ども。コモノです。
今日はあのラ・グランハがデラックスになって帰ってきましたのでそのご紹介です。テンデイズゲームズから日本語版でリリースされた本作、元々のラ・グランハのプレイ感はそのままに新たな拡張が追加されたり、新しいソロオートマが追加されたりとさらに深くラ・グランハを楽しめるようになりました。
ルールなどはすでに各所で説明され尽くされている人気タイトルなので、今回新しくなったポイントなどを中心に、デラックス版の魅力についてご紹介したいと思います。個人的にも大好きな農場経営ゲーム、新版は良いですぞー!
ラ・グランハ DX 日本語版
プレイ人数:1〜4人
対象年齢 :14歳以上
プレイ時間:90〜120分
国内発行元:ラ・グランハDX 日本語版 - テンデイズゲームズ -TendaysGames-
Boardgamegeek
ラ・グランハDXってどんなゲーム?
もともとのラ・グランハの初版は実は2014年。日本語版はアークライトから出ており、以前ブログでも紹介したゲームでございます。スペインのマヨルカ島を舞台にした農園経営ゲームで、手札カードの使い方が多様性に富んでいること、拡大再生産がまさに農園経営そのものを実感させてくれる点などが人気のボドゲです。
今回テンデイズゲームズから発売された日本語版には「DX」の文字があるように、コンポーネントがアップグレードされて、新しい拡張要素を加えたデラックス版。
以前Kickstarterのプロジェクトでは「デラックスマスターセット」と銘打たれBoard&Dice社から製品化されたタイトルなのです。
よりマヨルカ島の日差しを感じるようなアートワーク
今回のリメイクではアートワークが変更されました。以前は柔らかいイエローを中心としたアートワークでしたがマスターセットはよりマヨルカ島の日差しを感じるようなクールな感じのアートワーク。
どこか牧歌的でひだまりのような柔らかさを感じた前作に比べると、よりマヨルカ島の気候を感じさせるようなシュッとした印象(語彙...)に変わりました。以前の雰囲気もかなり好きだったけど、マスターセットの感じも好きでありますなー。
デラックスなコンポーネント
組合タイルや屋根タイル、ロバタイルは木製となり、デラックス感と共に手に取りやすくプレイアビリティが上がっています。さらにプレイヤーボードはダブルならぬトリプルレイヤーボードとなっていて、手札を差し込むところにスロットが作られているのでスッと差し込むことが出来るようになっています。
これはかなり遊びやすさが増してる感。オプションですがメタルコインセットや出荷数を管理できるドンキーペン(ロバ駒)なども用意されているのも二重丸。
新しいソロ用オートマ
もともとソロプレイに対応していたラ・グランハですが本作では新しくソロ用オートマデッキとルールが用意されました。処理は複雑になりましたがより対人プレイに近い感触になるソロオートマとのプレイが楽しめるようになっています。
もちろんルール巻末には元々のソロルールも付属しているので、2種類のソロモードで遊べるのです。
12種類の拡張ルール
マスターセットの一番の魅力はこの拡張ルール群にあるかもしれません。12種類ある拡張はモジュール形式となっていて、それぞれ独立してゲームに加えて遊ぶことができます。ステファン・フェルドやアダム・クワピンスキがデザインした拡張も含まれており、平凡な農村にちょっとしたアクセントを加えたゲームが楽しめるのも魅力です。
新しい農場カードや各プレイヤーに固有能力を与えてくれる淑女たちが参加する拡張など、ラ・グランハの魅力を広げる拡張が揃ってます。
あらたなソロプレイの相手はロバ?
なんと新しく導入されたソロオートマはロバです。ロバと対戦するなんて負けるわけには行かない感ただよいますが、これがまたいい感じに強いのよね.....
確かに処理工程はちょっと複雑になるので最初はルールブック片手に覚えながらプレイすることになるのですが、慣れてしまえば大丈夫。ただし細かな処理忘れは発生しがちなので(ラ・グランハあるある)その点は注意したいところです。基本的なルールがしっかり頭に入ってから遊ぶ方が楽しめるのは間違いない感じ。
元々あったソロルールよりもより対人戦に似た感じのプレイ感になるのも嬉しいロバとの対戦。1人でゆったりラ・グランハを楽しむ事ができます。拡張を導入するのにも対応しているので、ソロプレイでもしっかり楽しめるのが素晴らしき。
ラ・グランハDX 日本語版の感想・まとめ
デラックス版となったラ・グランハ。基本的なルールで遊ぶだけなら大きな違いはコンポーネントに魅力を感じるかどうかという部分だけなのですが、プレイアビリティは間違いなくDX版のほうが遊びやすいです。
お値段はそこそこするので、ラ・グランハがどのくらい好きかによってお得感は変わってきそうですが個人的には買ってよかったセットでした。元々のアートワークも捨てがたい魅力があるので、見た目の好みは人それぞれかなと思います。
これまで何度もプレイしてる!とか、農場が広がっていくあの感じがたまらなく好き!という方は今回のDX版はおすすめです。よりマヨルカ島の暮らしにどっぷり浸かったような気分が味わえること間違いなし。同じ農場経営だとアグリコラが有名ですが、より牧歌的に楽しむのであればラ・グランハは良い選択になると思います。
多くの選択肢の中から何を選んで得点していくかを考えるのが好きな方、マヨルカ島の農村があなたを待ってますぞ!
【ラ・グランハDX 日本語版 販売情報】