ども。コモノです。
今日は2人用ボードゲームの隠れた傑作「ジャイプル」のご紹介ですよ。セットコレクション(枚数を集めるだけだけど)で揃ったカードを得点の描かれたトークンと交換して勝利点を稼いでいくゲームなのですが、これが結構評判よろしいの。
アートワークだけ見てるとあんまり売れない気がする(超失礼)のに、面白い!という感想はいろんなところで聞くボドゲ。本当に?本当に面白い?あたしゃ金欠だから、つまんなかったら承知しないよ?という1人ツッコミが脳内を駆け巡りながらもポチったジャイプルさん。ようやく開封できたのでご紹介したいと思いますよ。
さて、ジャイプル。どうなのよ??
ジャイプル(Jaipur)
プレイ人数:2人
対象年齢 :12歳
プレイ時間:30分
Boardgamegeek
ANALOG GAME INDEX
ずっと前に購入してたのですが、最近のボドゲ新作ラッシュに飲まれて棚でひっそりと開封されるのを待っていたジャイプル。こう言ってはなんだけど、アートワークだけではちょっと手が伸びないゲームだったかもしれない。
コンポーネント
箱を開けてみて、ちょっとだけ「おっ!」ってなった。かなり綺麗にトークンが並び、カードの収まりもスポッってなってたからだ。この無駄のない感じの収まり具合は好きである。(あげ底感はある)
さらに思っていたよりも色が鮮やかなのも良いな。
カード
カードは大まかに分けると2種類あるよ。
品物カード
ダイヤモンド・金・銀・スパイス・布・皮革の6種類ある。
それぞれのカードを集めてプレイすると対応するトークンがもらえるのだ。
ラクダカード&ラクダトークン
場札からカードを引き取るときに枚数の調整に使ったり、ラクダをひたすら集めてラクダマスター的なボーナスを得たり出来る。
品物&ボーナストークン
品物トークン
各カードに対応したトークン。種類ごと枚数が異なり、さらに得られる得点も異なる。高価な品ほど高得点。
ボーナストークン
カードと交換する際にまとめた枚数に応じたボーナスがあるよ。
5枚のボーナスはかなり高得点がもらえる。トークンに付与されている得点もランダム。
優秀の証トークン
ラウンドを制したプレイヤーに配布されるトークン。ゲームはこのトークンを先に2枚集めた(2勝した)プレイヤーが勝利する。えーと、この人がマハラジャかな?
ジャイプルの遊び方
手札のカードをトークンと交換し、トークンの得点で勝敗を決めるよ。市場に並んだどのカードを獲得し、どのタイミングで交換するのかを悩むゲーム。と書くとめっちゃ単純なのだけど、単純にならないのがジャイプルのすごいところでした。
準備
ゲームの準備はルールの割にちょっと細かい。
- ラクダカードを場に3枚並べる
- カードをまとめよくシャッフルし、各5枚づつ配布
- 残ったカードをひとまとめにして伏せて山札にする
- 山札から2枚、ラクダカードと並べて公開し、市場とする
- トークンをそれぞれの種類にまとめ高価なトークンを上にし順番に降順で重ねる
- 重ねたトークンを市場の横に配置する
- ボーナストークンを種類別にまとめ、それぞれよく混ぜて重ねて置く
- 優秀の証トークンをお互いの手に届くところに配置する
- 各プレイヤーは手札からラクダカードを抜き出し自分の場に公開しておく(任意)
ややこしい訳ではないけど、手間ではあるかもしれない。
手番の流れ
プレイヤーは手番になったら、以下のうち1つのアクションを選択して実行するんだよ。
a)市場から1枚カードを得る
市場からカードを手札に加えた後に、山札から1枚カードを公開する。
b)市場から2枚以上のカードを得る
市場から2枚以上のカードを得る場合、手札から同数のカードを市場に戻す
c)ラクダカードを得る
ラクダカードを全て得た場合、山札から得た枚数と同じだけカードを公開する
d)手札のカードとトークンを交換する
手札にある1種類のカードを捨て札にして、同じ種類のトークンを同数得る。捨てたカードの枚数に応じたボーナストークンも1枚獲得する。なお宝石・金・銀のカードは2枚以上同時に捨てる必要があるよ。
ラウンドの終了条件
ゲームは以下のいずれかの条件を満たした時に即座に終了し、得点計算を行うよ。
- カードの山札が尽きた時
- トークンの山が3種類以上尽きた時
得点計算を行い、ポイントが多いプレイヤーが優秀者トークンを獲得する。優秀者トークンを2枚先に集めたプレイヤーがゲームに勝利するよ!
ジャイプルのまとめ
ルールをよく読み、1人2役のお約束プレイでチェックした訳です。ジャイプル、これはかなり楽しいゲームなんじゃなかろうか・・・
カードを引き取るのはいわゆるドラフトの要素。アレをとったらこうなってー、コレをとってああしたらこうなるしー、コレとってあと1枚くれば...みたいな思考がずっと続く訳ですが、相手の狙いが完全に読めない訳ではないのがいやらしい。(うっすら読める、かもしれない)
手札はもともと市場に並んでいたカードなので、相手が引き取ったカードは最初配られるカード以外は把握が可能。自分も相手もそれをどのタイミングで交換するのかひたすら読み合いが続くのだ。残りのトークンの枚数とボーナスをチラチラみながら、もうタイミングに悩みながらカードを集めたり、交換したりする。トークンは上から得点が高い状態で積まれているので、早く取りたいのだけどボーナスも欲しいなど欲張っているといい結果にはならないんだろうな....
ただカードをとって、トークンと交換するだけなのにね。。かなり頭使うよ?
なるほど。。これがジャイプルか。あのなんとも言えないオッさんの絵がちょっとアレで手に取ってこなかったけど、勿体無かったかもしれない。
惜しむらくはアートワーク、もう少し好みだったらなぁ。。。いや、おっさん嫌いではないんだけど、なんだろう。個人的にちょっとモヤる感じするのです。それでもジャイプル、面白そうっす!
会社だ、会社持ってく!(仕事しろ
【販売情報】
まさかのジャイプル、品切れかよ・・・コンポーネントに言語依存はないので、海外から輸入しても良いかと思います。