告白魂
プレイ人数:2〜4人
対象年齢 :10歳以上
プレイ時間:20分
デザイナー:新太郎(楽カフェゲームズ)
告白。
それは思いの丈を真摯に誰かに伝えること。
告白。
それは叶わぬ事を前提とした、ごく私的な吐露。
告白。
それは行為自体が至高。聖なる行為。。。
はぁ、告白。。。(遠い目
さぁ、みなさん。胸に手を当てるのです。そして思い出すのです。甘酸っぱいというかもう酸っぱいというか、思い出したくなかったりするかもしれないあの告白の時間を。今日はそんな個人の秘めたる過去の時を存分に味わうために創られたと言っても過言ではないボードゲーム 「告白魂」のご紹介です。
みんな、そんな影に隠れた思い出、あるはずだな?高校生男子の悲哀を存分に味わえるラブコメ的名作がここに誕生した訳なので、居住まいを正して「告白魂」をご紹介しようぞ。
【注】本記事でご紹介しているコンポーネントはデモ版です。カードの色など、製品版では一部見え方が異なる場合があります。ご留意くださいませ。
告白魂というボードゲームについて
あえて宣言しよう。「告白魂」は多感な時期を非リア充として過ごした男子のためのボードゲームである。デザイナーの新太郎さんから直接伺ったのだから間違いはない(違ったかな?)。非リア充がボドゲの中だけでも告白をし、様々な女の子たちと付き合ったり奪われたり、また奪い返しちゃったりするゲームなのだ。もはやそこに知的なトライ&エラーなどは後回しである。己が欲望のためにあの子に告白して付き合うという、単純かつ明確な目的を告白魂ではリプレイしている。っていうかしたい。
何度も、何度でも。あの頃思い描いたシチュエーションを。告白魂であの娘と付き合うことができるのだ。
コンポーネント
肝心のコンポーネントを見てみよう。クラスに居る、さまざまなタイプの女の子が登場する。彼女たちに告白し、付き合ってしまうのだ。
イベントカード
当然ながら恋のイベントも用意されている。すばらしいイベントから目を覆うようなイベントまでそのバリエーションはちょっと行き過ぎな気もするくらいある。まぁ設定が高校生に転生した大人なのだから、わからなくもない。
ポジティブなイベントもあれば...
ネガティブなイベントもある。
いや、なんていうか、そのですね。高校生に転生したって設定なんだけど、ハード。意外とハードなイベントであります。
女の子カード
この多様さがまたリアルだ。みんなのクラスにも居たな?居たはず!ちょっとだけ見てみるか。
SAKI
高嶺の花ではあるが、背景をよく見て欲しい。それでもアナタは告白するのだろうか。ためらうのではなかろうか。否!するに決まっている。目の前しか見えないというのも、若者の特権だ。
YUI
なんか目があったら、好きになっちゃったかも知れない。気になっちゃったらすぐ好きになれるのも若者の特権だよ。結構好きになってた感ある。
TAEKO
見た目じゃない。人は見た目じゃないんだ。ご飯なんだ!という境地に至ることだってあったはずだ。
ERI
地味だけどよく見たら超絶可愛い、って子だっていたな?いたよな?図書館とメガネとかで好きになったりしてたと思う。卒業して3年ぶりくらいにあったらマジびびったって子もいた。
PIEMI
いや、あの。。。いや、、、。。でも。。ね?
とてもバラエティ豊かだ。どの子と付き合うのか?と言われればゲーム的には全員と付き合った方が良いのだ。そう、非リア充だったあの頃を取り戻すには、ハーレムを作るのが一番手っ取り早い。
告白魂の遊びかた。
準備はとても簡単である。まず非リア充だった男子(現役でもおっさんでもいい)を2名以上集める。ここが一番重要かも知れない。
人気投票
まずは女の子の人気投票だ。9人の女の子を場に並べ、人気投票をする。ここで投票された女の子は場に1枚カードを残し、全ての女の子カードをシャッフルして山札にする。
- 人気投票を受けた女の子のカードをディスプレイに並べる
- 各プレイヤーは4枚づつ女の子カードを受け取る
- 女の子カード、イベントカードをよくシャッフルし、伏せて山札にする
- あとはもう、妄想を膨らませて誰に告白するか悩む
これで準備は整った。
告白の仕方
告白の仕方をおさらいしておこう。まぁ基本はシンプルなのだ。女子ごとに場に一番多いカード枚数をプレイすれば、その女子と付き合う事ができる。
1)手番が来たら山札、または捨て札からカードを引く。
山札:2枚
捨て札:3枚
2)手札から同じ女の子のカードを揃えてプレイ(告白)する
場に1枚もカードが出ていない(まだ誰とも付き合っていない)女子をプレイした場合はファーストボーナスとして山札から1枚女の子カードをひけるぞ。
ネトリ告白
既に場にプレイされた(誰かと付き合っている)女子に対して告白することも出来る。その場合、既にプレイされているカード以上の枚数をプレイすればOKだ。この後出しで告白して奪う行為をこのゲームではネトリ告白と呼ぶ。
AZUをネトるなら4枚以上プレイすれば良い...
ネトリ・・・ねっとりの事ではない。寝取るのネトリである。転生した学園ラブコメの設定なのにネトリである。不純だ。学生はな?そんな不純なことはしないんだ。もっとピュアなだな?魂のつながりっていうか、なんだ。アレだ。アレ...
ちなみにネトリ告白を成功させるとイベントカードが一枚もらえる。ネトリ大歓迎かよ。
ハーレムリーチ
なんというか、もうそのまんまのリーチ。プレイ人数に応じて、付き合った女の子が一定数を超えた場合(例えば2人プレイなら7名)ハーレム達成。したらばもうそれはハーレム。高校生なのにハーレムだ。なにそのリア充。
リーチになったらハーレムリィィィーチツ!って叫ぶんだそうだ。あ、場所は選ぼうな。
プレイ感想
インストを受けてデザイナーの新太郎さんと新宿のルノアールで1回、その後に元同僚を呼び出し(非リア充属性)を呼び出し赤羽の居酒屋でプレイを嗜んだ。結論としてめっちゃ笑いの起きる楽しいプレイが出来ました。
悪ノリでしかない...
触りはやっぱり学生時代のあれやこれやを思い出しつつ、、、SAKIみたいな子いたなー、、とか。地味に人気投票でERIに被って好みがバレたりとかであるw
テーブルがなんかハーレム状態になる
プレイが進むとネトリ告白合戦になっていく。場に出ている女の子の枚数をチェックしつつ、これでMOEKAは俺のものだ!となったり、え、PIEMIに告るの?マジで?となったりする。
相手の付き合っている子の黒い噂を流すという卑劣な手もある
新太郎さんには負けましたが、元同僚にはハーレムリーチ状態で快勝!奴には苦い思い出をもう一度思い出させることとなって申し訳ないが、気分は最高である。
まとめ
軽めのプレイ感なのだけど、カードのカウントを通しつつ手元に女の子を並べていく爽快感とか、飛び出るイベントカードにギリギリしながら告白という甘酸っぱくない思い出をトレースする不思議なプレイ感。男子同士で遊んだら盛り上がること請け合いだ。実際、大いに盛り上がった。その根源たるややはり高校時代の苦い思い出が...ぐすんw
なお、本作はあの「しらたまゲームズ」さんと「カワサキファクトリー」さんが監修されているとのこと。( ̄ ̄ー ̄ ̄)ニヤリ
さぁ、同志たちよ。告白魂、遊んでみようぜ。いいぜ?
楽カフェゲームズ|ゲームマーケット2019秋
出展情報:11/23(土)・24(日)
ブースNo.:【G07-08】
告白魂 |予約情報