ぼっちのホビーBlog[ボドゲ版]

主にボードゲーム中。ぼっちの時間を豊かにしたいブログ。

【ボードゲーム】マウンテンキング 日本語版|さぁトロールたちよ、帰るのだ。我らの故郷たる王国を再建し山の王となるためにっ!帰るぞぉぉぉ...щ(゚Д゚щ)

ども。コモノです。

 

ノームとトロールって仲悪かったんですね?

宿敵ノームに奪われ、やがてトロールの魂を失い崩れ去った山。トロール達は山の呼ぶ声に応じ、彼の地へ新たな王国の第一歩を記さんとするボドゲ、それがマウンテンキングですわね(壮大)。

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ゲームのタイトルになっている「山の王(マウンテンキング)」とは王国を再建する中、リーダーたちから畏敬の念を持って迎えられるただ1人のトロールのこと。ゲームでプレイヤーはこのリーダーのうちの1人となり、山の王たる実力を示し新たな国の最初の王として戴冠することを目指します。リゴレさんから日本語版が出てから各所で話題となっていたマウンテンキング。実はこっそりポチっていたのですがずっと積んじゃってました。基本セットだけだとソロできないし。。。と思ってたのですが、それでもやっぱり気になったままな訳でした。

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ようやくお部屋も片付いてきたので、いよいよ開けてやらねば!と棚から引っ張り出してきた人気作。ちと入手困難ですがグッドルッキングな中量級ボドゲ「マウンテンキング日本語版」を今日はご紹介したいと思いまっす!

 

 

マウンテンキング 日本語版

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プレイ人数:2〜5人

対象年齢 :12歳以上

プレイ時間:90分

国内発行元:リゴレ

Boardgamegeek

boardgamegeek.com

 

 

マウンテンキングってどんなゲーム?

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マウンテンキングはコンポーネントを見てお分かりのように、タイルをボード上に配置していくタイルプレイスメントと呼ばれるゲームです。タイルを置くにはそのマス目と同じ数の資源が必要で、ゲーム中は資源を準備してタイルを置くことを繰り返します。自分が置いたタイルは山を這う坑道となり、更なる得点をもたらしてくれる彫像を運んだり設置したりすることが出来ます。

掘るぜ、彫像!運ぶぜ、彫像!(ΦωΦ)フフフ…

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彫像は山腹に埋もれていて、坑道タイルを配置すれば掘り出すことが出来ます。そして掘り出した彫像を、繋がった坑道に沿って山の中央に運ぶことでより高い得点をゲットできるわけです。

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山腹には彫像以外にも資源そのものも埋まっているので色々掘り出すことが出来ますが、まれに硬い岩盤があってハンマーが無いと掘り起こせない場所もあるのです。資源を管理し上手く坑道を繋ぎ、山腹の奥深くに信仰の対象となる彫像を設置することがトロール達からの信頼を集める事になるのですな!

トロールズムートで資源ウハウハ

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プレイヤーはトロール達のリーダーなので、新しいトロールをスカウトする事ができるのです。スカウトしたトロール達は手元にピラミッド状に配置し、より高い位置にトロールが配置された時には、その下に連なるメンバー全員の空き領域に新しい資源が提供される仕組み。

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このトロールズムートと呼ばれるピラミッドの構成と、どのタイミングで増員するのかがとても悩ましく、上手く配置できた時の膨大な資源が雪崩れ込むウハウハ感はかなり病みつきになる。

大広間にしてみたり、祭壇を作ったり

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掘り出した彫像を置いている場所で得点が変わってくるので、なるべく良いところに彫像を動かしたいわけです。でも動かすには台車が必要。この台車を手配することも重要なポイントですが、この辺りも儘ならないように調整されてます。ではどうするか?掘り進んだ坑道がいつの間にか形を成している場所があったら大広間にしちゃえばいいじゃ無い?そして飾っちゃえばいいじゃ無い?ということで祭壇が作れます。大広間にするだけではなく彫像を配置することで得点が更に貰えるので、運ぶ距離と得られる点数を天秤にかけながら大広間作りに精を出すという戦略もアリなのです。 

 

マウンテンの遊び方・ルール

面白いゲームなのですが、ちょっと準備が細かいよ。収納するときには準備を考慮したお片付けが求められるゲームだなと。資源コマやタイル類の種類が多いのでよくルールを確認しながら準備しよう。プレイ人数によって秋面と冬面のいずれかを選ぶのでその点も注意だぞ。

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2人プレイ:秋冬の両面可能

3人プレイ:秋面

4〜5人  :冬面

細かな準備の記載は今回割愛します!(ルールブックのP4を参照して欲しい....)

すまぬ。。。(。-з-)

 

で。2人用の準備が終わるとこんな感じになるよ。

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青と赤の小さなタイルがあるのだけど、各プレイヤーはその場所から掘削を初めてタイルを繋げていくのだぞ。

手番の流れ

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手番は大きく4つのフェイズに分かれていて、それぞれで1つづつアクションをおこなっていくスタイル。

1)呪文と工房フェイズ(任意)

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呪文カードの効果を使用するか、設置ずみの工房の効果を使用するフェイズ。どちらか1つのみを使用することができるよ。

注】

呪文カードの効果を使用したら、そのカードに使用したリソースのルーン石を配置していく。このルーン石が3つ配置された呪文カードは破棄され、呪文カードの列に新しい呪文が補充されるよ。また工房はこのラウンドが開始される前に配置ずみの工房のみを使用することが可能。任意フェイズなのでスキップ(何も出来ない場合も同様)が可能。

2)仲間の招集か掘削フェイズ(必須)

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タイルを配置して行動を繋ぐか、トロールズムートに新たなメンバーを追加するフェイズ。タイルの配置にはそのマス目と同種かつ同数の資源が必要になるのです。

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配置したタイル下にある資源や彫像コマを獲得しますよ。また、タイルを配置するとそのマスと使用した資源に応じた勝利点が貰える。

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タイルの配置にも考え所満載であります。

3)大広間フェイズ(任意)

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坑道の繋がり方次第では大広間を作ることができるのです。更に彫像を置くことができるとより得点アップも出来ますぜ。大広間は広ければ広いほど得点が高いので、彫像配置とセットで狙うのはアリ。

4)彫像の移動フェイズ(任意)

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彫像は基本的に山の中央に近ければ近いほどもたらす得点が高いのです。高得点を狙うには彫像の台座もセットで配置する必要があるのだけど、色分けされたエリア毎に配置できる台座は各色1つだけ。

更に台座の設置にはアンカーと呼ばれる穴が必要で、別の場所で掘り出した彫像は代車で運んで来ねばなりませぬ。それらの処理をこのフェイズでは行うことができるので存分に悩んで良いかと。むしろでここで悩むことが1番楽しいかもしれないわけです

1区画?

この彫像の移動時に大切な事がある。台車1つで移動できる範囲は「1区画」と決まっているのだ。 これは同じタイル=1区画としてカウントする。台車1つを使って移動できる範囲は以下と決まっているので、それ以上の移動には2つ以上の台車が必要になるので注意しよう。

・同じ区画内の別のマスへ移動

・隣接している区画のマスへ移動

つまりタイルの繋ぎ目を超える時は台車1つを使用する。必要な台車数をカウントするときはこの点を考慮しておきましょうぜ。

 

ソロプレイはできる?

残念ながら基本セットだけではソロプレイが出来ません。しかしながら海外ではソロプレイ&協力モードを追加する拡張セットが出てますよ!

boardgamegeek.com

しかもこの拡張はリゴレさんで日本語版の出版が計画されていることが発表されてますぜ!

ソロ好きの方は安心して拡張が出るのを正座待機で待つのです。具体的な発売時期などはまだ正式に発表されていないのだけど、年内には来るかな?個人的にもとても楽しみであります。

 

マウンテンキングの感想・まとめ

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これは間違いなく楽しい。ただちょっと考え所は複雑なので、リソース管理が好きな方向けです。ぴったり計算があったり、ぴったりタイルがはまったりすることが好きな人はかなりの多幸感が待ってますぜ?(上手く行けばだけども....)

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ゲームのテーマとメカニクスがとてもマッチしていて、トロール達の王国の復権を手元で眺めていく気分は中々気分が良いのです。

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オラ掘る!➡︎オラ運ぶ!➡︎オラ置く!

をひたすら繰り返し、山の深部へ深部へとマイ彫像を運んでいく訳ですが、なぜかトロール達への愛着感が半端ありません。生まれ出る一体感と言いましょうか。

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がんばれ、そこだ、そこに置くのだ!と心の中で祈りながら(置くのも自分なんだけど)も上手く置けなかった時の罪悪感たるや....(´;ω;`)ブワッ

すまん、計算間違えた。一手足らなかったよ...とか、

リソースが余っちゃったよ、、あの時ああしてればもっとこうなったのに...

とか、なんか頑張ってくれたトロール達に報いることが出来なかった申し訳なさ感がパねぇのす。そんな妄想にたんまり浸れるのもマウンテンキングの魅力でしょう。今回も毎度1人で夜にルールの確認してただけなのですが、上手くいかなかった罪悪感で押し潰されそうになったのをここに告白しておきます・・・

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BGGのルールウェイトは「2.80」なのでルールが複雑ということはないはずなのだけども、さまざまな条件を組み合わせながら考慮する思考が求められるので中量級ながらプレイ感はずっしりしてるマウンテンキング。

みなさま、山の王たる資質を問われる覚悟はありますかや?

 

アタシは、とりあえず修行して出直してくるわっ ...(泣

 

 

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