ぼっちのホビーBlog[ボドゲ版]

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【ボードゲーム】師走と言えば人情噺。「芝浜」なんていかがでしょう?落語をテーマに頭をひねる〈真打〉ファーストレビュー!

ども。コモノです。

 

みなさん、落語なんて聴きませんかね?笑点じゃありませんよ?

 

落語はかなり面白いもんでコモノは結構好きなのです。ただ何て言うんでしょうかね。テレビなんかで聴いてもあんまり面白い感じがしなくって、ホールだとか寄せだとかでなんにも考えずに聴いてると、なんとも言えない満たされた感じになります。

笑い話だけかと思えば、胸がいっぱいになるような人情噺もありますし、夏といえば怪談噺(牡丹灯籠とかね)でちょっと冷んやりなんて楽しみもあります。あとは中々聴く機会もありませんが廓話や艶笑話なんてのもありますよ。

 

そんな幅の広い落語をテーマにしてるボードゲームを見つけちゃったのが、ちょうど今年の東京ボードゲームコレクションの頃。会場で売られていたボードゲームの中に聞いたことがない名前がありました。それが今日ご紹介するJUGAME STUDIOさんの「真打」。当時はすでに売り切れており通販なんかでも売っていない状態で、手に入れることが出来ないかなぁと諦めかけていたんですが、先日のゲームマーケット2016秋で販売されるという情報をキャッチしました。

 

 

これは買うしかなかろう!ってなりまして、ツイッターでもずっと欲しい欲しいと呟いていたボードゲームです。取り置き予約をされてなかったので、当日まで買えるかどうかかなりドキドキしてましたが、コモノ、初めてのゲームマーケットで手に入れることができました!

 

いや、箱からして凛々しいw

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JUGAME STUDIO - 新作「真打(シンウチ)」...

今日はそんな落語を題材にしたボードゲーム「真打」のファーストレビューをお届けいたしますよ!

 

 

〈えー、開封でございます〉

なんとも品のあるデザイン、品のあるサイズ。江戸の町で食されていた寿司ってのは、現在のお寿司を2貫くらいまとめた大きさのサイズだったって聴きますが、ちょうどそのくらい寿司を入れとくのにちょうど良さそうなサイズの小箱ですよ。粋ですな。

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ゲームマーケットで購入したからなのか、シュリンクはかかっておりませんでした。

ま、細かいことはコモノ気になりません。箱自体もマット加工っぽくて落ち着いた雰囲気でございます。

 

上に見えますのはゲームマーケット会場購入特典の手ぬぐい。この手ぬぐいはプレイマットのようにして使える優れもの。

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全体的にシンプルで、すっきりとしてます。ゴテゴテしてちゃ野暮ってもんですよね。

 

有名な落語の噺ばかりですな。

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「芝浜」はちょっとくらい落語に興味があれば名前くらいは聞いたことがあるんじゃないだろかね。年末に演じられる事が多いお話です。年の瀬にしっぽり夫婦ってなんだろね、いいね。という気分になる人情噺なのでコモノも大好き。

 

「あんた、呑んどくれよ。サァ」

「いや、よそう。また夢になっちまうといけねぇ」

 

くぅぅぅ。いい話じゃないかい。いいねぇ。いい夫婦だねぇ。夫婦ってね、こう言うもんじゃないかね、なんていっつも思っちゃいますが、コモノはカミさんと「芝浜」を一緒に聞いたこと実はまだありません(笑) 落語も演じ手によって少しばかり人物の描写が違う事もありますんで、いろいろな噺家の同じ演目を聴き比べるのもまた楽しいもんです。

 

限定手ぬぐいをプレイマット代わりに、カードのセットアップしてみましたよ。

f:id:comonox:20161216095806j:plainこの手ぬぐい、左側に名声ポイントのトラックが印刷されてて便利。デザイン変えたり色変えたりして是非販売してくれないかしらね。1年を通して開かれる落語会は全部で9回。落語会でトリを務めより多くの名声ポイントを得たプレイヤーの勝ち。

 

最上段は称号カード。演じた演目の組み合わせでゲームの最後にポイントを得る事ができます。青いカードはマイナスになっちまいます。

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毎回ランダムで3枚置きますよ。この称号カードは獲得するんじゃなくて、全落語会終了時に称号の条件に当てはまればポイントを得ることができます。勝ち負けもそうですが、狙った称号を取りに行くのも楽しそうだな。

 

2段目が落語会です。左から右に向かって開催されてきます。

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年二回ある季節ものの落語会で決まった演目を演じると追加で名声ポイントを得ることが出来ます。納涼会は牡丹灯籠、年末なら芝浜ね。

 

3段目は楽屋です。演じる噺のネタが転がってますよ。

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全員が手札をプレイした後、一番低いランクのカードを出したプレイヤーから好きなカードを楽屋から取っていくってルール。大ネタ広げた後は、好きな噺を人に譲らなければいけないっていう、大人なルールね。

 

手ぬぐいの端には名声トラックが印刷されてますぞ。

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名声トラックカードはコンポーネントにも三折りで入ってるので手ぬぐいが無くても心配はいらないよ。

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じゅげむじゅげむ。

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欲しいネタは全て抑えられてるって感じでニクい。ニクすぎるよ真打。

 

・ネタ帳

落語会で演じた演目を手元に並べて、ネタ帳としてストックしてくんだね。

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トリを務めた会は落語会カードを重ねておく。

 

同じ演目を3回演じれば十八番。

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 あと2回「百年目」を演じることができれば十八番になるね。

 

 

〈まとめ〉

シンプルなデザイン、シンプルなルールで超コモノ好みのボードゲームでした。落語を知らない人でもとっつきやすく、手札の組み合わせで称号を狙いに行くのも楽しそう。ルールは1年で終了するものが基本だけど、簡単なヴァリアント・ルールも記載されてて楽しめそうです。体調不良で流れていたハコオンナを納める会がどうやら開催できそうなので、そこに持ってって遊んでみよう!

 

 

「真打」いつくかのECサイトや店頭でも買えるようになったみたい。目出度い。

 

 

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