ゲムマ春の喧騒がようやくひと段落してきました。購入ボドゲのご紹介もボチボチ落ち着いてきましたし、ちょっと目を背けていた背徳のポチりについてそろそろ触れておかねばなりませぬ。
ゲムマで散財!もうポチれねぇス!(スッとブラウザを閉じる)的な良い子でいようと思ったんですけど。Twitterとかいう有能なツールがスマホでビシビシ物欲をスパンキングしやがるわけですよ。そしたらツォルキンが再販とか。
ツォルキンってなんだよ、あ、ライオンキングみたいなオッサンの絵が書いてあるヤツな。たまにアマゾンのレコメンドで出てくるけど猛烈なプレミア価格になってて「絶対買わん」って思ってたボードゲーム!って認識でいたのですが、再販アナウンスがあったらばツイッター界隈では「買うべし・買うべし・買うべし」(誰も言ってない)って.....
みなさんツォルキンって、ご存知なの?
そんなに有名なの?え、ワーカープレイスメント?
え、マヤ文明なの?
え、ちょっと前のエッセンで話題?
え、拡張もあんの?
と。
と。
ぐっさぐっさ刺さるんですけど。
でもね、最初は我慢してました。あとプレイ人数が2〜4名なので、ソロぼっち道に邁進したい(間違い)と心を新たにしたばかりのタイミングなうでポチり候補外枠。そうです、我慢できてたんですよ。ところが、とある仕事帰り。ちと仕事が忙しくて頭脳がモンヤリしてるところに...
「ツォルキン拡張が駿◯屋に入荷しましたよー!」って・・・
「ツォルキン拡張が駿◯屋に入荷しましたよー!」って・・・
気がついたらですね、ポチってたんす。しかも拡張なのにね。
不思議だね。
なんでかなー。
なんでなのかなー。
で、その後、ツォルキンもポチったんよね。拡張ポチっちゃったからね。すぐね。それはもう躊躇わずね。
今日はね、その懺悔もこめてツォルキンのコンポーネント開封だっ!古代マヤの神秘に触れるんだぜ。(☼ Д ☼) !!!
【目次】
〈ツォルキン:マヤ神聖歴って?〉
時は2012年。ドイツエッセンで行われるシュピール(ボドゲ界最大の世界的祭典)で話題を集めたボードゲーム。それがツォルキン。手番で行われるのは「ワーカーの配置」と「ワーカーの回収」のアクションのみ。しかしそのシンプルなアクションが生み出す悩ましさたるや、数多くのボードゲーマーの心を鷲掴みにしたという逸品。あと盤面に広がる大きな歯車。これらを回すだけで楽しい!とギミックの評価も良い。さらにツォルキンは発売前、ほぼ無名だったデザイナーの作品だったと。実力で世界中のボードゲームファンを唸らせた作品がツォルキンだ(たぶんんあってる)。
ちなみにツォルキンの発表された2012年のエッセンシュピールは、あのテラミスティカも発表されている。テラミスティカの評判は今更言う必要もないくらいだけど、テラミスティカと人気を二分するくらい熱いファン評価がネットにはある。
|ω・`).....チラッ
これは期待大だな?(当たり前)
〈開封〉
ツォルキン:マヤ神聖歴 日本語版
プレイ人数:2〜4人
プレイ時間:90分
対象年齢 :13歳以上
日本での発売はホビージャパンから。ルールブックのエラッタも公開されてるよ。
今回ポチる(ポチった)にあたり様々な言い訳を探して回った結果、ありました。BGGのフォーラムににソロプレイヴァリアント(非公式)が!世の中には同じく奇特なギークたちがおるね!
従いましてツォルキン、非公式ながらもソロプレイ可能かと。。。(言い訳) (ΦωΦ)イイネ!!
コンポーネント全体
内箱的な仕切りは無く、ガサッとボードとタイルとコマが入ってた。
それなりにスカスカ感はある。
なんか質素な気もするが、この程度で心がマイナスに触れることがなくなってきた事に成長を感じた。あと分割されたボード、コレ結構大きい気がする。
コマ類
ツォルキンは純粋なワーカープレイスメント。このコマ類がゲーム内での主役になるはず。ワカプレとコマはそんな密な関係だな。
この円柱型のコマがツォルキンのワーカーだぞ。歯車から回収した時にアクションが実行される。待つのだ。時が来るまで。
タイル類
当時マヤ人の主食と言われていたコーン(トウモロコシ)。さらにマヤではコーンから人が作られたって言われてたらしいぞ。すなわちコーン=マヤ人。
そのコーンがタイルになっている。
その他に建物タイル、記念碑タイルなど。建物を建てると勝利点が入ったり、ワーカーへ供給するコーンを減らしり、様々な恩恵が受けられるよ。
プレイボード
6分割されているのでぱっと見わかりにくいのだが、、、繋ぐと結構大きい。ボードには5つの古代都市の名前と、得られる資源がアイコンで描かれてる。
このブルーサークルはかの有名なチチェン・イッツァだ。あの天文台とか生贄の泉のセノーテがあるので有名だ。ツォルキンでもチチェン・イッツァに水晶のドクロを奉納すると勝利点が得られる。なかなかの古代マヤ信仰を感じさせるルールだな。歯車が指し示すアイコンもまた可愛い。
プレイボードの全景。ツォルキンの特徴である神聖歴を刻む時の歯車は、5つの都市の中央に配置されるぞ。ツオルキン(暦)が動く事で周囲の都市の歯車も連動して動く。各都市から得られる資源は異なる。ワーカーの数も限られている。
歯車
そう、このツォルキンの魅力といえばこの歯車。ツォルキン(神聖暦)を刻む歯車の周囲に5つの古代マヤ都市が並ぶ。組み立てると壮観。
ネットの感想を見ていると回すだけでも楽しい!というご意見も多いのだけど、最近では塗って楽しい!というご意見も。そして超絶美しい歯車画像とかあるのだよ。あんんあの見ちゃうと塗りたくなるわなー。( ゚д゚)
ツォルキンの歯車は装飾がめっちゃ細かくてペイントされてると気分的に超盛り上がりそう。ただしコモノは年始から塗る塗る詐欺発動中なので、約束はせずにおくw
〈ゲームの概要〉
ゲームのルールを簡単にご紹介。ルールブックをさらっと読んだだけなので細かなところは解ってないのでゴメンなさい。
プレイヤーはマヤ文明の敬虔なる1部族となり、ツォルキンの示す260日(ゲームは26ターン)を過ごす。3つの神々(ケツァルクアトル・クルルカン・チャク)の神殿に供物を捧げ、神々から恩恵を受ける(勝利点を集める)事が目的になるよ。ゲームではその勝利点を得るために、手持ちのワーカーを使役する。
5つの都市から得られるものは異なり、何をいつどの手順で手に入れていくのかがポイントになるよ。歯車に配置されたワーカーはコマを回収した時にアクションが発生する。歯車が進めばより恩恵を受けられるアクションになっていくので、通常のワーカープレイスメントとはちょっと趣が違うな。長く働かせればその分得られるモノも大きいと。。そうかブラック企業か。
ゲーム中4回ほど食料供給が発生する。なのでワーカーたちへのお支払いも忘れることが出来ない。勝利点を得る方法も幾つか用意されているので、どの道を行くのかでも戦略は分かれる。ふむむ。。。
基本コンポーネントの日本語ルールはCZECH GAMES EDITIONのサイトで公開されているので買う前にチェックもできるぞ。
〈まとめ〉
13のドクロを奉納しながら手足を使役し260日を過ごした古代マヤ人の生活。神秘性でも他の古代文明に比べ抜きん出ているマヤの世界をシンプルなワーカープレイスメントに落とし込んだルール。歯車が回るのが楽しい、と色々なところで目にしていたけど歯車が回っていく(暦が進む)と、その分おおきな恩恵を得られる可能性があがるので、待つのは確かに楽しそうだぞ。もしかすると古代マヤ人も収穫の時を待ちながらツォルキンを数えたのではないだろうか?
そんな古代マヤ人の精神性まで再現してるかもしれないツォルキン。
やっぱポチって良かったじゃない。( ゚∀゚)o彡゚
古代マヤには単純にロマンを掻き立てられるのでフレーバー的には二重丸。ルールに余計なメカニクスが余りないように思うので、ワーカープレイスメント好きには悩ましさにどっぷり集中できそうだし。おっさんとかプレミア価格とか買わない!とか言っててホントゴメン。やはり再販時にツイッターがざわつくボドゲには魅力というものが備わっているのな。もちろん実際遊んで見ないとボードゲームとしての魅力をお伝えしきれない訳だが、ブログ書くためにルールを読んでいるとなにやら中毒性が高そうな香りがしてくるのだ。コレは危ないヤツではないだろうか....
歯車塗りたい欲がある(あるだけ)ので歯車をボードにはめるのに躊躇いがあるのだけど・・・やっぱ遊んで見たい(笑)
早く拡張も来ないかなー。
【PR】
拡張セットは日本語版じゃないので注意だぞ。日本語ルールも付いていない場合があるから事前に確認必須。
ツォルキン:マヤ神聖歴 (Tzolk'in: The Mayan Calendar) 日本語版 ボードゲーム
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2014/09/06
- メディア: おもちゃ&ホビー
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ツォルキン:マヤ神聖歴拡張セット 部族と予言 (Tzolk'in: The Mayan Calendar:Tribes and Prophecies) [並行輸入品] ボードゲーム
- 出版社/メーカー: Czech Republic
- メディア: おもちゃ&ホビー
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今なら駿河屋で拡張セット再販中。
ホビージャパンの和訳ついてるよ。
画像:駿河屋
駿河屋は中古も充実してるな。
はぁ、マヤ・アステカ文明モノのボドゲが欲しいかも。
ティカルとかメキシカとか気になるね...?