ども。コモノです。
2025年最初にご紹介するのは年末に何かにほだされるかの様にポチってしまったアンマッチド:アドベンチャー テイルズ・トゥ・アメイズでございます!古今東西のヒーローたちが協力して脅威に立ち向かっていくバトルゲーム。
2024秋ゲムマ会場での展示
昨年のゲムマ秋会場でチラッとコンポーネントを見かけてしまってからというものの、どうにも心から離れなかった中量級のタクティカルゲームは、異なるデッキを駆使して悪者をぶっ倒すサブカル感ただようパルプマガジン風のゲームでございました。新年から良い行いを心がけるにはとてもふさわしいポップなボドゲ、ご紹介いたします!
- アンマッチド:アドベンチャー テイルズ・トゥ・アメイズ( Unmatched Adventures: Tales to Amaze)
- アンマッチド:アドベンチャー テイルズ・トゥ・アメイズのコンポーネント
- アンマッチド:アドベンチャー テイルズ・トゥ・アメイズのルール・遊び方
- ソロプレイはできる?
- アンマッチド:アドベンチャー テイルズ・トゥ・アメイズ( Unmatched Adventures: Tales to Amaze)の感想・まとめ
- 【アンマッチド:アドベンチャー テイルズ・トゥ・アメイズ 販売情報】
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アンマッチド:アドベンチャー テイルズ・トゥ・アメイズ( Unmatched Adventures: Tales to Amaze)
プレイ人数:1〜4人
対象年齢 :9歳以上
プレイ時間:20〜60分
国内発行元:アンマッチド:アドベンチャー テイルズ・トゥ・アメイズ – CMONJAPAN
リンク
Boardgamegeek
テイルズ・トゥ・アメイズってどんなゲーム?
テイルズ・トゥ・アメイズは、ヒーロー同士が異なるカードデッキを持ってバトルをする「アンマッチド」シリーズというゲームのシステムがベースになっています。
アンマッチドのゲームシステムは、古今東西さまざまなヒーローが異なるカードデッキをもって対戦する1vs1のバトルゲーム。遊戯王やマジック・ザ・ギャザリングなどのTCGに、マップ移動が組み合わさったような対戦ゲームなのです。
アンマッチド」シリーズって?
アンマッチドにはすでにさまざまなヒーローが用意されていて、海外ではかなりの数がリリースされている人気のタイトル。めちゃくちゃたくさんヒーローが出てるんだよね....
このアンマッチドシリーズのヒーローが協力して悪の脅威に立ち向かうアドベンチャーが「アンマッチド:アドベンチャー」という訳ですな。
国内ではホビージャパンから「アンマッチド:アドベンチャー バトル・オブ・レジェンド vol.1」の日本語版が2020年にリリースされています。もちろんこのバトル・オブ・レジェンドのヒーローもテイルズ・トゥ・アメイズで使用することも可能です。異なるカードデッキを持って、ヒーロー同士でバトルするってシンプルで熱い展開が評判のボドゲみたいなのですよねー。
モスマン&火星からの侵略者 VS ヒーローたち
テイルズ・トゥ・アメイズではこのヒーローたちが協力して共通の悪者をぶっ倒すという設定になっている訳でございます。
本作では20世紀のアメリカで語り継がれる悪役として「モスマン」と「火星からの侵略者」が襲来します。それぞれ異なるマップが両面で用意されており、プレイヤーたちは4人いるヒーローのうちの1つを担当してこの悪者(ヴィラン)をぶっ倒すのがテイルズ・トゥ・アメイズの目的です。
対するヒーローには昭和の紙芝居から飛び出てきた黄金バットから始まり、アニー・クリスマス、ニコラ・テスラ、ジル・トレント博士の4人が登場。
それぞれのカードデッキはかなり異なる能力を備えているので、移動・策略・攻撃の3種類のアクションを駆使しながらヴィランを撃退する事を目指すのです。カードデッキのバランスがとても絶妙に出来ている感じで、うまく行ってる!余裕じゃん!と思ってたら「え、えっ...あれ?」みたいな展開になる楽しいバトルが待っております。
他のアンマッチド:アドベンチャーのヒーローも参加できる!
テイルズ・トゥ・アメイズは他のアンマッチドシリーズのヒーローを使用して楽しめるところに大きな魅力が隠れています。前述のホビージャパンから出ている「バトル・オブ・レジェンド vol.1」のヒーローも参加できちゃうんだよ!
つまり現在日本語版で出ている8人のヒーローのどれを使用しても遊べるというのが本作の魅力。もちろんテイルズ・トゥ・アメイズのヒーローを使ってアンマッチド:シリーズの基本となるバトルも遊べるので、協力してヴィランを倒すもよし、1vs1や2vs2のバトル戦を楽しむも良しの幅の広い遊び方ができるのも本作の魅力なのです。
ほほー。ほほほー!バトルも楽しそうだな!
アンマッチド:アドベンチャー テイルズ・トゥ・アメイズのコンポーネント
個人的にはモスマンの見た目にヤラレタのでポチった感あります。ミニチュアはウォッシュ加工されているのでそのままでも結構雰囲気ある。相棒や手下はトークンになってるけど、このくらいでちょうど良い感じ。
そしてモスマン以上に主張の激しい黄金バットのデッキ裏面。もちろん他のヒーローのデッキも雰囲気満点なのですけど、個人的にはもう黄金バット推し。
テイルズ・トゥ・アメイズ日本語版は全体的に日本語フォントにもこだわって製作されていて、いわゆる20世紀のパルプフィクションの時代感(日本だと昭和の特撮全盛期の頃なのかな?)をめっちゃ堪能できるのが素晴らしい。こういうワチャワチャ感がこういうゲームを楽しませてくれるんですよ。
ミニチュアもかなり凝ってて良い感じだぞ。
アンマッチド:アドベンチャー テイルズ・トゥ・アメイズのルール・遊び方
中量級ながらも準備はとても簡単。最近ちょっと重めのゲームを遊ぶことが続いていたので拍子抜けするくらい簡単に遊び始めることが出来ます。選択したヴィラン、手下、ヒーロによって若干の差がありますが割とすぐ覚えられるくらいの違いしかないので1回遊べばとてもスムーズに準備できると思います。
ゲームの準備
ヴィラン(共通マップなど)
- ヴィランを選び、対応するマップを広げる
- 初期配置位置にヴィランを置く
- ヴィランごとのセットアップルールを参照してトークン類を配置
- 参加するプレイ人数に応じてヴィランの手下トークンを配置
- 選んだ手下によって追加コンポーネントなどをルールにしたがって用意
- ヴィラン・手下それぞれのカードデッキを用意して山札にする
- ヴィランのライフカウンターをプレイ人数に合わせてセット
- 必要に応じて難易度を調整(驚異のイベントを公開)する
- 参加人数に応じたイニシアチブカードを用意し、シャッフルして山札にする
- 脅威トラックマーカーを初期位置に配置
プレイヤー(ヒーロー)
- プレイヤーごとにヒーローを選ぶ
- ヒーローごとのコンポーネント一式を受け取る
- 初期配置位置にヒーローミニチュアを配置(任意の場所)
- 配置位置に対応したプレイヤートークンを受け取る
- 各自のデッキをよくシャッフルし、山札にする
- ライフカウンターをセットする
- 山札から5枚引いて、初期手札とする
そうそう、基本路線はこういうので良いんだよ。
手番の流れ
各ラウンドごとに手番順を決定するのはイニシアチブカードの公開された順番。その手番で行えるのは3つのアクションから2つを選んで実行しますよ。
プレイヤーのアクション
移動
移動ではカードを自分の山札から1枚ドローして、その後マップ上を移動します。移動は自分の相棒は通過できるけどヴィランや敵の手下は通過できないなどいくつかの制約があるよ。蜘蛛の巣など特殊トークンなどでも制約を受けるので注意しましょう。
策略
手札に策略アイコンのついたカードがある場合にカードをプレイすることで実行できます。策略にはヒーローごとにさまざまな効果があるので使い所が肝心。
攻撃
手札に攻撃アイコンがあるカードをプレイすることでヴィランや手下を攻撃できます。攻撃側、防御側双方が1枚カードを伏せてプレイして、アイコンの値の差分でダメージを与えるシンプルなアクション。値の数値を打ち消されたり、能力によって補正がかかったり、単純な数比べにならないバランスが絶妙です。
エネミー(ヴィラン&手下)のアクション
ボス敵であるヴィランと手下は「エネミー(敵)」として扱われ、アクションの種類に違いはありません。エネミーは以下の3パターンのアクションから、条件に応じて該当するアクションを自動的に行います。
隣接エリアに対象がいる(攻撃)
隣接するエリアにヒーロー・相棒がいる場合は攻撃を行う
移動範囲に対象がいる(攻撃)
隣接するエリアにヒーロー・相棒がいない場合、移動を試みます。移動したあとにヒーローたちに隣接できる場合は移動を行い、その後攻撃を行います。
移動範囲に対象がいない(脅威マーカーの進行)
移動した後でもヒーローや相棒に隣接できない場合、エネミーは移動を行いません。その代わり脅威トラックのマーカーを進めます。
ソロプレイはできる?
もちろんソロプレイにも対応してます。ソロで黄金バットもプレイできるのです。
黄金バットになれるよ!(興奮)
どこ、どこ、どこから来ーるのか黄金バーットッ...と脳内でアニメのテーマソングを口ずさみながらプレイするのもやぶさかではありません。ええ、そうですとも!
イヤ、マジで昭和のヒーロー惚れるわ...
当然アタシは地球の正義を守らなくちゃいけないので初めてモスマンをぶっ倒しに行くには黄金バット以外の選択肢はありません。1番強いみたいだし、ちょうど良いだろ。
いや、確かに強い。最初は「あれ?すぐ勝っちゃうんでは???」という位の展開で、なんかルール間違えたか?と思ったほどにイージーモード。さすがだな、黄金バット。
ですがそれが気のせいだったことに気がつくのにそんなに時間はかからなかったさ。。。
デッキの内容は把握しましょう
非対称デッキなんだから、カード構成に気を配らないとエライことになります。なぜかというと「デッキと手札が尽きたらソロだとお終い」だからですな!ヒーローのデッキは基本的に尽きたら補充されません。つまりデッキ管理が超重要なんでございます。ということはカード構成を理解しておかないと、後々どのくらいダメージ入れられる確率が残るのかって見当がつかなくなるんよね。初プレイ、黄金バットに浮かれてたアタシはその計算を怠りました。
モスマンの体力を1まで削ってホクホクしていたのに、手札には弱々カードのみ。そんなラウンドがしばらく続いたら自分のHPもあれよあれよと残り5に。手下にも迫られて防御のためにカードをプレイする羽目になり、移動でドローして1枚引いてもその分すぐに削られるという防戦一方な展開。いやぁ、、よくない流れよねぇ...
で、こうなったよ...(;꒪ꈊ꒪)
2025年ですが、アタシは成長していなかった。
アンマッチド:アドベンチャー テイルズ・トゥ・アメイズ( Unmatched Adventures: Tales to Amaze)の感想・まとめ
テイルズ・トゥ・アメイズ、めちゃ面白かったぞ!とてもちょうど良い感じのボドゲ初めとなりました。前述の通り最初のワンゲーム目はまさかの敗北だったので、まぁ当然リベンジに行く訳ですよ。
でも黄金バットだけだと心許なかったのでアニー・クリスマスにも参戦してもらってだな。(震え)チキンな第2戦目を始めました。開始早々にモスマンと手下に囲まれた黄金バットを救うべく、背後からモスマンをぶん殴りにいくアニー。2mあるお姉さんらしいんですが、とにかくぶん殴ります。
黄金バットも前回の反省点を活かして順当にモスマンの体力を削りながら、呼んでないのに擦り寄ってくる手下を交わしつつのカードプレイ。少しカードの構成が頭に入ってくると「移動してカードをドローしておこう!」とかちょっと判ったような気分になってよろしい。
いい感じで地割れとかを起こせたのです。黄金バットの実力発揮。
フハハハハハ!フハハハハハハハハ!!
いや、アニーのおかげじゃん....勝ったけども。
デッキを使いこなす楽しみ
デッキの内容が本当に多様でキャラによって違います。アニーは結構遊びやすいというか、ドロー効果もあるカードがチラホラあるので手札が尽きにくいのが使いやすい。アニー・クリスマスというキャラがどんな背景なのか全く知らないんだけどアニーありがとう。程よく欲しいカードが引けなかったり、ぽろっと引けたりするバランスもちょうどいい感じです。
火星からの侵略者
もう一つのシナリオも遊んでみましたが、ヒーローやヴィランの手下など、組み合わせ次第で展開がガラッと変わったりするのでかなり面白く遊べます!各ヒーローのデッキ構成が頭に入ってくるともっと戦略的な行動も取れそうなので、軽めにワイワイ遊ぶところからじっくり考えながらのプレイまで何度か繰り返し遊ぶことで見えてくることがあるはず。
火星からの侵略者はモスマンとはまた違ったプレイ感で難易度高め。よりデッキ構成を意識したりマップでもうまく立ち回りながら攻撃をしたり、単純に殴りかかるだけではないプレイを意識しないと失敗すること間違いなし。ヴィランの種類も増えたりしないかな。参加メンバーが多いとその分手下の数も増えるので、より悩ましい展開になりそうだしボードもスカスカしてなくて楽しい。ソロの時も1人2役とかで遊ぶ方が面白いかもしれないぞ。
今後の展開がかなり気になる!
今後は海外で展開されている他のヒーローたちが日本語版でも出てくるかな?ヒーローの種類やヴィランなどバリエーションが増えれば増えるほど楽しくなるタイプのゲームなので、今後のアンマッチドシリーズの展開に期待したいタイトルです。
2024秋ゲムマでは海外で展開されてるヒーローたちも展示されてたよ
ゲムマでも人気投票やってたからきっと何か出てくるはずなんだ...(期待感)
ホビージャパンから出てるバトル・オブ・レジェンドにはアーサー王とかメデューサとかいるからそっちもちょっと気になるわね・・・モスマンVSメデューサとかやってみたい。
テイルズ・トゥ・アメイズはあまり肩の力を入れずにサクッと遊べてワイワイ楽しい協力ゲーム。同じ協力型のボドゲのパンデミックシリーズよりももっと気軽に遊べる感じですが、デッキ構成はかなりバランス良くて毎回ちょっと考えさせられる展開になるのも良いです。
テイルズ・トゥ・アメイズ、思ってたよりもかなり面白かったので、アンマッチドシリーズの日本語版が今後も出てくれると良いなー!
2025/1/4追記
次女(9歳)も楽しく遊べました!
次女(9歳)が参戦したいと言うのでニコラ・テスラとジル・トレント博士でモスマンぶっ叩きに行ったら勝ちました!次女ドヤ顔。 pic.twitter.com/wndSqLYLyu
— コモノックス (@komonox) 2025年1月4日
【アンマッチド:アドベンチャー テイルズ・トゥ・アメイズ 販売情報】
駿河屋|アンマッチド: アドベンチャー テイルズ・トゥ・アメイズ 日本語版 (Unmatched Adventures: Tales to Amaze)
アンマッチド: バトル・オブ・レジェンド Vol.1はコチラ!
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