バラ、綺麗ですよね。アタシはバラと聞くと「赤い」とか「100本」とか思い浮かぶくらいには昭和世代どっぷりのお年頃。今日はそんなバラを育てるヘビーユーロゲーム「ロザリー(Rosalie)」のご紹介です!バラの育苗家とはとてもロマンのある世界。青いバラの開発とかはたまにニュースにもなりますな。

ロザリーはスイーツランド、オスティア、アクアガーデンを手がけたうちばこやチーム最新作。前作のスイーツランドに引き続き、可愛くもユニークな能力をもつキャラクターを選択してバラ園を経営し、品評会で新種を発表して育苗家としての名声を獲得する重量級のボドゲです。あぁ、おっさんの昭和感を吹き飛ばすバラ園経営の命運は如何に?
【注意事項】
本レビューはuchibacoyaよりサンプル提供を受けて作成しています。また、ルールブックもα版を参照しています。実際のKickstarterプロジェクトで制作する製品版とは内容が一部異なる場合がありますのでご了承ください。詳細はプロジェクトページで更新される内容を必ず確認しましょう。
- ロザリー(Rosalie)
- 【ロザリー(Rosalie)販売情報】
- うちばこやタイトルの記事はコチラ
ロザリー(Rosalie)

プレイ人数:1〜4人
対象年齢 :14歳以上
プレイ時間:120〜180分
事前登録して支援すると、限定のプロモセットが貰えるよ!
Boardgamegeek
ロザリー(Rosalie)ってどんなゲーム?

ロザリーはバラ園経営のマネジメントゲーム。美しく可愛らしいコンポーネントで雰囲気最高の中で繰り広げられるのは熾烈な借金経営ゲームです。ええ、借金です。uchibacoyaデザイナーチームはなんてことしてくれたのでしょう。現実でもゲームでも借金に悩まされる人生です。
ドリームメーカーなデザインチーム
Game Design: Totsuca Chuo, Higabito
Character Illustration: Brownie120
Flower Illustration: Yoshitake Akiko
Art Work: Asano Tatsuki, Katsuki Sachiko
Game Development: Matsuyama Taro, Mizusako Shigeki
Rulebook Writing: Nun (Be Catchy Games)
Translation: Elaine Shimokawa
Proofread: Benjamin Botor
Original Concept: Rose D'amour
Publisher: UCHIBACOYA
ゲームデザインはOstiaやスイーツランドを手がけた戸塚中央さんとロザリーのコンセプトになったローズ・ダムールをデザインしたヒガビトさんのタッグ。スイーツランドから引き続き、キャラデザインを担当するぶろーに120さんをはじめ、うちばこやヒットタイトルを支える製作チームの方々が並びます。うちばこやさんの重量級タイトルは没入感が最大の魅力なので、もはやうちばこやチームはドリームメーカーだと思うのです。
個性豊かなキャラクター

育苗家を目指すキャラクターはどれも個性的な能力を持っています。イバラはロボくんたちを管理して自動化を推し進める能力に長けた知性派です。

基本セットに含まれているキャラクターは6名。それぞれが個性的な能力を持っていますよ。
多種多様なバラが登場

バラの並ぶサプライから育てたい品種を購入して自分のバラ園で育てます。花カードには上級カードなる新種もあります。新種(上級カード)は基本種2枚の花タイルと受粉棒トークンを支払うことで自分のバラ園で育てることが出来ます。
バラ園を育てているという実感たっぷり

ゲーム開始時のバラ園は基本種2苗しかない寂しい状態。それをこのコンポーネントを活用して大きく広げ、新種開発に乗り出すのです。uchibacoyaタイトル共通の魅力でもある木製コマは今回もその魅力を遺憾無く発揮しております。セットアップ終わった頃には満足感が50%を超えます。
可愛いすぎるロボたち
そして今回の注目コンポーネントはやはりコチラ。

そう、ロボットたちですな!写真は大きい方ですがちょっとラ◯ュタ感も漂います。バラ園のお世話をお手伝いしてくれる頼れる相棒はトラックを解放することで増えますが、大きいロボに動いてもらうには電力が必要です。ロボたちが効率的に働くにはマネジメント力が試されます。
契約の達成が結構重要(と思う)

契約カードです。リボンの上から順番に達成することで最終的に勝利点になります。得られるリソースのバリエーション、必要とする花タイルを見越したバラ園経営が望まれます。大体自分の好きそうな花を育ててると上手く回らないヤツです。
アクションの豊富。ただし借金への誘惑。

アクションボードはやることリストのチェックボックスみたいなデザインが良い感じです。ただしボードはドラフトします。チェック入れたら手番終了後にお隣さんにハイっ!って渡します。アクションフェイズ中にボードがコロコロ入れ替わって回ってきます。これがインタラクションってやつよね....
アクションにはお金がかかることがとても多いのですが、意外にもお金はホイホイ借りれます。1タイルで10金も借りれます。大概のアクションコストはこれで賄えます。お金が無ければ借りればOK!っていうのは自分の好みです。アタシの現実も大体同じ感じです。

ただし、返済しないと最後にマイナス15VPという辛いことになります。返済には12金必要なんですが返済しないでいると定期的に利息がつきます。利息....あぁぁぁぁぁ(何かを思い出した)

育ってくバラ園。気持ち的には嬉しいんですが、当然バラの品種が増えることで管理するポイントが増えていきます。獲得時に上下することがあるイイねマークもかなり重要です。スコップはお世話値。この値が増えるとロボットは大活躍します。お世話し損ねると花は枯れちゃうんです。
自由度高め、ただしVPが伸びるとは限らず

アレもやってみたい、コレも気になるとはまさにこのことかと。契約を達成しないとリソースもお金も足りないのに気に入ったバラを植えたくなっちゃうんだよ。バラと言えば赤、とばかりに赤いバラばっかり植えてると当然契約なんて達成できないんですよ。分かってるんだけど、植えてみたくなっちゃうんです。美しいバラ園の写真とかみてイメージ高めてプレイしてみたらなんか上手くいきそうな気がする。ベルサイユ宮殿のバラ園とかか。
ロザリー(Rosalie)のコンポーネント
可愛いを連発しておりますが、まぁ仕方ないのです。

キャラクターシートをサンドイッチするダブルレイヤーボード。キャラクターは全部で6種類用意されていて、キャラごとに能力が異なります。プレイ感も結構変わりそう。

あーもう、なんかコレだけで良く無い?良いよな?と別軸の満足度が跳ね上がる木製コマたち。シャベルとか電力コマも可愛い。

バラカードもとても綺麗。アートワーク全体とのトーンはちょっと異なりますが上手くハマってるのはさすが!あれもこれも並べたくなるテンション上がります。プレイしている時の没頭感を支えてくれるuchibacoyaのコンポーネントは本作でも堪能できること間違いなしでございますよ!
ロザリー(Rosalie)のルール・遊び方

ロザリーのルール、まとめようと思ったんですけど今回は断念しました。複雑というルールではありませんが、選択肢がとても多くて綺麗に構造化して書いちゃうとかなり堅苦しくなりそうです。そしてそれを書く自信もなく(笑)
ただし、完成版のルールブックは期待して欲しいです。ルールブックに期待ってなんぞ?と思われると思いますが、アルファ版のルールブックを見せてもらってプレイしましたがルールブックもなんかこうアイテム感を感じさせるデザインブックみたいでした。上手く表現できませんが、読みやすさと注釈・説明の付け方にイラストがあいまってなんとも言えない魅力的な味わい(語彙...)でした。完成版、楽しみだぞ!
ソロプレイはできる?
できますとも。ソロプレイばかりのアタシにuchibacoyaさんは当初から優しいのです。ありがてぇ....のですが、ゲーム結果についてはありがぇ感じは微塵もなく、経営センスのなさを突き付けられる結果になりました。
イバラとファーストプレイ(ロボット堪能したかった)

今回チョイスしたのはメインビジュアルに登場するイバラ。このキャラは自動化アクションに強みがあるので、ロボたちと協力してバラ園経営するのに向いている感じ。他のキャラよりも扱いやすそうだったのです。

キャラクター能力カードは、キャラごとに用意された7枚から任意で4枚を選んで使用するのでリプレイが増えても飽きないで遊べます。見るからに経営が軌道に乗っていればVP入ってきそうな能力でイバラ良いじゃん!と思っていたの、最初は。
成功を確信していた起業直後

ロボたちにお世話を手伝ってもらえたらそれで満足。そう、ここで満足感が高まっちゃうのが罠。ゲームとは勝利点を求めるものなのですが、その目的を失ったプレイヤーがどうなるかと言いますと。

ロボたち大渋滞。大ロボの電力は足りてたんだけど、バラ園で必要なお世話値を大幅に上回る能力を有するロボ軍団が爆誕することに。ほら、スタートアップって人材大事じゃん?
ゲーム中盤で反省モードになりかける

投資に失敗すると資金が尽きます。借金して新しいバラを仕入れたいですが、契約カード取ってなかったのでどのカードを取るべきか悩んでると「あれ、このリソース入ってくるの遅く無い?」という投資回収を考えていなかった浅はかさに気がつきます。現実にこんな事が起きたら倒産まっしぐらですわね?経営センスとはなんでしたっけな...?
ソロはオートマカードを利用するタイプだよ

ロザリーはオートマカードを利用するお邪魔系のソロモードです。実際プレイしているとオートマカードのお邪魔が全く気にならないくらい自滅感あふれるファーストプレイになりました。でも気分は良かったの。バラ園広がってくのは楽しい。楽しい。。。

ソロでもマネジメントについてかなり悩ましいことになること間違いなし!
ロザリー(Rosalie)の感想・まとめ
ファーストプレイでは満足感高いコンポーネントに浮かれていましたが、バラ園経営はやはり甘くはありませんでした!(分かってた)
やはり重量級あるあるの展開でありました。

フリーアクションも加えると、それはもうアクションの種類がとても豊富なので、手番でなんも出来ん...となることはありません。しかも借金だって自由自在です。素晴らしいな!と思ってしまったのも束の間、利息とか支払いとかが重くなってくる後半は「あれ、これ出来ないじゃん?なんで?」の連続です。計画性の重要さよ....

勝利点を得て名声を得るという開園当初の目的はどこに行ったのかと問いたくなるようなファーストプレイ。きっと何度も遊ぶ事で上手くいくようになるはずです。キャラクターの能力にあった戦略が間違いなくあって、それを探して掴むための試行錯誤が繰り返されるようなプレイ感。重量級ボドゲに浸かりまくってるプレイヤーならば、初プレイでももうちょっと戦略的に出来るはず。
ぶっちゃけ上手くプレイ出来なくてもかなり楽しい(ダメなやつ)

重量級ユーロのロザリーですが、初手から出来る事が多いので最初から苦しい、何も出来ないっ!という感じではありません。バラ苗の仕入れ、温室化、ロボの導入などやりたいことは割と出来るのです。でもそれが罠なんだよ。やりたい事が計画の一部として機能していない場合、後半で思うように回らなくなっていくのです。

お気に入りのバラ園を作っていくという楽しさは間違いなく体験できる、でもそれが勝利につながるかというとまた別の話。そうっすよね....世界から最大の賞賛を受け取るためには乗り越えるべき課題が多いのです。悩ましさがギュッと詰まったヘビーユーロ。可愛いものにはやはり棘があることを思い出させてくれるプレイ感。でも可愛いんだよ(笑)
ロボットたちがやはり可愛い過ぎる件(見た目で満足感)

ロボを揃えて満足しちゃうの。いやダメですけどね?でも、なんとも言えない満足感は確かにあります。(笑)しょうがないんだよ。だってロボット並べたかったんだもの。
そして、いずれ世界の賞賛を

やり込めばきっと応えてくれるロザリー。長く遊ぶ事で楽しみがじわっと染み入るようなタイプの重量級ボドゲです。スイーツランドよりも難しかった気がする。経営だってきっと一緒なんだよ。今回、自分の都合でプレイを何度も回す時間が取れなかったので、ああしとけば良かった!とか、数ターン前の俺を殴りたいとか、反省ありまくりのファーストプレイ。むーん....繰り返し遊ぶヒマが取れなかったので、不完全燃焼感。。。
遊びごころもあるし、テーマとフレーバーのマッチもとても良い感じ。間も無く始まる予定のKickstarterではストレッチゴールもきっとあるに違いなく、不甲斐ない結果にかえってモチベが爆増したロザリー。キャンペーン開始まで正座待機しまっす!
【ロザリー(Rosalie)販売情報】
ロザリー(Rosalie)はまもなくKickstarterでプロジェクトが始まります!最新情報を逃さずゲットしたい人は事前登録しておくべし。事前登録してキャンペーンの支援をするとプロモボックスもらえるらしいぞ!
Kickstarter限定
— uchibacoya (@uchibacoya) 2026年6月12日
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