ぼっちのホビーBlog[ボドゲ版]

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兵馬俑 日本語版【ボードゲーム】|私は造り、並べる。かの皇帝陛下をお守りする兵士を。馬を。千年、万年の時を経ても、秦始皇帝のゆるぎない偉業の証とするために。

ども。コモノです。

 

今日は兵馬俑のご紹介でございます。話題作のリリースが続くとどうしても目立つボドゲを手に取りがちなボドゲあるあるの犠牲となった兵馬俑ですが、興味がなくなっちゃったということではございませんでした。ホントだぞ?

気になる気になると騒いでいてもその気持ちを軽く揺るがすほどの新作ボドゲがリリースされる昨今。まぁ仕方がございませんですよ。タイミングよくイエサブでアウトレットを入手できたので昨年末ワクワクしていた気分を取り戻すべく、秦国皇帝の霊廟を舞台にしたエリアマジョリティをご紹介したいと思いまっす!

 

兵馬俑 日本語版

プレイ人数:1〜4人

対象年齢 :14歳以上

プレイ時間:90〜120分

国内発行元:兵馬俑 日本語版 - テンデイズゲームズ -TendaysGames-

 

Boardgamegeek

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兵馬俑 日本語版ってどんなゲーム?

兵馬俑は始皇帝とよばれた秦国皇帝の陵墓を守るために地下に埋葬されていた兵士や馬の形をした人型の人形(ひとがた)のことです。発見は意外と近代で1974年なんだよね。総計で8000点と言われる兵馬は一つ一つが異なる装飾をされていてオールユニークではと言われているのも始皇帝の権力を表す象徴なのです。ボードゲームとなった兵馬俑では、プレイヤーはこの俑を作る一員となって職人たちを監督し、この偉業に対して大きな貢献を残そうとする秦国民となります。デザインは「ネメシス」のアダム・クワピンスキーも参加してるよ。

考えることは多め。得点への先読みが大事。

楽士俑などの百戯俑との組み合わせを考えながら霊廟内に兵馬を配置し、高い得点を狙うエリアマジョリティ。3連ホイールのワーカーアクションをうまく使いこなし、より高いポイントを手に入れることを目指すゲームです。

3段に連なるアクションの組み合わせをまず悩み、4種類ある俑のどれを作るのかまた悩み、霊廟のどこに置くのか悩むという、常に悩みながらプレイすることになる兵馬俑。アクション選択の基本はワーカープレイスメントなので置きたいところにおけないジレンマは発生しますが、職人コマを名士コマにアップグレードすることでリカバー出来る道も残されています。

権威に資金を提供し、その効果を得ることも可能です。粘土をもらったり、内輪のアクションが2回出来たり、権威によって得られる効果が割と派手です。アクションの幅がありコインを払えばホイールを動かすことも出来てしまいます。この選択肢の広さが返って悩みを増すというか、何やってんだ自分...的な気分を招きます。一手前の自分の判断を呪うといいますか、「こうしておいた方が良かったんじゃね???」という反省を5ラウンドに渡って繰り広げる感じです。

やりたいことが全く出来ないという事は起きにくいのでそこまでストレスではないんだけど、高い得点を狙うとなると緻密に計画を立てる必要があるゲームです。

並ぶミニチュアは後半になればなるほど雰囲気満点

ゲームを飾る兵馬俑のミニチュアはゲームの雰囲気を上げてくれるのはもちろんの事、プレイ時の視認性も高くなるので遊びやすさに一役買っています。よくわからずに並べていっても見た目はかなり様になるのもこのゲームの隠された魅力。

兵馬俑の実物は見た事ないですが、こんな感じで埋まってるのかなー?と妄想しながらのプレイも楽しいですな!

 

ソロプレイはできる?

ソロプレイ可能です!ただし注意点があり、ソロルールは冊子として同梱されておらずテンデイズゲームズのサポートページで配布されています。

 

support.tendays.jp

ソロオートマは秦国の宰相。陵墓の建設の遅れを咎め、自ら改善に乗り出して皇帝への貢献を示そうとする相手と競うことになるのです。

 

兵馬俑 日本語版の感想・まとめ

あまり感想を見かけることが少ない印象の兵馬俑。そういえばティルトゥムと発売時期が被ったりして、ちょっと時期的に不遇だったのかしら....

エリアマジョリティというか、タイル配置というか得点につながるパターンを構築するため、あれこれひたすら悩むことになるゲームでした。なんかこう、なんといいますかテンポが嫌いじゃないというか、自分が取ろうとしているアクションのその先が割と見通しやすい感覚に陥るので思った通りにプレイできている感じがありますよ。

当然その見通しが甘かったということに、すぐ気付かされたりもします。

常に盛大な勘違いを起こしながら、うまくいってるような気分でゲームは進みます。なので不快な気分にはあまりならない印象あるんですが各ラウンドごとにある得点計算で毎度反省点を突きつけられる感じします。そういうの、嫌いではありません。自分が見通しやすいということは他のプレイヤーも見通しやすいわけで、その辺うっかりしているととんでもない差がつきそうです。

それでもインタラクションの質と言いますか、アクションの計画性やパターン構築など、そこかしこにインテリジェンスな感じがします。コンボとかその手の爽快感は薄いんですけど狙った得点をあげられるとかなり気分が良さそう。得点ルールが頭にしっかり入ってからプレイするのがいいと思いますが、いきなり覚えようとすると結構複雑かもしれません。でもこういうゲーム好きなのですよ。このまま埋もれさせちゃうにはちょっと勿体無いボドゲじゃないかと思いました。ちょびっとお高いけどもね。

ミニチュアについてはどうしても材質的、収納的に曲がっちゃっているモノが多い事もありそうなのでその点だけ残念。ぬるま湯で少しあっためて直したら少しはよくなるかしら...うまくなおせたらペイントして遊ぶとかなり遺跡感が増してより楽しそうでございます。

プレイ後の霊廟の満足感はやはり高い。うまく行ってなくても高い。ワーカープレイスメントの楽しさ、パズル的なエリアマジョリティ、あれもこれもやりたくなる中から状況に応じた戦略を練るストイックな楽しさのバランス。重ゲーあるあるの「何考えてたのかすら全くわからん....」が起きない程度の複雑さもアタシにはちょうど良かったですよ。

うむ、兵馬俑良きであるな!(_゚∀゚)o彡

 

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