前回の休日。
ちょっと考え事をしていたコモノは本屋へお出かけした。
ヒトリコラ劇場のその後の展開や、このブログのあり方について(大袈裟)手詰まり感を少し感じたのだ。
頑張りすぎて迷走しかけているヒトリコラ劇場シリーズはコチラ
小ネタは何か無いかなと書棚をウロウロしていたら『Board Game Guide 500』なる本を発見!テンデイズゲームズの田中誠さんがお書きになってらっしゃるガイドだった。
気分転換にボードゲーム以外のネタを探しに行ったのだけど。。。
結局買っちゃった(笑)
その後、タリーズでコーヒーを飲みながらページを繰りつつ思いました。
コモノはボードゲームの事をまだまだよく分かって無いのだと。
・ドイツゲームという存在。
・歴史としては30年位。
・近年世界的な盛り上がりを見せる。
・日本というマーケットへの危機感。
小さなゲーム紹介の文章の中に、興味深い事柄が幾つも散りばめられたガイドブック。
長い間ボードゲームに携わって来た田中さんだから書けるガイドであって、好きな事に真摯に向き合った人しか書けない文章だ。ボドゲの奥深さを感じるだけでなく、デザイナー別やテーマ別で紹介していたりと、固めの文調の割りに読みやすい本でした。巻末のインタビューではテンデイズゲームズを開くまでの過程の話とか、オマケ的なエピソードも載っていて面白かった。特に事業計画書提出のくだりが(笑)
やはりこの物量を見て触っている田中さんが運営するテンデイズゲームズは、扱っているゲームにちょっと芯があると言うか、コダワリを感じる品揃えなのにも納得が行くな。コモノもつい先日お世話になったばかりだ。
テンイズゲームズHPはこちら
子供の頃、本屋が大好きだったコモノ。
背の低い子供は書棚の通路に立つと、大きな本の壁に埋もれていくような不思議な感覚になる。本好きにとっては幸せな感覚だ。ただ同時にこうも思っていた。
「1日1冊を読んだとしても、この世の中のすべての本を読むことはきっと出来ないんだ。」
今回の本を読み終えた時に、当時ちょっぴりがっかりした時のことを思い出した。大好きだからこそ感じた喪失感というのだろうかね。
この500タイトルのボードゲームをコモノが全て遊び切る事は無いだろう。「どんなボードゲームがあるのか知りたい、あのボードゲームはどんな感じなんだろう。でもきっと全部知る事は出来無いんだろうな。」と静かに湧いてくる感覚は、当時の書店で感じたのと同じような喪失感だった。それは多分長く付き合えるよい印みたいなものだ。
この小さな喪失感と隣り合わせの好奇心をもてる対象とは実はそんなに多くない。割とコモノは多趣味だが、これに当てはまるのは読書と写真くらいだ。
自分自身にとって、ボードゲームがそういったモノである事に気がついた良書となりました。ボードゲームに興味を持たれた人は、是非!目を通して損は無いですよ。
めずらしく読書レビューでしたw しかし、今後の展開どうしよかな・・・(汗)
やべぇ・・・。次回からいつものノリに戻ります。
みなさま、ひきつづき宜しくお願いします。
〈よく読まれている記事〉