みなさんこんにちは。コモノです。
たまに無謀な事をしたくなる事ってあるんです。たまにですけど。
今年1月はいろいろ忙しかったり子供が体調不良だったり、なんか自分へのご褒美あげたくなる月だったんです。そういう時は危険です。
USアマゾンのマイリストとか見ちゃうとね「あ!安くなってる!」みたいになるんです。っていうかなりました。そんな一時の気の迷いで、だいたい和訳も公開されていないボドゲをポチったりしちゃうんです。
「ラ・グランハ:ノーシエスタ(La Granja: No Siesta)」も、そんな訳でいま深夜のダイニングテーブルの上に鎮座しております。
という事で、今日は憧れのシエスタ感満載だったラ・グランハのダイスゲームでなぜかブラック企業感漂うタイトル「ラ・グランハ:ノーシエスタ(La Granja: No Siesta)」をご紹介しちゃいますよ。
〈ラ・グランハ:ノーシエスタ?〉
ラ・グランハはワーカープレイスメントの傑作。ぼっちのホビーBlogでも以前ご紹介したボドゲだぞ。
ラ・グランハは、これがまた実に雰囲気の良いボードゲーム。ワインを作ったり、ロバに荷物を載せて市場に売りに行ったりしながら得点を稼ぐのだけど、ほどよくダイス運が絡み合って実にバランスの良い感じ。今日ご紹介するのはそのラ・グランハのダイスゲーム版でやはり2016年に発売されていた作品。
国内では以前バネストさんで少数取り扱いがあったようなのだけど、あいにくポチれず。和訳もその後見つからず購入を見送ってきたのだけど、今年1月ついに魔が差してUSアマゾンでポチってしまった。
和訳もこのサイズ感ならなんとかなるんじゃないかと甘い気持ちで輸入しちゃったんです。あの穏やかなラ・グランハの世界感を、と思ったんですけどサブタイトルに「ノーシエスタ」。。。
どうなっている?どうなっているのかな?
「ラ・グランハ:ノーシエスタ」開封してみるよ!
〈開封〉
ラ・グランハ:ノーシエスタ(La Granja: No Siesta)
プレイ人数:1〜4人
対象年齢 :30分〜45分
プレイ時間:10歳以上
Boardgamegeek
ボックスアートは紛れもなくラ・グランハだぞ。雰囲気の良かったあの農場が思い出される。ロバがいてねぇ・・・今回もロバいるのかな?
コンポーネント全体
サイズ感は中箱というのだろうか。小箱系というには若干箱の厚みがあるな。中には集計シートと各種ボード。鉛筆とダイス。なんとなく駅弁を彷彿とさせる詰まり具合。
これは、、あのラ・グランハがどんな風になってるんだ?
収入ボード
細長い各色にわかれた収入ボード。選択したダイスの示す収入を、手持ちのディスクをつかってマークしていくよ。
エスポレスマーケットボード
ラ・グランハと同じマーケットなのだ。ただしコチラはかなり簡略化されていて、ディスクを配置しておしまい。陣取りの要素はなくなっている。
シエスタトラックボード
ノーシエスタ!ではあるけど、シエスタトラックは健在。やはり人生ってシエスタと切っては切れないんである。(違う)
ソロプレイは裏返して使うよ。右上に人数のアイコンがあるのと振ったダイスを置いておくエリアがあるのが特徴。
ダイス
木製のダイスにシールを貼って使うタイプ。
これがシール。
ペチペチ貼ると、こんなにも可愛くなる。
収入はダイスから得るのは通常のラ・グランハと同じ。ただしコチラはダイスが中心のゲームなので、このダイスがかなり重要になる。
集計シート&鉛筆
ダイスから得た収入を集計し、チェックしていくシート。
で、鉛筆も入ってる。いわゆる紙ペン式なのだ。
毎ラウンドダイスから収益を得て、集計シートに記入し商品やボーナスを得ていく。
ちゃんとロバがいますね!カートエリア(荷馬車?)は早い者勝ちで、1番最初に荷物を揃えられた人が高い方の勝利点をゲットできます。そのほかにも納屋とかが健在。
タイル
屋根タイルや助手タイル。
助手タイルは永続効果としてボーナスをもたらしてくれるよ。
屋根タイルも配置していくことで追加ボーナスや勝利点がもらえるよ。
マーカーディスク
収入をマークするために必要なディスク。ディスク切れでは収入があっても自分の市場は潤わないので、このディスクの量にも注意が必要だ。
〈ゲームの流れ〉
ノーシエスタは各ラウンドを3つのフェイズに分けてゲームは進行していくよ。
Ⅰ・ダイスフェーズ
ダイスを振って、各自の収入をマークしていく。
Ⅱ・得点フェーズ
収入ボードにマークしたリソースを集計シートに記録していく。
Ⅲ・終了フェーズ
助手タイルなどの処理を行い、次のラウンドの準備を行う。
基本的なながれはダイスの選択➡︎収入ボードへのマーク➡︎集計シートのチェック➡︎次のラウンドの準備で進む。シンプルなので順序が頭に入ればサクサク進むよ。
ダイスフェーズでのダイスロールをどう手に加えていくかでその後の戦略が変わっていく。選んだダイスの収入を収入ボードに記録していく。手持ちのマーカーディスクを使用して収入ボードにマークしていくのだけど、ディスクが足らない場合は収入として得ることができないよ。
〈まとめ〉
得点フェーズでは収入ボードでマークした収入を集計シートに記録していく。ラウンドが進むにつれて欲しい収入が限定されていく。思い通りに集計シートを埋めるにはダイスフェーズでの選択がモノを言う。
ダイスの目でどれを取るか、そしてどこからシートを埋めていくのか、そんな事を考えながら帽子が出たらシエスタトラックも伸ばしてみたくなったり。。。
ラ・グランハのときにも収入をどう振り分けて荷馬車を埋める(そこからマーケットに出荷する)のか、結構悩んだ。ラ・グランハ:ノーシエスタではエリアマジョリティはないものの、得た収入をどう自分の集計シートに振り分けてタイルや商品を得るのか結構悩ましい。
ダイス運はもちろんあるものの、出た目の収入がやっぱりラ・グランハ特有のなんとも牧歌的なリソースなので、「うーん、これはどうしよっかな。。。」とちょっとふわふわしたような悩ましさで心地よい。
ルールを翻訳しながらだったので、なんだかすでにもうお腹いっぱい感あるのだけど、ゲームとしては軽めで程よい悩ましさ。ちょっと小一時間空いちゃったなー、というくらいの隙間をサクッと埋めるのにはちょうど良い重さのボードゲームでした。
ラ・グランハを遊ぶにはちょっと時間も足らないなと言う時に手軽に広げられると言うのは良い感じ。コンポーネントも明るい色調なのでなんだかとっても幸福感を味わえる気がする。ノーシエスタ!とは描かれいるけど、やっぱりラ・グランハ感あっていいな!
休日の晴れた午後にかるく遊びたくなる感じが、この疲れた毎日に少しの癒しを与えてくれるかもしれない(切実)
【販売情報】
ラ・グランハ:ノーシエスタは国内で取り扱ってるところは見かけない。
USアマソンでは普通に買えるので、興味があるかたはのぞいてみてみると良いよ!
オリジナルの「ラ・グランハ」は日本語版がまだ普通にポチれるよ!