みなさんこんちは。コモノです。
今日ご紹介するのは「ロールプレイヤー 完全日本語版」です。
ゲームマーケット情報でキャーキャー言うてましたが、その間にも届くものは届くのでして。このままゲムマ春のことだけ考えていると積みゲーを上手く積み上げるリアルゲームになってしまうので、ここらで一つ開封レビューをお届けいたしますよ。
このロールプレイヤー、昨年ツイッターでコアなボードゲーマーの方々が一様に「面白い!」とつぶやかれていたボードゲームでちょっと気になっていたのです。
きっとね、アークライトの担当の人も気にしてたはず。そして「日本語版出しちゃう?出しちゃう?」的な会議とかあって(妄想)今回の発売に至ったのではないかと。
でかしたアークライト(ΦωΦ)イイネ!!
大体コアゲーマーの人が面白い!って言うゲームは個人の好き嫌いはあるにせよ、ゲームとしての面白さは何かしら魅力があるんだと思うのですよ。でもですね、このロールプレイヤーについてはその面白さって言うのが数多のツイートを見ててもあまりピンと来なかった不思議なゲームでした。
なんせ「ダイスを振って冒険に出るキャラクターのステータスを決める」ゲーム。やはりポイントはキャラクターを完成させた後、冒険に出ないってあたりでしょうか。最初ツイートを見てた時に???となりました。まだビギナー枠だから....
でも、結局ポチったけど....ー ̄) ニヤッ
今日はその不思議な何かがあるロールプレイヤーの魅力を、解き明かしてやろうと思うよ!
【目次】
〈ロールプレイヤーって?〉
コモノと同世代の方でRPG系が好きだった方は経験があるかもしれません。あの不朽の名作ウィザードリィでみんなが熱中しまくったであろうキャラクターメイク作業。
ウィザードリィは自分のキャラクターを作成する時にボーナスポイントを各能力に割り当てますが、これが結構ランダム性が高くてなんどもリセットボタンとか押した思うようにいかなかった記憶があります。でもお気に入りのキャラができると思いれもひとしお。悪属性(途中で性格入れ替える)の侍軍団とか、作るのに熱中してたなぁ・・・
ロールプレイヤーはこのキャラクターメイクだけに焦点をあてたボードゲームで、おなじみの筋力(Strengthとか、力と書いた方が馴染み深い?)や知力などの項目にダイスの目をあててキャラクターを作成していくのだよ。でもリセットボタン押せるわけじゃないしね?(Wizだって押さないのがいいのだぞ?)更に冒険にも出ないとなると、、、その後の楽しみがあまり感じられず・・・何故面白いと話題なのか...(゚-゚?)
楽しい、面白い!という声は多数聞きます。そんな不可思議なボードゲーム。それがロールプレイヤーなのであるよ。
〈開封〉
ボックスアートには戦士でしょうか。なにかこう、胸が高鳴ります。パーティっすか。そうすか。
画像:Amazon
ロールプレイヤー 完全日本語版
プレイ人数:1〜4人
プレイ時間:60〜90分
対象年齢 :10歳以上
箱自体も高級感ある感じで良いですな。紙質なのか?
勇者創造ですよ?
勇者がいなければ世界は救われないな!
・コンポーネント全体
ロールプレイヤーはダイスを大量に使うので、超たくさんダイス入ってます。ダイス好きは十分のその心が満たされること請け合い。
全体的にバランスが良い感じで、満たされる感強め。(個人的嗜好による)
ダイスジャラジャラ、アイテムカードみっちり。これで満たされない事があるのかという仕様。もはやこの時点で結構満足。
・キャラクターボード
ファンタジーではよく目にする種族がおります。左上にはカエル族が。
ゲーム開始時に各プレイヤー1枚づつを受け取りゲームを始めるよ。裏表で男女が分かれてるけど、どっちの面を使っても差はないよ。イラストが好みの方で使うが吉。
・ダイス
これがキャラメイクの運命を握るダイスたち。めっちゃ大量に入ってて、これだけでなぜか至福感ある。
なんだろうね、この個人的なダイス愛。自分でもよくわかりませんがw
黄色いダイスは「黄金ダイス」と呼ぶらしく、ゲーム中ちょっと特殊な扱いを受けるよ。黄金には見えないけどな・・・
・コイン&魅力トークン
市場カードを購入するのに必要だよ。
特定の条件を満たすとコインもらえる。お金も大事なのである。
魅力トークンは特性値の魅力欄にダイスを配置した時にもらえる。トークンはそのラウンドにコインの代わりに使う事ができるよ。使わないと回収されちゃうので持ち越し不可。持ち越し不可の魅力とは一体?それは魅力なのか?
・順番カード
購入フェイズの順番を決めるカード。獲得順はスタートプレイヤーから順番に。
毎ラウンドダイスが置かれるので、プレイヤーは市場カードの購入順と欲しいダイスを天秤にかけて選ぶことになる。
・職業カード
裏表面で異なる職業があるよ。職業はどちらを使用しても良い。
ロールプレイヤーでは名誉の星を集めるのだけど、職業カードごとにダイスの色(終了時に名誉をもらえる色)が設定されている。他にも各ステータスの目標値が設定されていて、それを達成すると名誉の星が入るのだ。全部達成するのは結構大変ぽい。
・設定カード
キャラクターの背景設定が書かれているカード。荒れた設定が目立つのは気のせいか・・・?
カードには特性値のグリッドにダイスの色が指定されていて、ゲーム終了時に指定されたダイスカラーと一致した数を元に名誉の星がもらえる。
・属性カード
善と悪、秩序と混沌を表すカード。
グリッドで分かれていて、表示トークンの位置(ゲーム中に移動が発生する)でキャラクターの属性が決まるよ。名誉の星が多くもらえる位置に置きたいけどな、、、「変わり者」の属性だと善悪は中立ながらも混沌をこよなく愛す。ところに最高ポイントがある。なかなか際立つキャラになりそう。
・市場カード
キャラクターたちに装備させるアイテムとか能力のカード。毎ラウンド1枚を購入可能だぞ。
武器・甲冑・技能と特徴カードの全4種。
持っているだけでゲーム終了時に名誉の星を得る事が出来るカードから、甲冑系のように同列のアイテムを集めることで多くの名誉の星をもらえるカードまである。どのカードを集めるかは、結構重要な気がするな。
〈キャラクターたち〉
ウィザードリィ好きだったのでイラストがあることに個人的賛否はある(ない?)のだけども、用意された種族もイイのではなかろうか。
個人的にエルフが好き!と言いたかったのだけど月日が流れて好みが少し変わったのか、蛙人(フロッギン)やべぇ。。となっている。
カエル族で冒険とか良いじゃない。
〈遊び方〉
簡単に遊び方の流れを。細かいところはルールブック読むべし。
・準備(ソロプレイ)
ソロプレイは2名で行うルールに準じて準備。
a)順番カードの配置
ソロプレイは2人プレイと同じなので1〜3のカードを並べ、最初と最後を除くカード(つまり2のカード)にコインを一枚載せるよ。
b)市場カードのセット
市場カードは右上の「・」と「・・」のマークごとに分けてシャッフル。2人プレイではそれぞれの山からランダムに7枚を除き、「・・」が下に来るように一山にまとめて置く。
c)個人ボードのセット
キャラクターボードを1枚取り(ソロだから好きなので良いとおもう)、袋からダイスを1つ引く。対応する色の職業カードをとって裏表いずれかの職業を選択。
・選択カードをランダムに1枚引き、ボードにセット。
・属性カードも同様にランダムに引き、ボードにセット
最後に黄色のダイスを一つ出して、準備は完了だよ。
毎ラウンド購入フェイズ前にこの黄色いダイスを振る。出目と選択済みの順番カードのNo.によって市場からカードを廃棄する。相手のプレイヤーが購入する変わりをダイスの目によってそれを再現する感じだ。自分が選んだ順番カードのNo.によって、ダイスの目で取り除くカードが変わるよ。
・ざっくりプレイ
コモノが今回選んだのは竜人(ドラゴンキン)。カエル人が好きとか言いながらドラゴンを選んだことについては忘れて欲しい。職業を選択するダイスは白、なので聖騎士(パラディン)を選んだ!あとは選択カードと属性カードを引くよ。選択カードは「落としだね」。
ほう。。とある王族の末裔か。。。パラディンで王族の末裔。なんかドラマを感じる設定になったぞ。そして属性カードは「変わり者」。勝利点を置く星の位置が混沌と悪に寄っている気がするな。パラディンで王族の末裔の変わり者。自分たちを追いやった何かを恨み、性格がネジ曲がっちゃった感じだろうかね。( ̄ー ̄??)
気を取り直してダイスをフリフリ、毎ターンジャラジャラできてかなり楽しい。なんだろーねー、このウキウキ感。ウィザードリィのキャラメイクとは違うけど、特性値のグリッドにダイスをはめていく感じとか、ダイス配置時に起きるアクションでダイスを入れ替えたりひっくり返したりしながら得点源を埋めていく感じとか、没入感あって良いです。なんか癖になる感じ。盛り上がりはソロプレイだと確かにアレだけど。
黙々と深夜一人でダイスを振った結果。
31点で終了しました!ソロでももう少し高い数字が取れそうっす。
〈まとめ〉
終わってみての感想は、コレ超楽しい(笑)
コモノが好きなポイントは以下ですかな。。。
・ダイス振るのが純粋に楽しい
・ダイスの目を入れ替えたりするのが悩ましい
・職業カード/設定カードのポイントを考えるのも悩ましい
・市場カードとダイスの目を毎回選択するのが悩ましい
・思っていたより考える事が多くて、とにかくずっと悩ましい
悩ましい、悩ましい、と言ってますがそれぞれはそんなに重くなく、比較的軽い悩ましさがずっと続く感じ。作成しているキャラクターの背景設定で妄想するのも楽しい。ゲームは毎ラウンド規定数のダイスを振り、選択した順番カードにあるダイスをスタートプレイヤーから順に得てキャラクターの特性値を埋めていく。次のフェーズでは順番カードの数字通り市場からカードを購入してキャラクターを強化する。この繰り返しなのだけど、毎ラウンド得たダイスをボードのどの位置に配置すれば効果的なのか、残ったアクションと突き合わせながら悩ましい感じでプレイが進むよ。特性値のアクションの他にも設定カードのダイス位置や市場カードの効果など、意外と考える事が多いのでウキウキダイスを振るものの、もんやり悩ましさがずっと続くのでプレイ終わった後はとても満足感が高いボードゲームでした。
BGGで7.6も納得。
いったいこのロールプレイヤーの魅力とは何だったのか?うまく迫れた感じ全く無いけど、コレは楽しいな!かなり好きなボドゲでした。ウィザードリィが好きではなくても、ダイス配置にウンウン悩んだりコインをあつめて強力なカードを買ったりするのも楽しめるしキャラクターの設定に突っ込みしあっても楽しいと思うぞ。
あ、ソロぼっちカエル族もやりますよ?
一人遊びもおすすめw
ロールプレイヤー に関連するボードゲーム
海外では拡張がもう出ているけど、コチラも日本語版出てくれると信じたい。
アークライトさん、信じてる。
出た!
スピンオフ的なカートグラファーズもありますよ!
【販売情報】