みなさんこんにちわ。コモノです。
みなさんはクトゥルフって知ってますか?
そうです。あのタコのような見た目のヤツです。いまヤツとか書きましたけど、あれは神です。しかも異形の神で海底在住。ラヴクラフトの小説「クトゥルフの呼び声」などが有名ですが、ボードゲームでも度々テーマに据えられるタコみたいなヤツです。
いわゆるクトゥルフ神話にはその他にも旧世界の神が登場しますが、その神々たちが子分たちとともに覇権を争い殴りあうゲーム、それが「クトゥルフ・ウォーズ」。2015年にKickstarterから生まれたボードゲームらしいのです。
こちらが当時のKickstarterのページ。もう毒々しすぎて神々しい。当時はボードゲームを知らなかった訳ですが、昨年このクトゥルフウォーズの日本語版がアークライトから発売されました。お値段なんと3萬円越えとかなりビックリ価格で当然指くわえて眺めてましたところ程なくして完売。そのままひっそり市場から見なくなっていました。
ところが最近になって待望の再販開始とアナウンス。一部ルールブックにも改良が加えられているとかで、ザワザワ胸の奥で何かが騒ぎます。まぁ、買えないよ?買えないんだけど、、気になるっちゃ気になる。|ω・`).....チラッ
画像引用:Cthulhu Wars by Sandy Petersen — Kickstarter
どんなゲームなのか改めて調べたことなかったので、ちょっくらギックリ腰から回復したての重い腰を上げて調べてみようじゃないかと。調べるだけ。調べるだけだから。
と、気になっちゃったんでちょっとまとめてみようかと。いいかな?まとめるだけだから。決してポチらないよ?ってかポチれないから.....
Boardgamegeekの評価
知らないゲームに出会った時は、やっぱり頼れる世界の評価。まぁミニチュア系のボドゲは高くなる傾向があるって言われてますがミニチュア系ボードゲーム好きだから何の問題もないわけで。
衝撃の8.0でした。うむ。3,368件の評価で8.0か。2015年発売ながらも、やはり価格が価格なだけに手を出している人の数はそこまで多くない印象。でも5.0台から下に評価があまり入っていないので、遊んだことがある人の評価は一定して高めだ。
ゲームのメカニクス
ゲームのメカニクスはBGGを参考にするとエリアムーブメント。移動しつつアクションを行い、それぞれの陣営が持つ特殊効果を発揮しながらゲート解放などの目的を達成していくゲームのようだ。クトゥルフって基本が邪神召喚なのね。各陣営はゲートを開くために新しい土地を必要と知るため、ガチで争うダイスによる戦闘もある。世界を手に入れようとする(で、滅ぼす)旧世界の神々の戦いが、このクトゥルフ・ウォーズでは再現されるわけだな。
画像引用:BoardGameGeek
各陣営で固有の能力は異なり、どのような戦術で世界を手に入れるかは担当する陣営、プレイする相手によってかなり変化に富む内容らしい。
相手を殲滅してゲートを解放し、旧世界の支配者を召喚するというクトゥルフならではの儀式をそれぞれの特殊能力を駆使しながらプレイしていく訳だけど、この陣営ごとの能力がかなり違うみたいで、戦略を探る事が楽しさの1つになっているようだな。
画像引用:Cthulhu Wars by Sandy Petersen — Kickstarter
1度遊んだだけで終わるわけではなく、再プレイを行なってもなお新鮮な気持ちで遊ぶことが出来るように配慮されているらしい。戦略や戦術がどのように反映されるか毎回悩ましいというのはやはりボードゲームでは大切な事だからな。
ミニチュア
注)記事で引用しているミニチュアの画像はペイント済み多数ですが、実際の付属品は未彩色ですぞ
クトゥルフウォーズが良いお値段する理由の1つが魅力的な神々たちの陣営をあらわすミニチュア。基本セットにはもちろん無着色のミニチュアが入っている訳なのだが、ペイントが上手い人達の手にかかるとこんな感じになるようだ。
画像引用:BoardGameGeek
もう、、ヤバイ... (º﹃º)
画像引用:BoardGameGeek
彩色済みミニチュアでプレイしてる画像の破壊力って....
Boardgamegeekには邪神たちのミニチュアの魅力を伝えるべく、世界に散らばった教団の一員がアップした彩色済みミニチュアの画像が大量にある。自分でペイントをする人にとって、かなり魅力溢れるミニチュアなんだと思うし、実際かっこいいのだ。こんな雰囲気に浸りながら神々の争いを卓上に再現できるなんて至福すぎるだろ。
ぐっ....すでに洗脳が始まっているというのか。。。
なお、どの陣営でプレイしても、誰が勝ったとしても、この世界(舞台は地球です)が終わりに向かうことは変わらない。そんな素敵な設定だぞ。
プレイ感
すでに遊んだ方のレビューは幾つか読むことが出来るよ。
クトゥルフウォーズ : ある元心理カウンセラーのボードゲーム日記
クトゥルフウォーズ 感想(レビュー) - なゆひにボドゲ雑記
総じて「デカイ」と書かれているのは印象的だったな(違う)。ミニチュアも大きければ箱も大きい。ともなれば収納場所の問題は避けて通れず、我が家にクトゥルフの神々を迎えるには隣の部屋を侵略する必要が出てくる。
「あのー、ちょっと隣の部屋にボドゲ置いても?」
「いいよ?大きいね!ぉ、コレ何が入ってるのかな?」ガサガサ...?!
コンニチワー(邪神)テヘッ。
画像引用:BoardGameGeek
「(゚∇゚ ;)!?・・・ちょっとコレ何キモいィィィ!」
かくして我が家にも異形の神が新たに降臨し、世界は滅亡した。
みたいな話になることは必至ではないだろうかと。さらに何かの手違いで購入価格がバレてしまった場合、その時点で我が家という世界は滅亡する。
リスキーだ。リスキーすぎる。やはりこのクトゥルフ・ウォーズを我が家に迎えるということは、その事自体がとてもリスキーなのだ。そこから邪神復活にかける自らの信仰を問われるという事に間違いない。
まとめ
結論としてはやはり欲しい...が、いろいろ考慮する必要はやはり出てくる。経済的にも場所的にもだ。あと個人的には家族から若干疎まれつつボドゲを遊んでいる、または今までうまく家族関係と趣味を両立させてきた方に、是非勢いで購入してみてもらいたいボードゲームだなとも思う。間違いなく静かだった湖面に幾許かのさざ波は立とう。そのさざ波の下、湖底の奥深くにこそ旧世界の神々が住まうのだ。
現在基本セット(しかも新版)の再販と、大型拡張の予約が各所で行われている。このサイズ(価格)のボードゲームはやはり流通量は多くない。
いままで興味を持っていた方、クトゥルフの隠れ信者の方は是非邪神たちを自宅に迎え入れてみてはどうだろうか。そして家族との間に亀裂がもし生まれたら、それも込みでレビューをあげて欲しいのだ。その叫びこそクトゥルフ復活の呼び声となろう。
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駿河屋でも基本セット(新版)は扱っているぞ。
画像:駿河屋
Amazonならどちらもポチれる。あなたの信仰を問われているのだぞ?
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クトゥルフさま万歳。