みなさんこんにちは。コモノです。
今日はちょっと今更感がありますが、市場の評価でも名作枠確定な「センチュリー:スパイスロード完全日本語版」のコンポーネントレビューです。
アートワークの美しさも際立ってますよ!
来月センチュリーシリーズの第2弾「センチュリー:イースタンワンダーズ」の発売を控えてるので、気分的にも盛り上がってるしタイミング的にも絶妙だな?(いや、遅いだろ)
センチュリー:スパイスロードは、同じようにシンプルで悩ましい名作「宝石の煌き」と比べられる事もあり実はずっと気になっていたのだけど、買いそびれていたのだよね。市場からも一時期品切れで消えてしまっていたのが最近再販されたので、このタイミングを逃せないっっということでポチりました。(言い訳)
宝石の煌きレビューはコチラだぞ⬇︎
さて一体どんなボードゲーム だというのか、楽しみにしていたセンチュリー:スパイスロード完全日本語版、開封したいと思います!
【目次】
〈センチュリー:スパイスロードって?〉
舞台は中世、ヨーロッパで需要が増していたスパイス交易で財を成し、名声と富を手に入れるというボードゲーム。大航海時代もスパイス交易での海路開拓から始まったのだけど、一方陸路でもスパイス交易が盛んだった。プレイヤーはキャラバンを組織しスパイス交易で財を成す事を目指す。しかし手元にはあまり優秀とは言い難い商人(ゴメン)と、わずかばかりのスパイスしかない。希少なスパイスを手に入れるためには新たな商人を手配し、効率の良い交易ルートを作る必要があるよ。 4種のスパイスを効率よく入手するには、商人の得意とする能力を見極めながら拡大再生産の体制を構築しなければならない。ライバルたちのルートにも目を配りながらスパイス交易の実権を握るのだぞ。
うまく入手できたスパイスたちを市場に合わせて収めると勝利点が得られる。誰かが5枚目(2〜3人プレイ時は6枚)の勝利点カードを手に入れたら、そのラウンドで終了。勝利点が一番多かったプレイヤーの勝ちとなる。
発売元(海外の大元)はあのアズールと同じPlan B Games。センチュリーシリーズは全3部作で待望の第2弾が7月に日本国内でも発売される。 独立した拡張として扱われる第2弾、センチュリーシリーズは同時に合わせて遊ぶ事も出来るらしいのでどのようなゲームシステムなのかも気になる。
画像引用:Discover Century - The Trilogy - Plan B Games
2017年 センチュリー:スパイスロード
2018年 センチュリー:イースタンワンダーズ
2019年 センチュリー:ニューワールド
1年に1作品が発表されていくので、来年2019年で3部作は完結予定。楽しみだな!
〈開封〉
センチュリー:スパイスロード 完全日本語版
プレイ人数:2〜5人
プレイ時間:30〜45分
対象年齢 :8歳以上
Boardgamegeek
コンポーネント全体
カードとキューブ(スパイス)、勝利点用のコイン。あと珍しいことにスパイス用のトレイが同梱されている。なんて親切。
ルールシート
ルールが描かれたシート。両面仕様なんだけど、1枚しかない。。。ルールは簡単、って色々なサイトにも書いてあったけど、実際に見ても恐ろしいくらいシンプルなルールである。すげーなー。
スパイスとトレイ
箱を開けてビビったのがトレイ。結構しっかりした作りのトレイが4つ最初から入ってる。箱開けたらそのまま遊べちゃうな。
木製のキューブが4色。それぞれを各スパイスに見立てている。
スパイスの価値は黄色<赤色<緑色<茶色に設定されているよ。
黄色:ターメリック(普通)
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赤色:サフラン(まぁまぁ普通)
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緑色:カルダモン(珍しい)
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茶色:シナモン(希少)
スパイスを組み合わせ、うまく交換しながら欲しいスパイスを集めていく。商人の能力で入手、交換、価値のアップのいずれかが出来るので、狙っている市場(勝利点カード)に合わせてスパイスを集めるのだ。
サフラン(赤)2つ、カルダモン(緑)3つを納めるとこのカード(勝利点)を獲得することができるのだ。
カード
エキゾチックで雰囲気満点のカードたちだ。センチュリー:スパイスロードはカードがとっても美しいのも気に入ったぞ。
キャラバンカード
スパイスロードを旅するキャラバンが描かれているよ。
各プレイヤーは1枚キャラバンカードを受け取ってプレイする。キャラバンは10個までのスパイスを持つことができるよ。
それ以上は持つことが出来ないので注意が必要だぞ。
商人カード
スパイスロードを駆け巡る商人たち。絵柄が同じでもそれぞれ能力(スパイスの交換・入手できる種類)が異なるのでうまく雇って行きたいところ。
商人にも貴重な能力を持っている方々がいて、単独でシナモンやカルダモンを手に入れられる商人(写真左のお姉さん)もいる。ただし自分が狙っている市場でそのスパイスが必要かどうか見極めないと宝の持ち腐れになる。そういうとこももどかしい
のだ。
勝利点カード
スパイスを収める市場が描かれております。なかなか雰囲気があって旅してる気分もちょっとあがる。
キャラバンは市場のニーズに合わせてスパイスを集め、その市場に収めることで勝利点を得るのだ。なんかセットコレクションの要素とかあってもよかったのに...と思っちゃったのだ。
コイン
メタルコインがついてきたので「お、お買い物?」と思ったんですが、お買い物用ではありませんでした。(スパイスは手番でタダで入手できる)
このコインはゲーム開始時に勝利点カードに配置されるボーナス。参加プレイヤー数×2倍のコインが二つの市場(勝利カードの山札から遠い所から順に)に配置されるのだ。
当然早い者勝ちである。金貨3点・銀貨1点。
コンポーネント全体を通して、当時の雰囲気がひしひし伝わる感じが良いな!カードはパッと見、ディクシットサイズっぽいのだけど正確には違う(70×120)みたいなので、スリーブ入れたい方は注意だぞ。
カードサイズはでかいですが、視認性はよし。
〈ゲームの流れ〉
セットアップも超簡単です。
準備
参加するプレイヤーに初期商人カードを2枚(1種類づつ)とキャラバンカードを1枚配る。
コチラが初期商人たち。おひげのオッさんはスパイスをアップグレードしてくれる魔術師。
キャラバンカードを配ったら各プレイヤーにスパイスも配布する。
4手番以降は初期のスパイスにサフランが入るよ。
スタートプレイヤー:ターメリック(黄)3個
2番手プレイヤー:ターメリック(黄)4個
3番手プレイヤー:ターメリック(黄)4個
4番手プレイヤー:ターメリック(黄)3個・サフラン(赤)1個
5番手プレイヤー:ターメリック(黄)3個・サフラン(赤)1個
テーブルには以下のようにカードとスパイスを並べる。スパイストレイ超有能。
よくシャッフルした山札から勝利点カードは5枚、商人カードは6枚を公開して並べる。
頻繁にスパイスの交換などが起きるので、スパイスキューブはトレイに入れてみんなの手の届くところに並べておくのだぞ。
以上、終わり!
楽であるな。
ゲームの終了と勝利条件
ゲームは誰かが5枚目の勝利点カードを獲得したラウンドで終了する。そのラウンド最後のプレイヤーまで手番を進めて、勝利点を計算するよ。一番勝利点が多かったプレイヤーがスパイスロード王(誰だよ)だ。
手番の流れ
各プレイヤーは自分の手番で以下のアクションから選択して1つ行う。
a)商人カードの獲得
商人を雇うよ。有能な商人よ来い。特にコストを払う必要はないのだけど、商人カードの位置によって追加のスパイスが必要になることも。
b)商人カードをプレイ
商人の能力によってスパイスを得たり、交換したり出来る。
プレイした商人カードは手元で捨て札になる。(他のプレイヤーとは混ぜないよ)
c)商人の休息
捨て札になっている商人達を全て手札に戻すよ。働いて疲れてるんだよ、みんなな。
d)勝利点カードの獲得
勝利点カードに描かれているスパイスを納めて、カードを獲得できるよ。勝手に旅行気分が満喫できるので好き。獲得したカードは手元で伏せておく点は注意。
商人カードの獲得時、カードの位置によっては追加のスパイスを払わなければならないなど注意が必要なルールがいくつかあるけどココでは割愛するぞ。詳しくはアークライトのマンガに書いてあるから見てみような。(ルール読もう)
〈まとめ〉
少しばかり1人でルールの確認がてらペタペタカードをめくって見たよ。まず並んだカードが美しい。ビューリホー。中東とか旅して見たくなる感じMAXであるな。
手番のアクションではスパイスの交換にめっちゃ悩む事になる。どの市場にスパイスを収めるか決めたら、そこに向かって商人の能力を最大限コキ使い駆使していく訳だけど、もしかしたら他のプレイヤーも狙っているかもしれず。早い者勝ちで市場を奪われるような事だってあるかもしれない。
キャラバンでは最大10個しかスパイスを持てないので、貴重なスパイスが手に入ってウハウハしてても市場に納めらなければ意味がないとか。(これヤリがちですな...)
それでも狙った通りにスパイスを交換できた時のコンボ感はやはり楽しく。軽めのルールなのに悩ましい所は確かに宝石の煌きに通じるところはあるかもしれないな。個人的にはどっちもかなり好きだぞ。
拡大再生産っぽさは宝石の煌きの方が強い気もするけど、生み出されたリソース(スパイス)の使い所をマネジメントする部分とかはフレーバー的にもセンチュリー:スパイスロードの方がしっくりしてる感じ。あと旅してる感も良いな。
色とりどりのキューブを交換する作業も単純に楽しいので、ささっと出してさっくり遊ぶならかなりオススメなボードゲームでありますな!
これ、アラビアンな踊り子さん達と遊びたい感あるね。アラビアンな踊り子さん、いないか....w
センチュリーシリーズ完結!
センチュリー:スパイスロード
画像:駿河屋
センチュリー:ゴーレム
センチュリー:スパイスロードにはゲームのシステムは全く同じで、テーマだけを変えたセンチュリー:ゴーレムというゲームもあるよ!中世のスパイス交易▶︎ファンタジーになっているので、フレーバー的に好きな方を選んで遊ぶのもおすすめ。
画像:駿河屋
ウチのちびっ子達と遊ぶならゴーレムの方が受けは良さそうなのだよねー。
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センチュリーシリーズいいね。イースタンワンダーズも超楽しみ。