ぼっちのホビーBlog[ボドゲ版]

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【ボードゲーム】ジェンティス(GENTES)デラックスエディション|地中海に起きた文明の隆盛と衰退。文明カードとにらめっこしながら悩みまくるんだぜっฅ(*ΦωΦ*)ฅ

ども。コモノです。

 

今日はジェンティス(GENTES)のご紹介でございます。最近ケンビルから日本流通版が発売されたジェンティス、実は以前の Kickstarterプロジェクトでバックしていて、届いたものをそのまま綺麗に積み上げておりました。

面白い、楽しいというツイートを眺めてるとやってみたくなると言うのが人の性と言うもの。棚から引っ張り出してきて黙々とプレイ感を確かめましたのでご紹介しよかなと思うわけです。というか、なんで積んでたんだろうね。。。と反省するに至るいつもの流れ(笑)

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以前国内でも少数販売されたデラックス版と同じKickstarter仕様なので、コマ類など現在流通しているバージョンとは異なる事をご了承くださいませ。

 

 

ジェンティス(GENTES)デラックス版 

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プレイ人数:1〜4人

対象年齢 :12歳以上

プレイ時間:90分

国内発行元:ケンビル

日本流通版についてはFAQが公開されています!

「ジェンティス 日本流通版」仕様に関するご報告と表記修正およびFAQについて – KenBill Official Site

Boardgamegeek

boardgamegeek.com

  

ジェンティスってどんなゲーム?

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ジェンティスは地中海を舞台にした文明発展系のゲーム。3つの時代に別れてゲームは進み、それぞれの時代は2つのラウンドで構成されている全6ラウンド制ですよ。自分のボードには人口を表すトラックやアクションの結果を記録するトラックなどが並び、様々なリソースの管理を行いながらゲームが進行します。

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6ラウンドが終了した時点での勝利点で勝敗が決まるので、どのように得点を積み上げていくのかを考えるゲームな訳ですが、割と自由度が高い感じで好きなことが出来ます。ただしアクションでは余計なコストを払ったり時間(砂時計)を引き受ける必要も出てくるため、先を見越してどのアクションを選択するのか、かなり悩ましい事になるのよね。

砂時計、それは還らぬ時間

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アクションタイルに描かれている砂時計はそのままアクショントラックを埋める時間となります。トラックの空きが無くなれば自分のターンは終了。時間に気を配らなければ文明の発展は遅れるかもしれません。

増え続けない人口

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人口というとひたすら増やし、税収を上げる!みたいなことを考えがちですがジェンティスの人口は増え続けませんしお金も生み出しません。職種ごとの人口が増えていくといずれ対になる位置にある職種とぶつかり合い、どちらかが減っていくというシーソーのような関係になっています。このバランス感も絶妙でどの人口を伸ばし文明を発展させていくのかが重要。テーマにもよくあった悩みが演出されるのも雰囲気がよろしいです。 

重量級のような外観ですが案外ゲームとしてはそこまでヘビーゲームではなくて、気持ちよく悩める中量級のちょっと重いかな?寄りの文明発展ゲームでした。これは。。良いな?

 

 

ジェンティス(DX版)のコンポーネント

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デラックス版だと中身はほぼ木コマ系で埋まってます。通常版だとおそらく紙タイルになってると思うので、結構タイル数はあるかもです。

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デラックス版の外箱はスリーブで覆われていて、中から金箔押しのロゴが登場。憎い。

メインボード

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程よい大きさのプレイボード。4にんでプレイするならもう一回り大きいサイズでも良かったんじゃないかなって気がしないでもないですな。でもソロプレイなら絶妙なるジャストフィットサイズ。良いサイズ感です。

コマ類 

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デラックス版の魅力はやっぱりコマ類にあるかと思います。いやあるでしょう。寧ろこのコマのためのデラックス版ですわ。

プレイヤーボード 

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そしてダブルレイヤーのプレイヤーボード。パコってコマがハマるのが気持ち良いですわね。

カード

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海外版なのでテキスト類は英語ですが、コンポーネントにはカード名くらいしか英語がないので言語依存はとても低いゲームでもあります。

 

ジェンティスの遊び方・ルール

ジェンティスは3つの時代に別れていて、各時代で獲得できる文明カードが異なります。1つの時代には2つのラウンドがあり、各ラウンドはプレイヤー毎に1手番づつ行うターン制。ターンは自分のアクショントラックが埋まるまで繰り返す事が出来るので、プレイヤー毎にターン数も異なるよ。6ラウンド終了した時点で1番勝利点が高かったプレイヤーの勝利です。

ゲームの準備

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使用するアクションタイル等がプレイ人数によって異なるなど、少し準備には気を使います。詳細は割愛....だけど基本はもろもろ並べるだけだけで終わります。

手番の流れ

1ラウンドには2つのフェイズ(繁栄/衰退)があります。繁栄フェイズではメインアクションをアクショントラックが埋まるまで繰り返し、衰退フェイズではカードの処理、アクショントークンや砂時計トークンの処理など、次のラウンドの準備を行う流れ。

メインアクション

メインアクションはメインボード上から残っているアクショントークンを取り、自分のプレイヤーボードに配置して行います。

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どのトークンにも左上にコストが描かれているので、その数字のコインをサプライに支払いますよ。

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トークンをトラックを配置した後、さらに描かれている砂時計の数だけ砂時計トークンを受け取り、それもトラックに配置します。

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砂時計トークンは1マスに1個ずつ配置する方法と、1マスに2つ配置する方法があって、2つ配置した場合は衰退フェイズで砂時計が1個だけトラックに残ります。アクションを行うにはコストと時間(砂時計)の処理のどちらも行う事が必要あるので、トラックの空きを見極めてどう配置するかを考える必要があるのです。

アクションの種類

アクションの種類には人口を増やす哲学者アクションや各地に建物を建築できる航海士アクションのほか、文明カードを獲得する写本、カードをプレイする歴史家などタイルなどがあるのでそれらを上手く組み合わせて勝利点を獲得していくのです。

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大きな勝利点は文明カードから得ることが出来るので、カードをプレイするための準備(必要な人口数や建物のシンボル)を進めつつ、細かなところでも勝利点をかき集めて自分の文明を発展させていくのだね。この組み合わせというか、どこを伸ばして点につなげていくのか、なかなかに悩ましくてうーん、、、ってなるポイント。手札として持つカードを上手く捌くことが文明発展のキモかなと。それ以外にも建物を建てるところで勝利点がもらえたりするので目移りもしちゃう。この辺りのルートの見極めが上手い人が文明を大きく出来るのです。(相変わらず下手)

 

ソロプレイはできる?

出来ます!ソロルールも巻末に付属していて、1人でもプレイする事が可能だよ。今回はルール確認で時間が終わっちゃったのですがソロはソロで楽しそう。ルールそのものが大きく異なるというよりも、使用できるアクショントークンが減ったりするソロルールのようなので、アクションの効果や組み合わせを独習するのにも良いのではないかなと思います。

 

ジェンティスの感想・まとめ

今回のデラックス版では久しぶりにミニ工作がありました。って言ってもシール貼るだけだんだけど。

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指をプルプルさせながらピンセットでシールを貼ること小一時間。

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なかなかに上手くいったと思われます。ピンセットの偉大さに気が付いた訳ですが、これも文明の利器なんだわな。

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こういう小さな工夫の積み重ねの上で今の生活がある訳です。

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文明発展って、きっとそういう事だな?

 

とちょっと脱線した感動もあったジェンティス。ゲームは中量級と重量級のちょうど中間くらいの印象です。あまり複雑なシナジーとかはなくて、アクショントラックの管理と勝利点獲得の最適解に悩むタイプという感じでした。

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あまりプレイヤー間のインタラクションが強い感じではなく、寧ろ手元のリソースのやりくりというか、個人のボードに意識が向くので自分のやりたいことをあれやこれや模索する楽しみが強いゲームでした。

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時代Ⅲのこのカード、プレイしてみたいと思わないわけがない(笑)ソロプレイ好きとしては好み。そして文明発展好きなので、、やっぱ好きだったわ.....(=ↀωↀ=)

 

最近お部屋を片付けて、もうボドゲおくスペースがないので積みゲー開けたら基本は手放すか、手放さないかを常に検討しなければならないので検討する訳ですけども、ジェンティスはちょっと残しときたいなと。でもね、箱は結構大きめなのです。大箱途中箱の間くらいなんだけど厚みがあるのです。困るよね。困る。売れないゲームは幸せだけど困る....(꒪ཫ꒪; )ヤバイ

 

ジェンティス、面白いよ!

 

 

【ジェンティス販売情報】

現在はケンビルより日本流通版として日本語ルールで遊べるバージョンが販売されてます!

 

でもデラックス版ぐぁ!、、、と思ってしまった方には米イーベイが手に入れやすいかもしれません。覗くとチラホラ送料込みで1万円前後で出品されてたりします。

  

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