくつかのアクションのうち、1つを選んで実行する。スタートプレイヤーから順番に全員がパスするまでくるくる続くよ。自分の手番では同じアクションを2回以上実行することはできないので注意だぞ。アクションそれぞれには条件や効果詳細がある。ルールをしっかり読まれたし。
整理フェイズ
ダイスを使用済みダイスに移動し、アクションマーカー類を元に戻す。このフェイズではダイスをバッグに戻さないことに注意だな。
〈ソロのお相手はダイソニア〉
ソロゲームは最近流行になりつつあるBotさんのダイソニアが対戦相手。これの処理に最初戸惑ったのだけど慣れたら結構サクサク進む感じ。ダイソニアさんは基本的にアクションを行う時コストとか払いません。
なにそれずるいやん...
けど、とても面白いシステム。配置されたダイスはそのアクションのパワーとしてカウントされる。アクション選択方法も特殊ダイスの結果次第なのだけど、パワーが加味された選択方法になるので全体的に運そのものが2回のダイスロールに集約されるという上手い作り方。
パワーの強いところにアクション結果が集まりやすいので、運と言えども理にかなった行動をダイソニアさんは選択されます。なんかすごいなー。。。ちょっとヤリこみたい。
〈まとめ〉
ここまでの短絡的な印象ですが、とりあえず惚れた。
ストラテジーゲームの基本がぎゅっと詰まったダイスセトラーズ。しかもぎゅっと詰まってあまり余計なものは付いていない感じで、ダイスとバッグビルドによるランダム性がもたらすリソースを毎ラウンドやりくりしながら自分の勢力を拡大させていく。
ダイス振ってじゃらんじゃらんって思ってましたが意外と運要素は抑えられてるような仕組みで、なんか凄いなーってなりました。
でも、、これ慣れたゲーマーな方だと、結構サクサク終わっちゃうかもですね。
ビギナーなコモノ、バッグビルドだとラウンド終了時に使ったダイスを全部元に戻したくなるんですがダイスセトラーズではそれをしない。全部のダイスを使い切ってからバッグに戻すので、手持ちのダイスの種類は常に把握しておく事で次の手の予測が立つ仕組みなのだね。ははぁぁぁ・・・凄いな。
この仕組みだと運の要素は確かに入るものの、数ラウンド以内で起こせるアクションは把握できるのでそれを考えながらゲームを進めていくあたりにポイントがありそう。タイル配置で統治されたマップが増えてくのも楽しいし、技術カードとか使い始めたら色々戦略の幅が広がりそうで考え所もかなりありまする。
技術カードの背面にはフロンティアのロマンが詰まっておりました。
まだ通しでテストプレイすら終わってないのではっきりとした感想は言えないのだけど、プレイ感は全然重くないのにずっと考えてるあたりとか結構好みに刺さるのです。
ダイスセトラーズやばい、思ってたよりかなり楽しめそうでやばい。テオティワカンのプロモもついてるしヤバイ。NSKNの2作品、どっちもポチって良かった!(現時点の感想)
でも、テオティワカンもまだ十分遊べてないのに....時間くれ時間w
おぉぉぉーん。。。´;ω;`)ブワッ
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