ども。コモノです。
昨年末から怒涛のボドゲリリースが続きます。そろそろ止まってくれないと、このままゲームマーケットとかマジ死にます。それでも、欲しいと思ってしまうボードゲームがこのようなペースで発売されるのは何にせよ嬉しい限りだけども。
さて、最近ちょっと目立つものばかりを優先して紹介してきたなという反省も込めて、昨年末のゲームマーケットで購入していた、コモノの密やかなお気に入りカードゲームを本日はご紹介しよかなと。いわゆる「ゲーマーなお友達」が数人いないと、なかなか大箱を遊ぶ機会って実はそんなにないと思うのだけど、そういう心配をしないで済むのが小箱系のカードゲーム。今日の本草(Herbalism)も、可愛いカードデザインでビギナー受けもバッチリなボードゲームだと思う(個人的感想)。
ということで、今日は「本草(Herbalism)」をご紹介するよー。
【目次】
〈本草(Herbalism)って?〉
本草とは、古代中国で発展した薬学のことを指すみたい。2世紀ころにまとめられた神農本草経という書物が最古の本草学の本で、本草学が成立したのは紀元前とか。。。マジか。「本草(Herbalism)」では参加するプレイヤーは薬師となり、正しい薬の材料の組み合わせを全員で探します。いち早く正解を言い当て、神農薬師の称号を得る事を目指すボードゲーム なのだな。
間違った組み合わせを言い当てても死んだりしないから大丈夫!(ただし点数は減るw)
〈開封〉
やはりこのボードゲームの魅力といえばアートワーク!このなんとも言えない可愛い感じは筆頭にあがるのではないだろうかね。ボックスアートが目に止まって購入したくらい優しい感じがアジアンである(意味不明)。
本草(Herbalism)
プレイ人数:3〜4人
プレイ時間:15分〜30分
対象年齢 :8歳以上
・コンポーネント全体
本草(Herbalism)は基本がカードゲームなので内容はシンプル。でもチップ・マーカー系が充実していて、よりボドゲ感が増している点も良いと思うのだ。
ルールブックは英語と中国語に対応している。昨年末のゲームマーケットで購入したのだけど日本語版のルールブックは間に合わなかったのか、翻訳テキストが記載されたA4用紙が折りたたんで入っていたよ。なお、現在はBoardgameGeekで日本語版ルールブックが公開されている。やはり図解されている方がわかり易いので、遊ぶ時はこっちを参照しよかと思う。
・チップ・マーカー類
薬師(試行)マーカーと弟子(解答)マーカー。
試行マーカーは構成カードの選択に使用するよ。その組み合わせを口にして試す、みたいなニュアンスか。正しい組み合わせを試す場所に薬師を移動させるのだな。解答マーカーはアクション選択時に解答するときに使用するよ。裏返すと「フォロー」としても使用できる。すでに解答済みの薬師に便乗してVPを得ることができるのだ。
共用アクションマーカーに予想マーカー。
予想マーカーは上級ルールのみで使用するよ。アクションマーカーもなかなか渋くてかっちょいいのだ。
その他に得点チップにスタートプレイヤーマーカーが入っている。
チップ類全体が厚めでしっかりした作りなのはナイスポイントであるな。
・カード類
カードはデザインがかなり好み。この本草(Herbalism)のカード、なんか見てるだけで癒される感じある。
コチラは材料カードの清水。
材料カード(14枚)
薬の材料となるカードたち。全部で14枚(赤2/黄3/緑4/青5)あり、内2枚の組み合わせを当てていく。
青の「清水」は全部同じデザインなのだけど、他の材料は色は同じでも全部が異なるデザインになってる。手間を省かない仕事になかなかの好印象。
「地黄」とか、いかにもお薬っぽいです。
アクション選択とカウンティングを合わせていち早く正解に辿り着くのが目標になるのかな?
構成カード(7枚)
薬(色)の組み合わせが書かれたカード。出来上がる薬の絵も描かれているよ。
右下のカードは「同色」の組み合わせ。どの色なのか指定する必要がありそうね。
アクションカード
アクションは全部で5種類ある。手番ではそのうちの1つを選んで実行するのだ。
写真左上から順を追って説明するよ。
質問
自分がいる構成カードの色を確認し、その内の1色1枚を他のプレイヤーに渡しますよ。渡されたプレイヤーは「他方の色(手番のプレイヤーが留まる構成カードの残りの色)のカードを何枚持っているかを正しく宣言する」のだ。
試飲
自分がいる構成カードの色を確認し、その内の1色1枚を他のプレイヤーに渡しますよ。渡されたプレイヤーは「他方の色(手番のプレイヤーが留まる構成カードの残りの色)のカード全てを、アクションを行なったプレイヤーに渡す。
調合
手番のプレイヤーは他のプレイヤー1人から、自分がいる構成カードの組み合わせの材料となるカードを貰うことができる。指定されたプレイヤーは2つの色を1枚づつ(同色の場合もあるよ)手番プレイヤーに渡さなければならない。
要求
手番のプレイヤーは他のプレイヤー1人から、自分がいる構成カードの色1つについて、他のプレイヤーから対応する色のカードを全て貰うことができる。指定されたプレイヤーは手番プレイヤーが留まる構成カードの色のうち1つを選び(任意)、全てのカードを手番プレイヤーに渡さなければならない。
アクションカードから絶妙なユルさを感じるのはコモノだけだろうか。
解答カード
ここのカードの下に2枚、薬の材料が置かれるのだよ。
じゃ、若干アレだよね。。実験してるよね!
飲むよ?
〈まとめ〉
ゲームは3人から出来るよ。人数が多い方が把握しなければいけない情報が増えるので、できれば4人で遊ぶのが良い気がするのだ。
例えば手札がこんな感じだったとすると。
試行マーカーを明らかにしたい色の組み合わせ(構成カード)に移動するよ。
赤のカードは全て手札に持っている状態なので、黄と緑の薬について調べようと思う。
手番のアクションで「質問」を選択。
選んだ相手に緑のカードを渡すと、相手は「黄」のカードを何枚持っているか正直に答えなければならなくなる。
他のプレイヤーの手札にある材料をカウンティングして、解答カードの下に伏せられた正解をいち早く把握していく。アクション選択も間違えてしまうと他のプレイヤーの解答の手助けをしてしまうので、どのタイミングでどのアクションを選択するのかも結構重要。アジアンなテイストで雰囲気も良いし、適度な駆け引き感もあって軽めだけどなかなかに楽しめるのだよ!コモノ個人的には、初夏の午後の雨だれの音を聞きながら、窓辺で台湾茶とか飲みつつ遊びたい感じのボドゲなのだ。(なぜに超具体的...)
トラン・アン・ユンの夏至みたいな光の感じなのだけど、伝わらないかね?伝わらない?
判りづらくてごめんなさい。映画もオススメ。