ども。コモノです。
ちょっと前に届いた「ソレニア(solenia)」を今日はご紹介しますよ。ソレニアは昼夜の流れが完全に止まった惑星。その昼の世界(南半球)と夜の世界(北半球)をつなぐ巨大飛行船を舞台に、必要な物資をそれぞれの世界に送り届け勝利点を競うボドゲです。昨年のエッセン新作ですな。
エッセン当時にまとめをつくっていてまず目を引いたのはボックスアート。もはやこのデザインなら無言でポチるレベルに好み。あと何と言ってもソロプレイが可能なところ。大体この2つで気に入ってしまえば手に入れたいリストにまず入ってしまうのが世の常というものであります。
そのうち輸入か、、、と思っていたところにホビージャパンから日本語版の発売アナウンスがありましたので、ポチってお待ちしておりました。
惑星ソレニアを舞台に北半球と南半球をいったりきたりするソレニアを今日は開封いたしますよー。
〈ソレニア(solenia)とは〉
ボックスアートは好き嫌いが世の中にある訳です。それだけではなくソレニアが話題に上る理由がもう1つありました。それはデザイナー。Sébastien Dujardin氏はあのトロワ・トゥルネー・デウスの作者なのですよ。
はい、まともに遊ぶ前に積んでおります....(正直なんだよ)。
が、非常に人気のあるこれらの作品を創ったデザイナーの新作ですもの。やはりそれは期待値が上がる訳です。しかもね、ソロプレイ可能とかマジかと。
ソレニアの民が生きるために必要な物資を届ける、という名誉な職に就いたプレイヤーたちは手元のカードを駆使して資源を得て配達オーダーを達成していくという割とシンプルなメカニクスを採用しているソレニア。ルールをチラ見するとカードをプレイする以外にあまりアクションもなさげ。めちゃシンプルでは?
トロワのように不思議なアイコンがあるわけでもなく、今回はかなりユーザーフレンドリーっぽい感じだぞ。
〈開封〉
ソレニア(Solenia)日本語版
プレイ人数:1〜4人
対象年齢 :10歳以上
プレイ時間:30〜45分
Boardgamegeek
ホビージャパン
やはり、このボックスアートはかなり好き。このまま飾っときたいわ。右下のパールゲームズのシンボルもかっちょいいねー。
あえてのモノトーンにしてるとか、世界観を大事にしているところも高感度アップであります。元々のデザインも雰囲気にあってますな。
コンポーネント全体
バサバサ広げてみたところ、タイル類とコマ、カードがひと束くらいと割とシンプル。プレイヤーボードやプレイボードもタイル類と一緒になってるので、箱はいわゆる大箱だけどコンパクトな設計だぞ。
ルールブック
ソレニアはルールがシンプル。なにせルールブックとサマリー系のシートが1枚入っているだけだ。
基本のルールは4ページしかない。理解度が鈍ってきた最近のマイブレインにはとっても優しい。ソレニアの民はきっとイイ奴だ。って思ってたら。
デザイナーも絶対いい人だと思う。昔おばあちゃんから聞いた童話とかにソレニアの話がありました。的な妄想しか出てこない。
資源コマ
資源は全部で4種類しか無い。これを集めながら配達タイルのオーダーを達成していくよ。なおダイスはソロプレイ用。
飛行船コマ
プレイボードの上をのんびり進む飛行船。プレイヤーたちのいるエリアを表している感じ。事前に写真で見たときはデザインあってないような感じもしたんだけど、実際に手に取ってみるとそんなことなかった。
タイル類
多いといいながらも先日開封したアクロティリよりも少ない印象だ。タイル類全体が大きいから同じくらいなのかもしれないけども。。
プレイボード
組み合わせてプレイボードになるタイル。昼と夜、昼と夜の境目のタイルがある。
プレイヤーボード
4人分で色違い。遠目で見ると魚なのだけど、個人の乗る飛行船なんだろうか。裏表(夏/冬)あって、冬面を使うとより悩ましいプレイになる。
配達タイル(昼・夜)
それぞれの地域ごとに配達オーダーが書かれているタイル。難しいオーダーは勝利点も高めだぞ。
改造タイル
基本ゲームでは使わないタイル。冬面で使用すると自分のボードを改造できるのだ。
勝利点トークン
集めたくなる星型トークン。 なのだが、、写真撮り忘れたので後日追加(滝汗)
カード
各プレイヤーごとに16枚づつ。プレイヤーボードの色と同じ4色に分かれているよ。そして珍しいことにこのカードは穴が空いている。
この穴から覗いている資源を手に入れる事ができるぞ。
〈ソレニアの遊び方〉
ソレニアは基本的に勝利点を集めるゲーム。プレイ中に勝利点を得る道筋もそんなに種類がないのでルールの把握は難しく無い。詳しくはルールブックに譲るけど、初めて遊ぶ人もほとんど迷うことはないと思うよ。基本的なゲームのセットアップは以下の通りです。
セットアップ
昼と夜のプレイボードをセットする
飛行船コマをルールブックに指定されたポイントにセット
プレヤーボードを配布し夏面を表にして配置
プレイヤーボードと同色のカードセットを配布し裏向きに伏せ自分のデッキとする
資源・勝利点トークンをサプライに配置
配達タイルを昼夜別々の裏向きの山にし、プレイ人数に応じた枚数を公開する
プレイヤーは自分のカードデッキから3枚をとって手札とする
手番で行うこと
プレイヤーは自分の手番で、手札のうち1枚をかならずボードにプレイしなければならないよ。以下のいずれかの条件を満たす必要がある。
・飛行船コマの周辺エリアに隣接
・または自分がプレイ済みのカードの周辺に隣接
プレイしたカードの数字によって以下のいずれかの処理を行う。
1〜2のカードをプレイ
▶︎そのエリアからカードの数字と同じ数の資源を得る
0のカードをプレイ
▶︎飛行船を1エリア分進める。その後に左端のプレイボード上にあるカードを取り除き
カードの処理を行う。カード処理後にボードを裏返し、プレイボードの右端に配置する。
0のカードをプレイすると盤面が変わる。これ、新しい航路に進んだ感じめちゃある。なんだかとても不思議な感じで好きなポイントだったりする。
その他にプレイヤーボードの冬面を使用したルールなどもある。冬面を使うとより悩ましさが増すけれど、それでも複雑な印象は受けないなー。
〈まとめ〉
最初ルールブックの薄さに一抹の不安を覚えたソレニア。(あれ、もしかして雰囲気だけな残念な感じだろうか...)夜にちびちびルール確認をやってみた訳です。
結論から言えば、心配はいらなかったぞ。(☼ Д ☼) クワッッ!!!
なんといいますか....なんか全体的に程良い心地よさが続くのだ。悩ましさも程よいのだけど、セットアップの簡単さや資源の量とか、タイルやコマの少なさとか、収納がよく考えられてるとことか、本当にささっと出して程よく悩ましく、とってもイイ雰囲気で遊べて終わるという、そんな印象。
なのでハードなコアゲーマーには物足らないかもしれず、初めてボドゲやる人は勝つ事が難しいかもしれないのだけど、ボードゲーム的な満足感はそれなりにあるというそんな感じ。手札のマネジメントも自分に公開されているのは3枚のみなので、3ラウンド程度の見通しで遊べる。なのでちょうどイイと思う訳です。カードのカウンティングが使える人には、、、勝てないかなぁ。。。
ソロもできるのでハンドマネジメントの独習にも良さそうなソレニア。深夜というか午前3時半とかに箱を広げていた関係上ソロプレイは後日にいたしますが、なかなか好きな感じでした!
これは深夜に静かにモヤモヤ遊びたい感じ。こういう感じ、好きだなー。
なんとなく童話とか妄想しながら遊びたい。
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ソレニアは今の所、手に入り易いですよ。
画像:駿河屋
アマゾンでも売っております。
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最近は雰囲気の良いボドゲが多くて嬉しい。