ども。コモノです。
コモノは基本的にお金のことを考えるのがとても苦手で、よく言えば江戸っ子気質。悪くいったら浪費家。spendthriftってやつです。宵越しの銭なんざ持つくらいなら呑んぢゃえ!ってね。落語に出てくるダメ亭主系である自覚はありますです。あの有名なダンテの神曲−煉獄編ならば、第四(怠惰者)・第五(貪欲者)あたりになりますでしょうか。
怖いですね。ちゃんと読もう・・・
あ、お酒は一滴も飲めない下戸ですけどもね。
本日はそんなコモノが魔界でお金儲けをガッポガッポする「DARK ASSEMBLY 暗黒議会」の開封レビューをお届けいたします。魔界でもお金が大事とは、いいとこですね魔界。たぶん搾取される側になるんでしょうけど・・・魔界にも希望が持てます(どんな希望だ)
以前秋葉原のイエローサブマリンの中古棚で、ソロプレイに対応している黒い箱のボードゲームを見かけました。見た目からして惹かれるそのボードゲームは「暗黒議会」という名前。暗黒議会、よもやフォースとか出てくんのか?くらいに思ってたんです。
その時は手持ちもなくまた今度でいいかなと思って買わずに流したのですが、その後どのお店にいっても、ネットで検索してもお目にかかることが出来なくなりました。見かけても高額なプレミアがついててちょっと躊躇してしまう感じ。
暗黒議会はソロプレイに対応しているワーカープレイスメントで、ぼっちのホビーBlogとしては貴重なゲーム。それを覚えていたので調べてみれば、2015年のゲームマーケットで発表された操られ人形館さんのボードゲームでした。いわゆる同人系にあたるゲームです。HPの説明を読むと「あ〜、これはコモノのタイプだわ。好きだわ。欲しくなるわ〜ってか、欲しい。」系のゲーム。
やっちまった・・・・、とコモノはその時に思いました。やはり出会った時に稲妻が走った(走ってない)ゲームは絶対その時に手に入れなければ・・・
同人系のボードゲームは生産量が限られているため市場から消えてしまった場合、手に入れるのが難しくなります。(同人系は再販や増版しないことも多い)気がついた時には後の祭りが世の常。しばらく悶々しながらネットの中古を探し回っていたのです。
そうこうしているうちに年末に差し掛かりゲームマーケットの時期になりました。操られ人形館さんもどうやら出展される模様。これはダメもとで聞いて見たらよいのではなかろうか!と閃きまして、意を決してHPのお問い合わせフォームからもう購入は出来ないですか?と訊いてみたところすぐに回答が。
「暗黒議会は在庫終了で再販の予定はないです」
だよねー、だよねー、と思いながらメールを最後まで読んでみたらば、、、
「予備がないか確認するのでお待ちください」
・・え?
わざわざ探してくださるんですか?!
なんだこのホスピタリティ溢れ返る対応は。。。もう待つに決まってるじゃないですか!あったら是非購入したい旨をお伝えし、じっと待つコモノの元に「見つかりました。ゲームマーケット会場でお渡しできます」との返信が。
操られ人形館さん超神対応。Σ(*゚д゚ノ)ノ!!
ありがとうございます!買います!と返信をし、ゲームマーケットの会場で無事購入できたのです。
なんかゲームの内容というより、わざわざ探してくださった操られ人形館さんの対応に感動した事だけでブログ書き切れる勢いですが、それもちょっと違うと思うのでしっかり暗黒議会の開封レビューをまずお届けしたいと思うぞ!
〈開封!〉
まずは箱。魔界の議会なので、荘厳なシルエットでお出迎え。
お、おぅ。。。なんか初当選の新人なんかが軽々しくくるんじゃねぇ!的な雰囲気ただよってんな。
この1−4を覚えてた。
色のせいもあると思うが、目に焼きつく感じ。
あらためて手に持って驚いたんだけど、パンデミックシリーズと同じ大きさの箱なのに結構重くずっしりしてる。やはり魔界の永田町。袖の下が飛び交っているということか。
コンポーネントはこんな感じだ。
ぎっちりだな。(袖の下では無い)
マニュアルは超丁寧。
サマリーシートもあって至れり尽くせりの感じ。同人系っていう言葉はその業界に居ないとアマチュア(趣味の集まり)みたいなイメージがあると思うけど、ここまで作り込まれていてわかりやすいマニュアルってビジネスメーカーは作らないと思う。コストかかるし。もはや同人系→職人系と呼び方を改めたら良いのではないだろうか。
そしてそのわかりやすいマニュアルがなんと2ヶ国語対応。
ボードゲームを始めてから気がついたことがあるんだけど、、、ボードゲームやってる人って頭いい人多いよね?英語訳とかさらっと作る人とか多いし。
凄いよねー。。。(コモノは海外に出たことがない)
ルール概要の紹介動画まであった。
もはや損得ではない。インディーズは素晴らしい!
なんか昔、友達の音楽アルバムを私家版として全て手作りしたことを思い出した。あれの作業は死ぬほど大変だったけど、楽しかったな。。。(超遠い目)
こちらがルール概要の紹介動画である。
〈プレイボード〉
こちらはプレイヤーボードな。キャラクターが4ついる。
これがワーカーをおくプレイスである。議会場だ。
裏面もご覧いただこう。
議事堂の外観が分割印刷されていた。凝っている。涙が出そうだ。
もはや魔界への愛だな。
プレイヤートークンたち。
あの。。左下の方。。。。
黒幕。黒幕なのに顔出しとか極悪。
この目はやばい。赤いし。血走ってるし。モンスターエナジーとか飲みすぎてる感あるけど、モンスターエナジーじゃなくて誰かの血とかなんでしょうかね・・・
魔女党の党首様。
従いたい。従います。
魔界に天使がいる。
いやまてここまかいだし・・・・
頭取って、銀行あんのか!
取り立て超厳しそうやん。借りたらいけない系の金融機関確定。
死神さん、口からなんか出してます。
火竜党と悪魔党がなんか普通に思えてきた。
トークンたちがまた可愛い。
かなりしっかり作ってあるな。
ドクロはなんだかヤッターマンを思い出します。
〈カード〉
暗黒議会を暗躍する方々のご登場だ。議員にしてこのインパクト。
あ、あれ?・・・天使ぽい議員の横にいるのって誰すかね。
妖艶な支持者!
コモノの人生の支援もこの方に受けたい。
もう騙されること前提。いや騙すのか。
この方。
間違いなく首から上をリアルハンティングしますよね?
代理人もなんかやばい。
新党結成とか、狂気の沙汰に違いない。メンバーやばい。
優秀な密偵。
うちの次女(1歳半)がこんな感じなんだが、そうか、魔界の密偵だったのか・・・
実に豊かな方々。
魔界の永田町。おそるべしである。
勧誘・徴収・納品拒否!完全なブラックですよね?
〈まとめ〉
「DARK ASSEMBLY 暗黒議会」はまず、コンポーネントの完成度の高さが光ります。
タイルもトークンもカードも、どれもかなりの高級感が溢れている。さらにこのキャラクターたち。可愛くも毒のある感じでとっても親近感が湧くな。
ゲーム内容はオーソドックスなワーカープレイスメントで、より多くの金貨を手元に集めたプレイヤーが勝ちになるようだな。魔界のボスたちからの納品要求(むしろ取り立て)や貢物を要求したりと、結構やりたい放題しながらもとにかくお金を集めるゲームなのだな。永田町もそういう場所なのか。そうなのか。
また、操られ人形館さんのHPにはこんな宣言がありました。
「操られ人形館」のゲームは、プレイヤー同士の色濃いやり取りでなければならない。
「操られ人形館」のゲームは、繰り返し遊べる奥深さがなければならない。
「操られ人形館」のゲームには、新しい感動の種がなければならない。
出典:操られ人形館[同人ボードゲーム/カードゲーム 制作サークル]> サークル紹介
なんと!プレイヤー同士の色濃いやり取りでなければならないって書いてあるな。。。ぼっちのホビーBlog主催の身としては、ごめんしか言えないんですけども(笑)でもソロでやっても楽しそうだし。これだけの完成度のボードゲーム、ぼっちで堪能しないわけにはいかなかろう?w
よいかなよいかな。暗黒議会、超プレイするのが楽しみだぞ!
ちなみに現実のコモノは、まったく貯金ができない男である。。。がんばる。
〈おまけ〉
ゲームマーケット当日は手に入れなかったのだけど、操られ人形館さんは今年新作を発表されていたぞ。最低人数が2名からだったのでコモノは購入してないのだけどスイーツスタックもかなり面白そうなのだ。どこかで手に入れて遊んでみたいなー。
画像:Amazon
その他のゲームも是非一度はチェックして欲しいぞ。
《操られ人形館公式HP》
操られ人形館公式HP操られ人形館[同人ボードゲーム/カードゲーム 制作サークル]
みなさんもどうだい?
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