ども。コモノです。
今日はまた積みゲー崩しの儀式に戻りまして、「ダーダオチェン(翻轉大稻埕 / Dadaocheng)」のご紹介ですよ。
ダーダオチェンはリソース管理とパズルアクションが混ざった中量級なイメージのボードゲームで、アートワークがとても品良いボードゲームだぞ。パブリッシャーは台湾のSoSo Studio、国内ではすごろくやで日本語訳説明書をつけて販売をしていた。ソロゲームにも対応してたので興味はあったのだけど、いろいろ目移りしてしまってつい後回しになってたゲームだった。しかし5月末、すごろくやのページからダーダオチェンのタイトル名は消えていた。。。
やっちまった...(;;゚;Д;゚;;)
そこで慌てて探す▶︎駿河屋で中古発見▶︎即ポチ▶︎無事積みゲーに
嗚呼美しき哉この流れよ。そうして「ダーダオチェン」を無事手に入ました。で、積んでましたごめんなさい.....
毎度ながら「もう買えなくなるかもしれない 」と思った時の行動力の早さたるや、誰か手本にして欲しいくらい即断即決なのだ。たぶん皆さんもそんな感じだろうと思う。
20世紀初頭の台湾経済の中心となった街を舞台にパズルライクなリソース管理ゲーム「ダーダオチェン(翻轉大稻埕 / Dadaocheng)」を今日はご紹介したいと思いますっ!
【目次】
〈ダーダオチェンって?〉
舞台は19世紀末から20世紀初頭の台湾。プレイヤーはダーダオチェンの街の商人となり、産物の取引で建物や商船を手に入れ財を成す。街一番の商人となるためにはこのボードに広がる小さなパズルを解かねばならない。台湾はこの街を中心に、今大きく発展の時を迎えている。ゲームではこのダーダーオチェンの発展に大きく関わる貿易や建築を行い、商人としての評価と名声を得ていく。産物を生み出すのはなんとパズル。
タイルを裏返したり移動したりしながら同じ絵の3つ以上の列を作るよ
プレイボードの中央に並ぶタイルをうまく並べて産物を生み出し得点につなげていくよ。タイルを使ったパズルは連鎖が発生するのでコンボの爽快感もあるぞ!
〈開封〉
ダーダオチェン(翻轉大稻埕 / Dadaocheng)
プレイ人数:1〜4人
プレイ時間:45分
対象年齢 :10歳〜
あ。また駿河屋ラッキー発動!
中古を買ったのだけど、開封済み未使用品(カードのシュリンクがかかったまま)だった!これは嬉しいですなー!
コンポーネント全体
ルールブックとタイル、カードとダイスとリソースコマ。
実はこのカードやボードのデザインが好きでこのゲームに惚れていたんである。
ルールブック
元から入っている英中の2ヶ国語と、すごろくや 作成の日本語訳マニュアルが入っている。
プレイボード
割とコンパクト。4つの倉庫に囲まれたパズルエリアが特徴的。さしずめ闇市って感じかな?歴史事件と書かれたエリアには毎ターンカードが公開され、各プレイヤーの手番でその効果を得る事ができるよ。
ダイスとリソースコマ
ダイスがなかなか強烈な色合い。でもどこか鈍い感じの色味なので全体とあってます。
リソースコマは結構ありますな。
〈タイル〉
まだ抜かれていないタイル。これがパズルタイルになるよ。
手にとって気がついたんだけど、コレなんだか分厚くね?
最初は何枚か重なっているのかと思ったんだけど、どうやら1枚のみ。
積み上げるとポーカーチップのようだよ・・・
このしっかりした作りのタイルを使って産出エンジンを動かすのだ。
〈カード〉
カードは全部で3種類あるよ。
建物カード
建物カードは5種類あるよ。
洋館/商店/市場/工房/アヘン館だ。持っているアヘン館は効果は高いのだけど、アヘンを使った数だけゲーム終了時に得点を失うという効果がある。阿片はやっぱりヤバイのだ。
貨物船カード
3つのグレードに分かれるよ。
高いグレードの船はゲーム終了時の得点が高い。
歴史事件カード
全部で14枚。ダーダオチェンで起きた史実にそって描かれている。
カードの持つ効果は概ねプラスに働く。獲得できるものではなくて、プレイボードに配置されていて各自自分のターンでその効果を得ることができる。
〈ゲームの流れ〉
ゲームの手番は4つのフェイズに分かれているよ。
1:計画
▶︎産物タイルのパズルを行うよ。同じ産物を直列させるのだ。
2:産物収入と入荷
▶︎3つ以上直列させることができれば産物を得ることができる。
3:満杯ボーナス
▶︎フェイズ2で倉庫に置くことができた産物からボーナスが発生する。
4:購入とアクション
▶︎カードの購入と歴史事件カードの実行などアクションを行うよ。
フェイズ1〜3で産物をうまく入手し、フェイズ4で得点を狙ったカード獲得やアクションを行なっていく流れだな。アクションの詳細はこちらでは省くけれど、歴史事件カードなどの効果も幅広くあるのでサマリーみたいなものがあったほうが良い気はする。
〈まとめ〉
今回ダーダオチェンを開封するにあたり、台北大稻埕(現在の表記?)ってどんなところなのか調べてみたのだけど、なんか魅力的な街でした。ノスタルジックな街並みがまさに息づいていた頃の大稻埕で、この街の発展を願い商売に没頭していく(たぶん)のがこのゲームの魅力のひとつ。ゲームのアートワークはまさにその時代を感じることが出来るものとなっていてかなり心に刺さるのだ。
日本でも近代史の経済成長をテーマにおいたゲームはあるけれど、ダーダオチェンはまたそれらのテンポと違った時間の流れを感じてしまいそうな穏やかなパズルライクゲームって感じだぞ。もちろんリソース管理を適切にし、建物や商船という得点を集めるマネジメントも重要だよ。
初老にさしかかったくらいの穏やかな大人たちがそれぞれ何かに思いを馳せながら、台湾茶を横に静かに静かにでも真剣に遊ぶのが似合う。そんな印象を受けるボードゲーム。午後、少し傾いた太陽の光が柔らかく差し込む部屋でまったり遊びたくなるような感じを受けました。地味ながら落ち着いたアートワークも二重丸。普段はおっさんおっさんと自虐ネタをかましますが、こういうゲームを手にすると歳を重ねている事が少しばかり嬉しくもあるな(慰め)。待つことも一緒に楽しめたらいいねぇ・・・
ソロプレイもできるし、良いもの買いました!コレを遊ぶなら夜より昼間かな。
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残念ながらどこにも見当たらず・・・
気になる人は中古を気長に探すか、海外版を手に入れて英訳するかになりそう。BGGマーケットで探すのもアリかも。