ぼっちのホビーBlog[暫定版]

主にボードゲーム中。ぼっちの時間を豊かにするブログ。

「ペーパーテイルズ日本語版 / 拡張:禁域への門」ファーストレビュー〈ボードゲーム〉:あの名作「ヴォーパルス」のリメイク!拡張も一緒にポチったのでまとめてご紹介するよ!

ども。コモノです。

 

昨年のゲムマ秋に合わせてEngamesさんが再販をアナウンスしていたペーパーテイルズですが、しっかりちゃっかりポチってました。そして待望のソロプレイ対応となる拡張「禁域への門」もご一緒に....

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残念ながらゲムマ当日の受け取りは叶わなかったものの、その後しばらくしてすぐに到着。年末は開封する余裕がなくて、ようやく開けることができたのだ。ペーパーテイルズは日本のインディーズ作品「ヴォーパルス」のリメイク作。プレイしたカードが時とともに失われていくという特徴があるドラフトゲーム。

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ドラフト系のボードゲームはその特徴からソロプレイができるゲームが少ないのだけど(ドラフトはみんなでやるから楽しいしね)、この拡張「禁域への門」ではソロプレイに対応しているのも特徴。どーなってんだろーねー...

サブタイトルの「禁域への門(Beyond the Gates)」というタイトルの意味も気になるところ、今日は基本のゲームセットと合わせどっちも開けちゃおうと思います!

 

【目次】

 

 

〈ペーパーテイルズって?〉

プレイヤーはとある王国の覇権をかけて争う。その期間はなんと100年。

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アルチンボルド風ですな

5枚の手札を前衛・後衛に別れた2×2のエリアにプレイし、前衛の戦闘力の合計で勝敗を競い勝利点を争うボードゲームだぞ。1ターンが25年という設定でゲームは4ターン制。2ターンを過ぎたカードたちは経年システムによりいずれ王国から去る事になる。毎ターン供給されドラフトにより決まる5枚の手札の他にも、建築カード(5枚または7枚)がプレイヤーには配布されるので戦闘以外でも勝利点を得ることが出来る。カードが戦場を去る「経年」というシステムがとても特徴的な作品だ。

経年システムによりカードの能力もリソースも長くにわたって恩恵を得ることが出来ないので、手札はタイミングよくプレイする必要がある。カード同士のコンボも数ターン先を見据える事が難しく、よりタイトに効率よく繋げていく必要があるのだ。

boardgamegeek.com

元になった「ヴォーパルス」はインディーズゲームで話題になっていた作品。初出は2010年だそうで、コモノがボードゲームに触れ始めた2016年でもまだ市場では少し見かけることがあった。デザイナーはこれまた名作の「ダンジョンオブマンダム」を手がけた 上杉真人(Masato Uesugi)氏でござる。

 

ゲーマーな方々の評判は良いのは知っていたのだけど、ドラフト系のボードゲームはソロプレイに不向きという事もあってボドゲ始めた当時は全く購入候補に上がらず。その後ヴォーパルス見かけなくなったなー、と思ってたら海外でリメイク作のペーパーテイルズが2017年にリリース。その後Engamesさんから日本語版発売のアナウンスがあった。それでもやっぱりドラフトだし・・・という事で手にとらなかったのだけど、拡張「Beyond the Gates(邦題:禁域への門)」のアナウンスでソロプレイに対応したことを知って購入候補筆頭に上がったのが昨年半ばくらい。

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期待通りEngamesさんから拡張の日本語版発売アナウンスも出たので、気分的に「時は満ちた!」であった昨年末。これでやっと憧れの100年を体験できる準備が整うのだ。

 

2010年から再販を繰り返し海外でリメイクされるほどの作品、期待しないわけにはいかないのだ。今回ペーパーテイルズが日本語化されるにあたり、上杉氏も改めて監修に参加されたみたいだぞ。もはや死角なしだな。

 

〈開封〉

ペーパーテイルズ 日本語版

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プレイ人数:2〜5人

対象年齢 :12歳以上

プレイ時間:30分 

ボックスアートを見た瞬間にアルチンボルドを思い浮かべた人はコモノだけではありますまい。登場するカードのイラストで敷き詰められている王の横顔だ。

 

ペーパーテイルズ拡張 禁域の門

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プレイ人数:1〜7人

対象年齢 :12歳以上

プレイ時間:30分

 

コンポーネント全体

基本セットのコンポーネント。

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カードゲームなので割とさっぱり。マーカー類が大きくて良いな。

拡張:禁断の門

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ソロモード用の追加カードの他に、新しい建物カードとランダマイザー代わりの建物タイルが入ってる。

 

得点トラックボード(基本セット)

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中央がラウンドトラック、周囲が勝利点トラックだ。
 

マーカー(基本セット)

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この大きさ、とても使いやすかった。
 

タイル類

お金&経年カウンター(基本セット)

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建物タイル(拡張:禁域への門)

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建物タイルはランダマイザーとして機能する。拡張の新規建物を追加した時はこのタイルを引いて、加える建物を決定するよ。

 

カード

サマリーカード:5枚(基本セット)

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プレイヤーごと色分けされているのでわかりやすい。

サマリーカード:2枚(拡張:禁域への門)

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追加のサマリーカードを加える事で最大7名までプレイができる。

 

ユニットカード

基本セットのユニットカード総数は120枚。

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禁域への門で追加されるユニットカードは20枚だ。

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光のレリックとか、強ぇぇぇ...

建物カード

基本セットの建物カード総数は5種25枚。

 

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拡張:禁域への門で追加される新しい建物カードは6種類あるよ。

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よりドラマチックな場所が増える。
 

〈ゲームのルール〉

ペーパーテイルズのルールは思っていたよりもシンプルだったぞ。勝利条件は4ラウンドをプレイして、より多い勝利点を得たプレイヤーが勝ち。 

 

ラウンド内の手番の流れ

手番は全部で6つのフェイズに分かれている。全プレイヤーが同時に1から順に処理を行うよ。

[1]雇用

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ペーパーテイルズのキモとなるドラフトフェーズ。以下の手順でドラフトを行うよ。

a)ユニットカードの山札から5枚づつプレイヤーに配布

b)配られたカードから1枚選んで手札に

c)残ったカードを左隣のプレイヤーに渡す(次は右隣、左隣と繰り返す)

d)以降、手札が5枚になるまで繰り返す

なお、2人プレイ/ソロプレイの時はちょっと異なる。詳しくはルールブックを参照して欲しいぞ。

[2]配置

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手札からカードを裏向きの状態で2×2のエリア(初期状態)にプレイする。プレイするにはカードの左上のコストを支払う必要があるよ。また2ラウンド以降では、条件を満たせば前衛に3枚カードを置く事も出来る。全プレイヤーの配置が終わったら一斉にカードを公開するよ。

[3]戦争

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前衛の戦闘力を合計して勝敗を決める(写真の状態なら6ポイント)。勝利したプレイヤーは3勝利点(両隣に勝利すれば6点)が入るので、得点トラックでマーカーを進めような。

[4]収入

王国の基本収入2金と、ユニットカードや建物カードから収入を得るよ。

[5]建築

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手札の建築カードを使用できる。このフェイズで行う事ができるのは以下の2つ。建物を建てるときは土地コスト(既存建物1つにつき2金)と建築コスト(カード中段・左右にレベル別で記載されてる)を一緒にお支払い。酒場をレベル2で建築するコストは「肉1+(木材1+肉1)」だ。

・新しいの建物を建築する

・建物をアップグレードする

アップグレード時はレベル1と2、どちらの条件も満たしていなければならないので注意だぞ。

[6]経年

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場にプレイされているカードに以下の処理を行う。

1)経年カウンターが乗っているカードを捨て札にする

2)カウンターの乗っていないカードに経年カウンターを置く

なお、カードの能力によっては捨て札にならないカードもあるし、2枚以上のカウンターが置かれることもあるのだ。

 

 〈ソロモード:リッチキングの軍勢〉

拡張:禁域への門ではソロモードが追加されているよ!ネクロポリスカードで示される黒と紫の軍勢と対峙する。

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冥界に送ったカードたち

雇用フェイズの処理が独特で、自分が選ばなかったユニットカードたちは全て冥界に送られる。ネクロポリスカードが公開されると冥界に送ったカードたちの能力に応じてリッチキングの軍勢(黒と紫の2軍勢ことだな)が勝利点を得るのだ。王国軍に選ばなかったからってそんなイケズな事しなくても.....

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冥界に送るカード、手元で軍勢に加えるカードをよく検討しながら擬似ドラフトのような処理を行い4ラウンドを戦うよ。

 

お試しプレイ

2人プレイの1人2役で基本ルールを把握したのち、待望のリッチキング軍団に挑んでみた。難易度を調整できるリッチキングカードはもちろん未使用だ。まだルールの把握だし、ドラフト弱いしな。無理は禁物だ。

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これがネクロポリスのカードだ。1〜4とEndカードがあるぞ。

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1枚づつラウンドが進むと公開されるのだ。

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全部公開されると、1枚の絵巻物のようになる。

結構善戦したはずなんだけど、毎ラウンド配布フェイズ終了後にネクロポリスの勝利点計算をするたびに徐々に開く点差。おかしい。なぜなのか。

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結果は.....なんであんなにリッチキング強いのだ。自動で入るネクロポリスの勝利点が結構エグい、辛い、酷い。

興味の湧いた方はルールを熟読してみて欲しい。死者の都市攻略はなかなかに難しい。。。

 

〈まとめ〉

ペーパーテイルズのルールを確認していて思った事がある。ドラフトっていうメカニクスの面白さ、自分はこれまであまり良く判っていなかったんだって事がよく判った(涙笑)。

ドラフトって色々な形があり、当然これで全部が判ったわけでは無いのだけども。それでもカードを選択する事、渡したカードが自分の害になる可能性がある事、自分が獲得できなかったカードがどのように使われるか想定する事の大切さがペーパーテイルズだとダイレクトに伝わってくる。

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木とお肉は2ラウンド後に手に入らなくなるかもしれない

なにせ次のターンにはプレイした虎の子だと思ってたカードは歳をとって居なくなる訳だし。より先を見越したカード選択が重要だし、他のプレイヤーが何を狙っていくのか、手元にきたカードから推測しないと自分のやろうとしている事が思い通りにならない。経年というシステムがもたらす刹那的なラウンド構成では、より計画的な戦略を立てなければ、想像した結果を得る事が難しい。そのためにカードの能力をよく把握しなければならないし、能力ごとのシナジーをどの順番で得ていくのかという事が重要になるんだと思う。

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ドラフトは手元にきたカードからそれらを構築する作業と考えれば、雇用フェイズに全霊を突っ込まなければ王国の未来はないと・・・

あぁ、ドラフトって奥深いのだな....今まではソロプレイばっかでそこまで考えてなかったよ。ペーパーテイルズすげーなー。ドラフトってメカニクスの奥深さの一端に触れた気がする(超絶今更感)。

 

禁域への門ってそういう事?ボドゲの魅惑の禁域に踏み込むって事....( =ↀωↀ)? 

 

あやつり人形が大好きとか言ってたのに、あたしゃドラフトの魅力の1/10も触れてなかったんじゃなかろうか。。。って、なんか魂がどっかの門をくぐった感ありました。って事でボドゲビギナーの方よ、ペーパーテイルズはイイぞ。ちょっとリッチキングと戯れてくるわ。

 

 

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基本セットはアマゾンにあるな。

ペーパーテイルズ 日本語版

ペーパーテイルズ 日本語版

 

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www.engames-s.com

 

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