やぁ。コモノだ。
今日はビッグタイトルのプレイレビューをお届けするぞ。それはマンション・オブ・マッドネス第2版。かの有名な狂気の館の冒険だな。
昨年末に発売されるや否や速攻売り切れてプレミアつきまくりのこのボードゲーム、クトゥルフ神話をベースにした物語がシナリオ形式で進む。アプリがキーパー(TRPG風に言えばゲームマスター)の代行をしてくれるなど、ソロプレイにはありがたい斬新なシステムも気になるのだ。いつものように独り、コモノがリビングで絶叫し悶える様も見逃すなよ?
さぁさぁ、お集まりの紳士淑女の諸君!!!
コモノが狂気に満たされてゆくその姿を、どうぞ堪能してくれたまえ!
ひとりだって良いじゃない。
ヒャッホーイ。。。(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)。
【目次】
〈セッティング〉
まずはゲームの準備からだな。
・プレイエリアの確保
マンション・オブ・マッドネス第2版はプレイボードがシナリオに合わせて作られていく。TRPG(テーブルトークRPG) に似たシステムが特徴的なのだな。
マップタイルを置く場所を確保して周囲にカードやトークン、モンスターミニチュアを並べて置くぞ。ミニチュアもどれを使用するのかは物語が進まないとわからないので全員にお出ましいただきました。
うむ。壮観である。
・アプリ
そして重要なポイント。アプリを起動だ。
マックでも問題なく動いた。ちょっと時代を感じてしまう・・・
アプリはスマートフォン、タブレットの他、PC版もある。コモノは今回PC版を使用してプレイするのだが中々の雰囲気だ。たまーに挟まる効果音もリビングでぼっちプレイする身にはありがた迷惑なくらいビビらされる。このアプリ画面に従って進む事で準備が完了するぞ。
インストなどの情報は前回のレビューを参考にしてほしい。
今回は新規ゲームなので「新しいゲーム」を選択。
そのまま画面の指示に従い進む。まずはシナリオ選択だ。
コモノの今回は初心者におすすめとガイドに書いてあった「永劫の輪廻」というシナリオを選択した。
この時点でゲームのクリア条件は不明。
このゲーム、シナリオを進めないとクリアする方法がわからない仕様だ。なんというサディスティック。
落ち着け、次はキャラクター選択だ。シナリオの概要もよくわからないので誰が良いのかも全く見当がつかない。
個性派揃いのプレイヤーたち
うーん。。。どうしよっかな。
悩ましいところだが、今回はこの2人と一緒に館に乗り込むことにした。
アガサ・クレーンとリタ・ヤングだ。アガサが鋼のメンタル、リタが脳内筋肉系だ。対照的な2名で未知の脅威に立ち向かうっていう寸法だ。
そのままアプリを進み、所持品の配布。これも画面にランダムで表される所持品をカードの束から引き抜いてプレイヤーに配分(任意)する。
ぱっと見、武器っぽい武器が何もないのだが・・・・大丈夫か。
「精神流入」はやっぱりアガサに渡しておいた。この絵の通りに流入したらそれはそれで大変なことになりそうだが。
今回リタが思いの外、脳筋的なキャラだったことがショックだった。
・カード類やダイス
脳の絵が書いてあるのが「恐怖カード」。心臓が「ダメージカード」だ。
リファレンスガイドやビギナーズマニュアルにはストックしておくカードの並べ方が指定(アイウエオ順?)されている。ただ結論から言うと特に並べ替えは要らないと思う。アイテムや呪文のカードを探しやすくする為の指定なんだけど、ランダムに重ねた状態から手に持って探しても、大した手間にはならないと言うのが率直な感想だ。しっかり種類別に分類しておけば大丈夫じゃないかなー。並べ直さなくてもゲームにそこまで支障は起きないぞ。
ダイスは各種の判定に使用する。特殊な8面体ダイスだ。
ゲーム中かなり頻繁にダイスを振るのでダイストレーは準備した方が良いと思う。コモノは安定のニトリトレーだ(笑)
なお、トレーを準備せずに硬いテーブルの上でダイスを振った時の硬い音は、深夜のプレーでのドキドキ感を増してくれる気もする。。。
この辺りはお好みで選択するのをおすすめするよ。
さて、準備が整った。
「シナリオを開始する」を押したら、ゲームスタートだよ。
〈ゲームスタート〉
ゲームはまず一本の電話から始まった。ヴァンダービルトという資産家の屋敷に勤めるユージンという執事から、助けを求める一本の電話が掛かってきたのだ。アプリがイントロを読み上げてくれるという親切設計にビビる。
ゲームは大きく2つのフェイズに分かれて進む。探索者がアクションを行う〈探索フェイズ〉と、様々な奇々怪界な事象が起きる〈神話フェイズ〉だ。
屋敷に到着して玄関を入ったところから、ゲームが始まる。
画面で指示された通りにマップタイルとトークンを配置していくよ。
こんな感じだ。トークンを調べるときはアプリのアイコンをクリックすれば、指示が出てくる。各プレイヤーは手番ごとに2つまでアクションを行うことが可能だ。
〈探索フェイズ1〉
まずはアガサから行動してもらおう。アガサは頭脳派だから、部屋の調査ポイント(黄色い❓マーク)を調べて回ることにした。
文章の最後に書物のアイコンがある。これは能力判定の時にどの項目を参照するかを表しているぞ。キャラクターカードにこのアイコンと数字が記載されているので、数字の数のダイスを振って成功数を入力する。
書物は知識を表す。アガサの知識量は5。最大値だな。
ダイスを5個振って星マークの数を画面に入力するのだ。
よし、でやっ!!!
・・・・?おかしくね?
まさかの1とか。なぜだアガサ。ひょっとして体調が悪いのか?
「はい」を押したくない・・・・
やはり1では調査が完了せず、トークンを取り除くことが出来なかった。アガサのアクションが終了した。
その後、駆けつけてきたリタにもう一度調査をしてもらった。
アガサ「ちょっと緊張してるだけ。いつもはこんなはずじゃないわ」
リタ「大丈夫。私に任せて。」
リタの能力判定は2。高い数字ではなかったけど調査は終了した。
リタ、まさかの大活躍。アガサのプライドが早々に砕けている。2人の仲がとても心配になるな。
〈神話フェイズ1〉
移動と調査でアクションが終了したので神話フェイズへ。アプリの右下にあるボタンを押すと神話フェイズの指示が表示される。だいたい能力判定が必要なイベントがおきるので注意して起きたい。今回はまだ最初だから大したことも起きずに神話フェイズが終了した。
〈探索フェイズ2〉
リタは入り口横の物音のする隣接トークンを調査した。
ドアの向こうではガチャガチャと音がしている。。。
何やら穏やかではないご様子。
扉を開けると、そこは食堂だった。テーブルの上で男がバケモノに襲われている真っ最中。早速ですか、そうですか。。。
「忌まわしき狩人」?こっち向くなぁぁぁ!
恐怖カードも貰っちゃいました。アガサはまだ玄関で調べ物中だ。探索フェイズが終了した。
〈神話フェイズ2〉
モンスターが出現しているとモンスターの攻撃が神話フェイズで発生するよ。
効果範囲は特段指定がない場合は周囲3マス(マップタイル状で区切られているよ)を指す。今回はアガサがいるところまで2マスなので、アガサとリタが対象だ。握手しているマークは影響力の数値だが、アガサの方が高い。
「忌まわしき狩人」は目の前のリタには目もくれず、玄関のアガサに向かって素早く移動し、背後から攻撃した!
!!!
あぁぁぁぁぁぁぁ!
不意打ちに近い攻撃の能力判定は筋力。アガサは最も数値の低い値だったので、痛恨の失敗。ダメージカード1枚を引く。
お、軽傷で済んだ!ただ、アガサの体力(ダメージ値)は5。恐怖みたいな精神的なものへの耐性は9ポイントあるが、ダメージ耐性は5ポイントしかないのだ。
あと4ポイントだと・・・
開始早々なんということか。
神話フェイズでは続いて恐怖判定というものが発生する。
意志力の能力判定をパスしないと、いきなり恐怖カード3枚か!
ぬぉぉ。。。アガサ!
なんとかセーフ。セーフ。。。続いてリタも判定を行ったのだが、完全な回避はできずに恐怖カードを1枚もらうことに。リタはメンタルは豆腐レベルなので耐性は5ポイントしかないのだ。
アガサとリタのそれぞれ弱いところに刺さるとは、これはいったい何の呪いか。
〈探索フェイズ3〉
アガサを背後から襲った「忌まわしき狩人」。そこへリタが駆けつける!
「うぉぉぉぉぉ!!!!」
後半(第2夜)へ続く(笑)
〈第1夜まとめ〉
第1夜は準備〜簡単なプレイの流れを抑えつつ、ヴァンダービルド家に乗り込んだ2人を襲った最初のモンスター「忌まわしき狩人」との邂逅までをお届けしたよ!
電話をかけてきた執事のユージンは食堂に隠れていたのだけれど、会話して情報を引き出す前に立ちはだかった「忌まわしき狩人」。奴を倒さないと落ち着いて調査もできない状況に開始早々なってしまった。メンタル系は強いが体力はないアガサと、体力は自信があるリタ。この2人がどのようにヴァンダービルト家の問題を解決していくのか、プレイレビューも佳境に入る第2夜をお楽しみに!(今週中にアップするよー)
次回、リタの猛攻が始まる。
3/17 緊迫の第2夜がついに解禁!
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2017年冬、拡張が発売されるかもだ。
2018年、ついに第2版の拡張が発売されるよ!
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