ぼっちのホビーBlog[ボドゲ版]

主にボードゲーム中。ぼっちの時間を豊かにしたいボドゲブログ。

グランドオーストリアホテル & レッツワルツ【ボードゲーム】|ホテル経営とはこんなにも慌ただしいのか!?そうなのか?教皇もロシア皇后も枢機卿も霊媒師もお迎えするホスピタリティの極致をテーブルで。

 本ページはプロモーションが含まれています

ども。コモノです。

 

ちょうどボードゲームを始めた頃(もう十年くらい前)ダンディーなおじさまのイラストがネットで流れてくるのを横目でチラチラ眺めておりました。そのダンディーなおじさまというのが今日ご紹介する「グランドオーストリアホテル」のイラストの彼でございます。

随分と評判が良さそうでしたがボドゲを始めたばかりの自分にはなんのことやら...という感じだったのと、ソロプレイできなかったので必然あまり調べたりしていなかった訳ですが、、数年経った頃に「なにこれめっちゃ面白そう!」となったのは苦い思い出です。すでに和訳付きが入手困難となっていたグランドオーストリアホテル、長らく気にはなってたけど手に取ることが出来ずにいたのですがこの度Engamesから日本語版がリリースされました。さらに2021年に出た拡張「レッツワルツ」ではソロプレイにも対応しており、拡張も併せて日本語版発売とか、神かよ....

満を持して手に取る準備が整った「グランドオーストリアホテル&レッツワルツ」を今日はウキウキしながらご紹介いたしますよ!

 

グランドオーストリアホテル & 拡張レッツワルツ

プレイ人数:2〜4人(レッツワルツ:1〜4人)

対象年齢 :12歳以上

プレイ時間:60〜120分

国内発行元:ゲーム紹介:グランドオーストリアホテル&レッツワルツ!|Engames

エラッタ:エラッタ情報:グランドオーストリアホテル拡張:レッツワルツ! 日本語版|Engames

 

Boardgamegeek

boardgamegeek.com

 

グランドオーストリアホテルってどんなゲーム?

舞台は20世紀初頭のウィーン。世界の文化、政治、学問、芸術などの中心として栄えたこの街でプレイヤーたちはホテルの経営者として成功することを目指します。街は皇帝の庇護下で大きく賑わっているのです。街にはさまざまな職業の人々が溢れ、カフェで時間を潰しながら歓談を楽しんでいます。彼らのニーズを満たすため従業員たちの力を借りながら小さなホテルを徐々に拡大していかなければなりません。もちろん皇帝へ敬意を払うことも忘れてはなりません。

グランドオーストリアホテルはリソースをうまくコントロールしながら得点を上げていくマネジメントゲームです。カフェで戯れるさまざまな人々にシュトゥルーデル、ケーキ、ワイン、コーヒーというお菓子や飲み物を顧客に提供し自らのホテルに宿泊してもらうのです。そのためには飲食物の調達、部屋の準備、従業員の雇用などさまざまなアクションを効率よく行う必要があります。

顧客をホテルに泊めることができるとさまざまな恩恵を得ることができます。追加のリソースをもらえることもあれば、従業員を少し安く雇用できるよう口を聞いてくれる人もいます。基本のアクションに加えてさまざまなカード効果のシナジーを見つけ、気持ちのよいコンボを味わえるのがグランドオーストリアホテルの魅力なんでございますな!

拡張「レッツワルツ」

2021年にリリースされた「レッツワルツ」では5つのモジュール形式の拡張が用意されました。ワルツを楽しみたい顧客を舞踏会に送ったり、ウィーンを訪れている名士たちとお近づきになったり、より注目を集めるためにホテルの玄関を装飾してゲームに挑んだりすることができます。広げるとテーブルも華やかになるのな!

そして何よりレッツワルツではソロプレイが可能になりました。あのダンディーなおじさまはレオポルト氏であり、もう1人の仲間であるエリザベス女史とも競うことができるのです。

 

グランドオーストリアホテルのコンポーネント

基本のゲームがリリースされたのが10年前なので、いろいろ最近のボドゲに比べるとシンプルな作りです。リソースが木製キューブだったりするので味気ない感じを受ける人もいるかもですね。

アートワークはクレメンス・フランツ氏が手がけているのでこの雰囲気が好きな人にはたまらない感じです。(もちろん大好き!)少しそっけないかもしれませんが、その分想像力は膨らむしゲームの面白さにストレートに没頭できるのも良き。

以前Kickstarterではデラックス版のプロジェクトが行われていたので、海外サイトなどを探せばアップグレードトークンなんかも運良く見つけることも出来るかもしれないぞ。

 

グランドオーストリアホテルのルール・遊び方

ルチアーニ&ジッリのお二人が手がけるボドゲなので「重いのでは?」と思ってる方もいるかもしれませんが、他のヘビーゲームたちにくらべるとグランドオーストリアホテルは遊びやすい印象です。ちょっとアイコンになれる必要はあるかもだけどルール自体は結構シンプルで分かりやすいですよ。ゲームは全7ラウンドです。3・5・7ラウンドの最後には皇帝の得点計算が発生します。

手番の流れ

手番では以下の2ステップを順番に行います。

1)顧客の獲得

顧客の獲得では街で歓談している顧客を1名、自分のホテルのカフェテラスに呼び込みます。追加のアクションと組み合わせてそのままお部屋にお通しすることも可能です。

顧客の獲得は任意です。また自分のホテルの3つのスペースが埋まっている場合は、先に追加アクションで顧客を誘導して空きスペースを作らない限り新しい顧客を獲得することはできません。

2)アクションスペースの使用

アクションスペースは全部で6種類。配置されたダイスの個数でアクションの強弱が変化します。また1クローネ追加で支払うことでアクションの強さをプラス1することも可能です。

お菓子の用意「1」

シュトゥルーデル、ケーキを入手できます。アクションで入手したお菓子はそのままテラスでお待ちのお客様にお出しすることが出来ます。

飲み物の用意「2」

ワイン、コーヒーを入手します。お菓子と同じくアクションで入手した飲み物はそのままお客様にお出しすることが出来ます。お菓子も飲み物も、余ってしまった場合はホテルの厨房にストックすることが可能です。

部屋の準備「3」

ダイスの個数分、空室の準備を行うことが出来ます。空室は既存の部屋タイルにつなげて配置することが可能です。またフロア数が上がる度に追加のコストが発生します。

皇帝からの好意 / 資金の獲得「4」

ダイスの個数分、皇帝からの好意または資金を得ることが出来ます。

従業員の雇用「5」

手持ちの従業員カードのコスト値からダイスの個数分を引いたコストで従業員をプレイすることが出来ます。

アクションのコピー「6」

1クローネを支払い他のアクションをコピーできます。アクションの強さは「6」のダイスの個数を使用します。

追加のアクション

アクションスペースの選択の前後で追加のアクションを行うことが可能ですよ。

オーダーの提供

厨房(ストック)からアイテムを移動し、顧客カードの上のオーダーを満たすことができます。1クローネの追加コストがかかります。

目的カードの達成

目的カードの条件を満たしていれば、自分のマーカーを置いて即座に勝利点を得ることができます。

従業員カードの使用

プレイ済みの従業員の能力を使用することができます。

部屋への顧客の誘導

オーダーを満たしている顧客を空室へ誘導し、勝利点や顧客カードの効果を得ることができます。

 

レッツワルツでは?

それぞれのモジュールごとにアクションに追加されるステップや、省略されるステップが発生します。モジュールは複数使用することも可能なので組み合わせによって変化するのでルールブックをよく読んでプレイしましょう。

例えばモジュール1(ウィーンのダンスホール)を導入すると、追加アクションで顧客をホテルの部屋に誘導するだけでなく、夜通し開いている舞踏会場へ送り込むこともできるようになります。3/5/7ラウンド終わりには皇帝の決算だけでなくダンスホールでの決算も加わります。得点のルートが増えるのでより手番での選択肢が悩ましくなる拡張ですよ!

 

ソロプレイはできる?

前述の通りレッツワルツを加えることでグランドオーストリアホテルでのソロプレイが可能になりますよ!対戦相手はレオポルト氏とエリザベス女史のお二人がそれぞれ異なるデッキでお相手してくれます。

二つのデッキの違いは追加されるモジュールごとの使い分け。レッツワルツの拡張を加えずに基本セットのみのでソロプレイも可能です。ソロデッキにもアイコンがあるのでなれるまでは基本セット&レオポルト氏の組み合わせが推奨されていますよ。

なれるまで推奨されてる、、ってなってましたがレッツワルツ遊んでみたくて早速「ウィーンのダンスホール」&エリザベス女史と対戦してみましたけど....めっちゃ強くないかい???カフェに現れた教皇をいきなりお部屋にお通しするとか、エリザベス女史の手腕高すぎ問題とかあります(笑)

デッキからのカード運に左右される感じは強めながらも、あれよあれよと勝利点高い顧客を持っていかれる中で右往左往するホテル経営が楽しめること間違いなしです!

 

グランドオーストリアホテル & レッツワルツの感想・まとめ

ずっと気になっていたグランドオーストリアホテル、噂に違わぬ楽しいボドゲでございました!リソースのやりくりがとても悩ましく、思ったようにプレイできてない感が常に漂うゲームです。つまりは悩ましい。。。(平常運転)

どの顧客を呼び込みオーダーを叶えるのか?その選択の積み重ねが得点へとつながるゲームなのですがどこ顧客を招くのか、見極めがとても大事。山札から公開される顧客たちは非常にさまざまな職業の人々であり、常に慌ただしくリソースのやりくりに悩み続けることになります。

予定が立たない!という言い訳

計画的に何かを進めようとしてもラウンドごとに異なるアクションの強弱に、常に予定変更を余儀なくされます。終盤になってくると気がついたら資金が足りず「ワインが1つ足らない!あ、でもお金もないぃぃぃ.....」というようなこともしばしば。余裕をもったホテル運営の難しさを突きつけられるのです。

従業員のマネジメントという難問

ゲームごとに異なる従業員たちと協力しながらホテル運営を行いますが、彼らの能力をうまくマネジメントすることも大事になります。永続効果こそ正義!とか思ってると全くその能力を活かすことなくゲームが終わったりします。この辺りをうまく使いこなせるようなマネジメント能力、、、欲しい。ああ欲しい。

ホテル経営に必要なのは臨機応変さ、か。。。。

たった3人のお客様を満足させることですら困難。。。お客様だけに目を取られていると皇帝への敬意が足らん!って怒られたりする中間決算もあるので、オーストリア王家だって蔑ろにしてはなりません。ホテル経営とはこんなにも忙しく悩ましいものなのか、その難しさを常に感じることになるグランドオーストリアホテルでした。

これは何度も繰り返し遊ぶことでふんわり上手くなっていくボドゲと見ました!一度だけ遊ぶくらいではなかなかに思うように行かず悔しい思いを残すことになること間違いなし。カード運のように感じる揺れ幅も、実際のホテル経営では案外普通に起きることのようにも思えて没入感は最高です。どのダイスアクションを行うべきか、とても悩みながらすぎる7ラウンド...めっちゃウキウキして遊び始めたんですがめっちゃ悩んだ....拡張のレッツワルツのモジュールいれるとさらに悩ましさ爆増。基本セットを何度か遊んでからがやっぱり良さそうだなと思いました。

そしてかなりソロプレイ向きなゲームでもあります。基本のルールは他人に干渉するポイントがあまり強くないので、手元で好きなことを積み上げていくのが好きな方にはかなりお勧めできるゲームですな。雰囲気も良いしこれは好きだなぁ....

舞台が20世紀初頭ということで今年遊んだアンコンシャス・マインドと時代設定が同じ時期というのも何かのご縁か。レッツワルツに含まれる名士拡張ではフロイトも登場するので、そんな絡みを考えながら遊ぶのも楽しいですな!

 

いやもうちょっと頑張ってカードの効果とか把握したい。。。

普通にプレイしてる時の目標点ってどのくらいなんだろね(。-з-)?

レッツワルツもかなりお勧めですよ!

 

 

【グランドオーストリアホテル & レッツワルツ販売情報】

 

 

駿河屋はコチラ

affiliate.suruga-ya.jp

 

ぼっちのホビーBlog|まとめ記事

おすすめボードゲームアプリ|ぼっちのホビーBlog
おすすめ中量級ボドゲ25選|ぼっちのホビーBlog
2人で遊ぶなら!おすすめボードゲーム30選|ぼっちのホビーBlog
動物・自然系テーマのボドゲまとめ|ぼっちのホビーBlog

 

おすすめの記事

www.comonox.com