ども。コモノです。
Kickstarterでポチりんとしてその後積まれているボドゲは結構あるのですが、今日はその中でソロ専用でワーカープレイスメントというちょっと珍しいボードゲーム「MAQUIS」をご紹介します。フランス語でマキ?と読むのかな?
元々はPnP版(プリントアンドプレイ)として公開されていて人気のあったゲームのようなのですが、昨年Kickstarterでコンポーネント版の出資を募っていたところをポチッと。
さぁ、レジスタンスとしてパリを解放しに行くのだぞ。
MAQUIS(マキ)
プレイ人数:1人
対象年齢 :
プレイ時間:20〜30分
Boardgamegeek
もし興味があれば、BGGにPnP版が公開されているのでDLして遊ぶことができますぞ。
MAQUISのストーリー
舞台は第2次世界大戦中のパリ。 プレイヤーはレジスタンスとなり、ナチス政権下にあるパリを解放するため与えられたミッションをクリアすることを目指すよ。
相対するのは当時パリの警察機構を兼ねていたフランス民兵団。そしてドイツ軍がレジスタンスたちを捕縛しようと各所をパトロールしている。レジスタンスはそれらの網をかいくぐり資源を集めミッションを達成していくのだ。ワーカープレイスメントなのだけど、資源の確保だけではなく逃走ルートのチェックなどちょっと変わったところにも目を向けながらクリアを目指すゲームだよ。
MAQUISのコンポーネント
PnP版とおそらくデザインは一緒なのですが、Kickstarterで出資を募っただけあってコンポーネントの細部が豪華。
プレイボード&トラックカード
デザインが秀逸なのもさることながら、なんとダブルレイヤーボードになってました。ソロ専用なのになんと豪華なのか。
コマを置いても動かないって、意外とストレスフリーで良いのよな。
カード
カードが収まっているボックスがなぜかかっちょいい。こういうところに手を抜かないというのは好感度があがる。レジスタンスの勝利条件となるミッションカードと、敵となる民兵団の行動を示すパトロールカードがしっかり収まっているのだ。
ミッションカード
毎回ゲームに登場するのは2枚のミッション。ダブルエージェトに接触するとか、列車を破壊するとか、実際あったかもしれないミッションがたくさん用意されている。
全部英語だけど、翻訳アプリを駆使すれば読めないことはない。かっこいいデザインにも気分があがるのだ。
パトロールカード
民兵団がパリ市内を巡回する場所を決めるカード。めくるたびに自分が逃げ切れるのか、ドキドキする。。。
木製コマ
白がレジスタンス、青が民兵団、赤がドイツ軍だ。その他にはリソーストークンとトラックマーカーが入っている。元がPnPとは思えない豪華さだぞ。
MAQUISのルール・遊び方
ソロ専用なのでルールもそんなに難しく無いよ。ゲームはシンプルなワーカープレイスメントなのだけど、ちょっとルート構築(確認?)みたいなところもある。
勝利条件
15日以内に2つのミッションを達成するとレジスタンスの勝利だぞ。ミッションカードはゲームごとに2枚ランダムに公開される。
ゲームの進行
ゲームは大きく分けると3つのフェーズで構成されている。ソロなのでずっと俺のターンである。
配置フェーズ
レジスタンスとパトロール、それぞれのコマを交互にプレイボードに配置する。パトロールコマの配置はパトロールカードによって決まるよ。
アクションフェーズ
配置したワーカーごとに各エリアのアクションを実行していく。資源を得て民衆の士気を回復したり、武器を手に入れたりお金を手に入れる。士気が落ちてしまうとパトロールする民兵の数が増えてしまったり、武器を手に入れておけば、万が一セーフハウスに戻れない時、パトロールしている民兵をふふふ....
アップキープフェーズ
配置したパトロールコマを回収し、次のラウンドの準備を行うよ。
プレイした感想とおすすめポイント
レジスタンスとしてパリを解放するというテーマ、なんとなくワーカープレイスメント?と思っていたのだけどかなりドキドキする展開が待っていたよ。
パトロールカードをめくるたびにドキドキ
レジスタンスは1日の最後にセーフハウスに戻らなければならない。配置したエリアからセーフハウスまでのルートが確保されていないと、パトロールに捕まってしまうのだ。レジスタンスコマを配置してルートを確保すれば資源の回収がままならないし、資源回収やアクションを優先するとパトロールに捕まってしまうかもしれない。
毎ターンパトロールカードをめくるたびに、逃げ切れるのか?!という緊迫感を味わうことができる。これは思った以上にドキドキした。
多彩なミッションカード
レジスタンス活動を成功させるためのミッションカードがとても豊かに用意されている。6ターンから10ターンまではレジスタンス1人を常駐させるカードや、列車爆破、2重スパイとの接触など、かなりドラマチックなミッションがある。勝利条件は2つのミッションのクリアになるので、毎回異なった展開が楽しめるのも良い。
MAQUISのまとめ
レジスタンス(ワーカー)を配置する時に考慮する点はアクションで得ることと脱出経路の確保。このアクション効果と脱出経路という2つの要素のジレンマに、ソロなのにドキドキするポイントが詰まってる。
ミッションをクリアするためのアクションを優先すると民衆の士気がさがったり、レジスタンスが逮捕されたりとゲームの展開が不利になる。そのバランスがとても良くて、パトロールカードを毎回めくる時に「お、俺は捕まるのか....」という心理的なプレッシャーとともにめくるという体験ができるのもよい。
アクションの選択肢を広げるタイルを置くことでセーフハウスの数も減ってしまったり、ゲーム全体のバランスが程よい感じなのだ。
ソロ専用のボードゲームとしてはなんとも斬新で、30分くらいで遊べるワーカープレイスメントってなかなか無い気がするなー。アグリコラ系のソロプレイよりは軽いので、サクッとワカプレしたい欲のある時にはMAQUISおすすめです。
PnPで全データ公開されているので、気になる人はダウンロードすれば無料でも遊べるよ!
MAQUISの販売情報
現在国内でKickstarter版を購入できるところは無いのですが、アメリカのアマゾンでは取り扱いがあるようです。
ただし、このご時世なので日本まで送ってくれるのかしら...?
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