ぼっちのホビーBlog[ボドゲ版]

主にボードゲーム中。ぼっちの時間を豊かにしたいブログ。

【ボードゲーム 】ブルゴーニュ:カードゲーム (The Castles of Burgundy: The Card Game):15世紀のロワール渓谷。『フランスの庭園』と呼ばれる優雅な領土を築くのだよ!

ども。コモノです。

 

ずいぶん前に購入していたのですが、なかなか遊ぶのに腰が重いボードゲーム ってありませんか?我が家にはそういうボドゲが結構あります(それは積みゲーという)

3月末にインフルエンザで家庭内ニートを過ごしていた時、ふと棚を眺めていて手に取り、ズッポリハマった小箱系ボードゲームがありました。それが今日ご紹介するブルゴーニュ:カードゲームです。

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元となった「ブルゴーニュ」はシュテファン・フェルトの名作として誉れ高いボードゲームですが、そのカードゲーム版である本作も小粒ながら「ブルゴーニュしてる!」というゲーマーの皆さんの評判を色々なところで見かけるボドゲ。しかもプレイ人数が本家ブルゴーニュとは異なり1人〜となっていてソロゲームも可能!

それは気になりますわな。(積んでた癖によく言う)

 

昨年末に浮かれ舞い上がってポチっていたのですが、年末年始の怒涛のボドゲ到着ラッシュに埋もれてしまい、至極の小箱は開けられることなく積みゲーになっておりました。反省です。

 

今日はそんなブルゴーニュ:カードゲームをご紹介してやろうと思いますよ!

 

ブルゴーニュ:カードゲームって?

ブルゴーニュという超有名なボードゲームのカードゲーム版。元になったブルゴーニュは2011年の発売なのに未だBGG評価8.1を誇る人気作ですよ。遊んだことある人もおおいかな?

boardgamegeek.com

このブルゴーニュをカードゲームとして遊べるようにしたのが本作だぞ。

 

舞台となるのは15世紀のフランス・ロワール渓谷。プレイヤーは当時の君主となり、交易や建築、科学の研究などを通し財をなしますよ。百年戦争が集結しヨーロッパ全土にルネサンスの風が吹き込んだ15世紀後半。後世、フランスの庭園と称されるほどに栄華を誇ったロワールの地で、富と名声を求め成功を目指すのだな!

(もちろん行ったことないけど)現代のロワール渓谷は世界遺産に登録されてて、当時の素晴らしい古城がいくつも残ってるらしいぞ。

ロワール渓谷 - Wikipedia

これは妄想しがいのあるヤツだな!?行きたいぞ!

 

【目次】

 

ブルゴーニュ:カードゲーム

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プレイ人数:1〜4人

プレイ時間:30〜60分

対象年齢 :12歳以上

 

alea(アレア)の小箱はなんかこう高級感っていいますか、品がある感じがして好きです。同じaleaブランドに連なるボードゲーム の名前を見ても、やっぱりこう品があるっつーかなんつーか、、、(判ってない)

 

ブルゴーニュ:カードゲームのコンポーネント

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小箱でカードゲームなので、まさにカードしか入っておりません。サイズはミニユーロサイズかな。スリーブに入れるとそのまましまえなくなりそうなので悩ましいところ。

ルールブック

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この他にメビウスさんの日本語訳がついてました。あと内箱がなにやら緻密で細かいデザインだなーと思って良く見たら、そこには「alea」の文字が!

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「芸がこまかい」という見本w

 

ゲームの主役はやはりカード

カードゲームなので、カードで全てをまかないます。何種類もあるので、しまう時も混ぜ混ぜしすぎると次回の準備は大変になるぞ。

表示カード

ダイスの目が描かれた6枚のカード。(写真の1番左のやつ)

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アクションボードみたいな役割になるよ。この横にアクションカードが並べられてサプライを形成するのだ。 

スタートプレイヤーカード

文字通り、スタートプレイヤーになる人が持つカード。

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商品の売買でプレイヤー間を移動するので、プレイ中に結構行ったり来たりする。

計画/資産/倉庫カード

プレイヤーの資産や勝利点などを並べていくカード。

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プレイヤーボードの代わりになるよ。 

商品(3種)/動物(4種)カード

売ったり買ったり、資産形成で大事なヤツ。まず商品カード。

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 カードの上部に描かれたダイスの目をプレイする事で売ることが可能。

こちらが動物カード。

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牛をみるとGWTを思い出してしまうw

動物カードは揃えた種類によって得点が変わるよ。セットコレクションぽい。

ラウンドカード(A〜E)/ボーナスカード

右上のラウンドカードには早い者勝ちのボーナス付き。各ラウンド1番最初に3枚のセットを作ったプレイヤーが、そのラウンド中に独占できるボーナス(3枚のセット完成ごとにボーナス発生)が描かれている。ラウンドが先に進むにつれて取得可能なボーナスの種類は減っていくのだ。

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下段はボーナスカード。特定の条件(色別の3枚セット)を満たすと得ることができるカードと、全種類の建物を立てた時のボーナスカード。全種類のボーナスは獲得順で勝利点が異なるよ。 

勝利点/労働者/銀カード

樽のイラストはゲーム中に得た勝利点を示すカード。

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こちらが頻繁に使うことになる労働者と銀カード。

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労働者カードと銀カードもアクションを通して勝利点に変換することも可能だぞ。労働者カードはダイス目の代わりとしても使えるので、結構いい仕事する。

アクションカード

このブルゴーニュのカードゲームのキモ。 

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牧場

資産に配置した時に動物カードを1枚もらえる。

鉱山

資産に配置した時に2銀もらえる

知識

資産に配置した時に2労働者もらえる

鉱山

資産に配置した時に2銀もらえる

資産に配置した時に1商品を倉庫に受け取る

修道院

資産に配置した時に何ももらえないが、他の施設の代替として置ける。

単独で3施設建てる事ができれば、6勝利点。

建物

建物には種類があるよ。それぞれで発生する効果が異なる。カード下部にアイコンが描かれているので慣れれば見ただけで判るようになるとおもうぞ。

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建物カードは種類に関係なく3枚で勝利点を得る事ができる。 

資産に配置した時にプラス1アクション。 計画→資産配置の実行でも商品売却でも、任意のダイスを使用した場合同じなのでなんでもOK。

 

このアクションを駆使して勝利点を稼いでいくのだ。

 

ブルゴーニュ:カードゲームの遊び方

細かなルールはルールブックを参照してもらうとして、おおまかな流れをざっくりとご紹介。

・ゲームは5ラウンド制

・1ラウンドに各プレイヤー6回アクションを行う

プレイヤーは手番で自分の山札(6枚ある)から2枚を引いて、いずれかのカードを選択してプレイする。プレイしたカードは捨て札に、残したもう1枚のカードは次のアクション時に残すのだな。

 

プレイヤーには毎ラウンド6枚の手札の山が配られる。自分の手番で2枚手札を引いて・・・そのうちの1枚を使用する。

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手札として使用するカードは絵柄に関係なく、上部のダイス目だけを使用するよ。

写真左のカードのダイス目は「1」なので、カードの獲得アクションの場合は下のようになるよ。

・表示カード「1」の横にあるカード「鉱山」を獲得

・プレイしたダイス目「1」のカードは捨て札へ

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・獲得した鉱山は計画カードの下に配置。

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これで手番が終了、次のプレイヤーに移るよ。自分の手札の山が終わるまで、コレを順番に繰り返して1ラウンドが終了するのだな。

アクションの種類

選択できるアクションは全部で6種類。

a)カードの獲得

対応するダイス目と同じ場所のディスプレイからカードを1枚獲得して、計画エリアに配置する。

b)カードの配置

計画エリアに置かれたカードのうち、プレイするダイス目と同じダイスのカードを資産エリアに配置する。資産エリアに配置したカードごとの効果を得る。

c)商品の販売

プレイするダイス目と同じダイスの商品を全て倉庫から出し、販売する。販売した商品は資産カードの横に勝利点が見えるように配置。販売した商品と同じ数の銀カードを受け取る。

d)労働者の雇用

ダイス目に関係なく、手持ちの労働者が2枚になるように労働者カードを獲得する。(手持ち0枚なら2枚、手持ち1枚なら1枚の労働者を得る事ができるよ)

e)銀の獲得

ダイス目に関係なく、銀カードを1枚獲得する。

f)労働者/銀の売却

労働者カード、銀カードをまとめて売却。売却した枚数を3で割った勝利点を得ることができる。

 

アクション時の補足

労働者

労働者カードを追加してダイス目を調整できる。労働者1枚につき、ダイス目を1増減できるよ。ダイス目「1」カード+労働者1枚=ダイス目「2」または「6」のカードが対象となる。

1ターンに1回だけ、銀カード3枚をサプライに戻すことで追加のアクションを行うことができる。追加アクションは山札から3枚のアクションカードを引き、任意の1枚を選択してアクションを実行する。

 

 

お試しソロプレイ

ソロプレイでサクッとお試し。

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ソロプレイは2名時のセットアップと同じ準備を行うのだけど、仮想の対戦相手と毎ラウンド勝利点比べを行い、1回でも負け越したら即時ゲームが終了するという中々アツいルールとなっていた。それでもルール確認を兼ねてボチボチ遊びましたけど・・・

なにコレかなり面白い! 

 

ソロプレイの仮想敵は予め決められた山札をラウンドの最初に公開するのだけど、ラウンド終了時に相手の勝利点を上回っていなければならないというルール。

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つまり毎ラウンド超えなければならない勝利点が目の前に示されるので、ビギナーはそれをこなすのだけでもかなりの集中力を必要とする。

もはやフランスの庭園を美しく創り上げるとかそう行った壮大な理想はどこかに行き、目先の牛や豚を追いかけ労働者をガシガシこき使うという現実プレイ。

上手く行ったり行かなかったりなのだけど、ソロでも結構アタマを使うことはまちがいなく、ギリギリでラウンドクリアすると中々の爽快感があるよ。

 

後世に名を残すような名君主になる道は遠いな・・・(´;ω;`)ブワッ

 

まとめ

 「ブルゴーニュしてる!」かどうかは本家ブルゴーニュを未プレイなので判断がつかないのだけど、ランダム性のあるダイス目を使用したアクション選択の割には自分でコントロールしている感じ(錯覚?)があってイイと思う!建物が手元に立ち並んでいくのも気分が良いし、労働者や銀の取り扱いも設定とうまくかみ合っているので当時の君主感も出てるんではないでしょうか?銀3枚で追加1アクションが出来るとか、なんか好きだわー。

豪華セット(気持ちだけ)でソロプレイの図

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プレイが終わった後のテーブルの美しさもかなり好みだし、ソロでもしっかりとボードゲームっぽい悩ましさが感じられるあたりはかなりポイント高し。プレイヤー同士で遊ぶならどのカードを狙っていくのかインタラクションも出てくるのだろうね。

カードゲームの中では個人的ランクの上位にハマってくるボドゲでした。何度かダイニングテーブルにカードを広げたままで寝落ちしてますが、ブルゴーニュ:カードゲーム面白いよ!

 

ボードがある大掛かりなボドゲはあれだけども、というビギナーの方も楽しめるとおもうぞ。あぁ、書いてたらまた遊びたくなってくるね・・・

 

 

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Amazonで継続的に買えるのもよし。ただし並行輸入品は日本語のルールがついてこない事があるので注意だぞ。よく確認しよう。

本家ブルゴーニュは在庫切れだの。

ブルゴーニュ (Burgund)

ブルゴーニュ (Burgund)

 

 

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