どーも。コモノックスです。
久しぶりにフルネーム名乗って見ました。意味は特にないです。今日はアレです、割と物騒なテーマのボードゲームをご紹介ですよ。。
舞台は人狼に襲われた、とある村。そう人狼です。コモノは人狼ってプレイしたことないんですが、村人に混じって夜な夜な人を襲う人狼を見つける(隠れる)ゲームってくらいの知識はあります。村人は疑いを、人狼はブラフをまきちらしながらワイワイやる奴ですよね。今宵ご紹介する「人狼バトルロワイヤル」はその人狼村の10年後を描いたボードゲームという設定になってますよ。登場人物は9人の個性豊かなキャラクター達。それぞれが目的を持って村に集まり生き残りをかけて戦うというボドゲです。
復讐の赤ずきん。
キラーン(☼ Д ☼) クワッッ!!!
強欲な人狼。シャーッッッ...
的な。(雑)
復讐劇の中心となるこの2人を取り巻くキャラクターがあと7人。自らの生き残りをかけて争います。そう、生き残るのだよ!そのためには....(;;゚;Д;゚;;)ヒィィ.…
さ、先日のゲームマーケット2017秋で発売された、楽カフェ・ゲームズさん新作の「人狼バトルロワイヤル」を開けちゃいますよー。
〈開封!〉
まず箱が高級感漂います。
〈人狼バトルロワイヤル〉
プレイ人数:4〜9人
プレイ時間:25分
対象年齢 :10歳以上
楽カフェ・ゲームズ Twitter
RakuCafeGames@ボドゲ (@Rakugakihouse) | Twitter
ゲームは心理戦が主なのかな?と思っていたらそうではなく、正体隠匿系すごろくとでもいうのでしょうか。ガチで相手をぶん殴りながらHPを奪い合うという、正真正銘のバトルロワイヤル仕様でした。
ま、復讐がテーマだからアリですよ。コモノ、嫌いじゃない設定。深作欣二万歳。
・コンポーネント
コモノが今回のこのゲームに惹かれちゃったのは、まずこのカードデザインでした。ダークめのデザインがかなり好み。
・プレイヤーコマ&ダイス
カード以外にはライフやエリアなどを管理するコマがプレイヤー(役職)別に4個づつ(36個もある)と、エリア移動や戦闘に使用するダイスが3個。ルールと背景が書き込まれた冊子、コマを入れて使うバッグがはいって箱にみっちり詰まっておりました。
まさにギュウギュウです。
スカスカしてるより満足感あってよし。
〈カード類〉
「人狼バトルロワイヤル」はボードを使わない系のボードゲーム。カードでテーブルにプレイするエリアを作っていくタイプのゲームですな。プレイカード以外にもエリアカード、ダメージマップなどが全部カードで入ってます。
・体力(ダメージ)マップ
各プレイヤーのHP管理用のマップカード。全部で4枚あるよ。
後半になると、それぞれの役職のHP限界がアイコンで示されております。
赤ずきんHP強え....人狼さんと互角か。
・エリアカード
購入前にずっとプレイカードだと思い込んでたコレ。エリアカードでしたw
あらためて見てもプレイカードに見えますがエリアカードですw
先入観が拭えない・・・歳なのか(悲しみ)
好きなカードを1枚引くカードのデザインが、楽カフェ・ゲームズさんの前作「Truth Untruths」に出てくるライフカードっぽく見えたからだよ?
・道具カード(青)
自分に装備できるアイテムたち。エリアカードには「奪う」というエリアもあるので他プレイヤーから強奪も可能。
特定のプレイヤーが持つと能力があがるような道具もあるよ。
・探索カード (黄)
こちらは他のプレイヤーの役職を窺い知るために必要な探索カード。
他のプレイヤーの探索結果も頭に入れておいた方がよろしいと思うわけですよ。
・役職カード
そしてこれがこの人狼バトルロワイヤルで一番キーになる役職たち。
3チームに分かれていて、(大体)自分の属する以外のチームが全滅することが勝利条件となってたりする。一部ゲーム中で勝利条件が変更になったり、他チームに依存する条件を持っていたりと、役職ごとに多彩な条件なのが面白い。チームは以下の3つ。それぞれに3人の役職が属するため、同士討ちのようなことが発生する可能性もあるので注意が必要だよ!
・Blood Team(ブラッドチーム)
10年前の惨劇の被害者、赤ずきんを中心にした復讐に燃える森の住人たち。赤ずきん・ピノキオ・森のクマのチームだけど、人狼に燃やす復讐の炎が強すぎて村人も一緒に燃やしちゃう系。童話世界のキャラクターで構成。
・Villain Team(ヴィランチーム)
強欲と裏切り上等、基本的に自分がよければなんでもオッケーな人狼の仲間たち。村長にまで上り詰めた人狼と、人狼と結託している魔女、アンデッドがメンバー。ただしアンデッドは頭空っぽ。設定では今回の復讐劇をたくらんだのは魔女。
・Another Team(アナザーチーム)
いつでも悲劇の被害者って普通の人たち。10年前を生き延びた村人のチーム。でも割と利己的なところもあったりで、単純に被害者だけって訳でもなさそう。村人・狂信者・占い師で構成されているよ。
〈ゲームの流れ〉
ゲームは正体隠匿のすごろく形式で進むよ。場にカードをセットして、各プレイヤーがコマを持ったらスタートできる簡単セットアップ。詳しいセットアップはプレイレビュー書くときにご説明したいと思うけど、ルール読みながらセットしても10分もかかりません。
こんな感じでエリアカードとダメージマップを配置。
この並びからして美しい。
ゲームは各プレイヤーがダイスを振り、9枚のエリアカード上を移動しながら他人の役職を推理しつつ、直接攻撃をしていくゲーム。推理ばかりではダメだし、役職を宣言して全プレイヤーに公開すると、結構大きなインパクトがある効果が発生するので公開するタイミングでゲームが大きく動く感じ。この辺りの駆け引きがこのゲームのキモかしら。
コマがちょっと可愛らしすぎて、オッさんの指では摘みにくかったのと、超美しいカードの上に石系のコマを乗せるのに若干躊躇いを感じてしまうところが気になりますな。カードを綺麗に保ちたい方はスリーブ使用をお勧めするよ。
個人的には木製のキューブor ディスクか、ガラス系のライフトークン(楕円のやつ)が良いかなと思ったんだけど9色あるかどうかが問題だねぇ・・・
あと時間軸のマーカーももうちょっとゾワゾワするようなマーカーにしたい。コストをド無視するならFire&Boneのダイアウルフが欲しい。。。
ゲームより高いので却下ではあるw
セットアップしてまず思うのが、場が美しいということ。カードのデザインも大人の童話っぽくて、品がありますよ。やはり凄惨な復讐劇は、美しさの中で行われるのか。死と美は隣り合わせってことですね。そうですよね、きっと。楽カフェ・ゲームズさんは可愛らしい「楽カフェ」って名前の割に、毎度ちょっと危険な大人な香りのするボードゲーム作ります。そういうトコがまた好きなんですけども(笑)。
〈まとめ〉
前作「Truth Untruths」も駆け引きが熱いゲームだったけど、今回の人狼バトルロワイヤルも期待しちゃうな!役職ごとの背景設定も細かくてこのままショートムービーとかも出来ちゃいそうなレベル。ブログでは本当にサラッとしか紹介していないけど、かなり細かな背景設定があって、それを読んでいるだけでもワクワクできます。
ゲームに参加する人はまずこの背景を理解して遊ぶとより楽しめること請け合いですぞ。そういう意味ではインストラクションはじっくりたっぷりあったほうが楽しいボードゲームだと思う。ぼっちのホビーBlogで人気のハコオンナもそういう系ですが、インストでこの惨劇の世界観に引きずり込めれば盛り上がり度が加速間違いなし。なので誰かお話上手にインストやって欲しいw
あと、各役職の能力については事前に把握していた方が、プレイヤー間の読み合いに熱が入りそう。サマリーなどを作っておくか、カードの能力を把握する時間をしっかり持ってからはじめても良いかも。今回、ゲムマ特典で拡張カードを貰ったのだけど、まさかの写真撮り忘れ。。。後ほどそれも追加します!これはなんとか年内に遊びたい。もはや遊ぶ時間だけ欲しい。というか遊びだけで生きていきたい(願望)。よね?w
P.S
赤ずきん推しだったコモノ、ピノキオに鞍替え中。
ピノキオの悲しみ。人形なのに人間味あるよ。