ども。コモノです。
前回の記事に引き続き、今日もこれまた2人専用のボードゲームをご紹介です。個人的には全くノーマークだったこちら「ナーガ・ラージャ」です。インドで発見された古代2柱神を祀る一対の遺跡から、ちょろっとお宝ゲットしてしまおうというテーマのボドゲ。
それ絶対ダメなやつですよね?
まぁしかし、気持ちはわからんでもない。インディ・ジョーンズだってちょろまかしてた気もするし。アナンタとガルーダにまつわるお宝なら仕方ない。仕方ないねー・・・という言い訳が聞こえてまいります。つまるところこのゲーム、コレクター魂をいかんなく発揮し相手よりエエもん手に入れましょか、な?という訳なのです。
さ、「ナーガ・ラージャ多言語版」心して開封いたしますよ!
〈ナーガ・ラージャとは〉
デザイナーはブルーノ・カタラとテオ・リヴィエールのお二人。ブルーノ・カタラは日本でもファンの多いデザイナーだな。舞台になるのはアナンタとガルーダを祀るそれぞれの遺跡。ナーガ・ラージャは蛇神たちの王の意味で、アナンタもヒンドゥーではナーガ・ラージャの1人として伝えられているよ。
ゲームは変則的な4面体ダイスロールとタイルプレイスメントが中心。タイルでつなげたルートを辿り、神殿から秘宝を手に入れ勝利点を競う。それぞれが異なる神殿に潜り込み、呪いの秘宝に注意しながらもいち早く25勝利点に達したプレイヤーが勝つというゲームだよ。
私利私欲にまみれた盗掘合戦って事だな。よしわかった。
赤い遺物は呪いの秘宝だぞ....
プレイヤーは運命を決めるダイスを振り、運命点を競いながら通路となるタイルを奪いあう。鱗に覆われたアナンタの卵を守るのはナーガと呼ばれる蛇神だ。運命を決めるダイスにはナーガを表すマークがあり、ナーガのお力添えで相手を邪魔したり探検を助けてくれたりする。ダイスに現れるナーガをうまく使いながら相手の邪魔をしつつ、遺跡の中の通路を組みあわせながら遺物を集めていく。なかなか相手の邪魔がアツい。
ガルーダとナーガ・ラージャ(アナンタ)には神話に伝えらている深い遺恨があって、「ガルーダの母親はナーガ達の奴隷」というとんでもなく入り組んだ話。ガルーダはそのため蛇神達を嫌いまくっているという、ね。。同じ遺跡に祀るというところもまたインドっぽい気もします。ヒンドゥーの神々達のお話はとっても面白いので、機会があったら是非調べてみてほしい。
〈開封〉
ナーガ・ラージャ(Nagaraja)多言語版
プレイ人数:2人
対象年齢 :9歳以上
プレイ時間:30分
Boardgamegeek
ホビージャパン
コンポーネント全体
コンポーネントはシンプル。カードとタイル類、ダイスが中心だぞ。
ルールブック
多言語版を名乗る通り、4言語に対応したルールブックが入ってる。
神殿ボード
空の神殿が2枚。ここに部屋タイルを配置し、各部屋へのルートを作るのだ。
遺物タイル
神殿の奥にあるという遺物達。赤い秘宝は呪いの秘宝。3つ揃うとその時点で敗北するよ。
部屋タイル
双方で奪い合う部屋タイル。手前に見えるのはカードをプレイして使うことが出来る罠タイル。
護符トークン
部屋タイルに配置される護符。特殊効果や勝利点を得ることが出来るよ。
巻物
ゲームの案内人を示す巻物。
運命スティック(4面体ダイス)
全てを委ねる事になる棒ダイス達。雰囲気抜群。 めっちゃ気に入った。
カード
結構このカードの使い方で戦局は大きく変化する。絵柄も遺跡の中で起きるアクシデントが描かれてて、眺めながらも冒険の妄想がはかどる仕様。
〈ナーガ・ラージャの遊び方〉
カードのアイコン処理は最初サマリー必須かと思いますが、なれちゃえばサクサク進むと思う。
どれを開けるか、それが問題だ....
終了条件
・いずれかのプレイヤーが25勝利点を獲得した場合、即座にゲームは終了する
▶︎つまり25点越えれば勝ちである。
・いずれかのプレイヤーが3枚の呪いの秘宝を得た場合、ゲームは終了する
▶︎3枚の呪いの秘宝を受け取ったプレイヤーは即座に敗北するよ
いずれかのプレイヤーが獲得した遺物や護符に記載された勝利点の合計が25点に達した場合はそのプレイヤーの勝利。呪いの秘宝を3枚集めてしまったプレイヤーはその時点で敗北が決定する。あと部屋タイルの山が尽きた場合、そのラウンドでゲームは終了し勝利点を競う事になるよ。
セットアップ
1)神殿ボードを各プレイヤーに配布し、青い入口を自分の方に向け置く
2)遺物タイル9枚を取り、神殿ボードに裏向きで配置する
3)部屋タイルを良くシャッフルし、裏向きの山札とする
4)罠を部屋タイルの山の横に配置する
5)護符をよくまぜ、裏向きの山にする
6)運命スティックをお互いが手の届く所にまとめておく
7)カードを良くシャッフルし裏向きの山札にする
8)1ラウンドの先攻プレイヤー(案内人)を決める。
▶︎茶色の運命スティック2本を振り、より多くの運命点を得たプレイヤーが巻物を受け取り最初のラウンドの案内人となる
9)各プレイヤーにカードを5枚づつ配布する
10)部屋タイルの山札から1枚を公開する
▶︎護符を置くエリアがあれば裏向きで1つを配置する
ゲームの流れ
ラウンドは幾つかのフェイズに分かれ、各フェイズごと手番が回ってくる。ゲームは勝利条件、または終了条件が達成されるまで続くよ。
運命ダイスの目だって変えられるのだ...
ラウンドは3つのフェイズに分かれている。。。んだけど、ルールブック忘れたのでごめんなさい、記憶を頼りにざっくり書くとこんな感じ。
・手札をプレイして運命ダイスを振る
・運命ダイスのナーガを使用して手持ちのカードをプレイ(案内人から)
・運命点の多いプレイヤーが部屋タイルを獲得して神殿に配置
・部屋タイルを獲得できなかったプレイヤーが巻物を受け取って案内人に
部屋タイルを獲得できなかった次のラウンドの案内人はカードの山札から3枚引いて、内2枚を手札に、残りの1枚を相手に渡すよ。この流れを繰り返し、神殿でルートを築きながらお宝をゲットしていくのだ。
〈まとめ〉
深夜におひとり様でルールの確認を。。(恒例)
手札は最初5枚。まず同じシンボルのカードを選んでプレイする。カードの上端に振ることができるダイスの種類が書いてあるので、それを参考にカードを選ぶのだな。欲しい部屋タイルが公開されていれば複数枚同じシンボルのカードをプレイすればダイスが増えるのだ。
この棒ダイス振るの、なんか楽しい。
いかにも運頼みって感じがするし、ナーガを表すニョロニョロマークもザ・運命って感じである。運命点が相手よりも多ければ部屋タイルをゲットできると。
ナーガマークのダイスを使って自分や相手にカード効果を適用できるのだけど、これもまた結構楽しい。手札を増やしたり、相手のダイスを追放したりできるのだけど、結構使い勝って良さそうなのが部屋タイルを回転したり移動したり出来るカード。
1度配置した部屋タイルは基本的に動かせないのだけど、ゲームが進むと相手の邪魔だったり自分の失敗だったりで動かしたくなってくる。(下手なだけかもしれないが)
そんな時にナーガ様にお力添えをお願いして部屋の向きを変えてしまったり出来る訳だ。もはやこれがインディー・ジョーンズではなくて一体なんだというのだろうか。
相手の計画を意味の無きものにする事だって出来る罠の図
他にも相手の神殿に罠を配置したり出来る。もうなんでもありである。
部屋タイルの種類はあらかじめ決まった種類なので、どのように部屋タイルを獲得するかでルートも決定されていくのだけど、相手からの邪魔ですべてひっくり返る可能性もある。これは、性格がモロにでそうで良きw
いわゆるゲーマーズ系と言われるような緻密なロジックが働くようなゲームではなくて、ワイワイギャーギャー言いつつ遊ぶのが楽しそう。インディジョーンズみながら軽く遊ぶとさらに楽しそう。古代遺跡の発掘や、失われた秘宝系がお好きなメンバーで、軽くもアツいバトルをしたい方にはハマりそうですぞ。
気のおけない相手と遊ぶとよろしいゲームですな。誰か捕まえて遊びたい!あと、その前にインディージョーンズシリーズも観よ。。。
【PR】
ナーガ・ラージャ多言語版は駿河屋でポチれまする。
画像:駿河屋
Amazonにもあるね。
〈おすすめの記事〉
2人用ボドゲまとめだ。どれも楽しいぞ。