ども。コモノです。
今日は年末年始で子供達と遊んだら楽しそうだな!と思ってポチっておいた「キャットと塔」のご紹介です。キャットと塔は「バベル」でお馴染みのたきざわまさかずさん(こぐま工房)が手がけた絶妙なバランスゲーム。いやいやいや、言うてもバランスゲームよね?と侮って手を出したその結果「トトを塔のてっぺんまで連れて行ってあげなければならないっ!」という使命感にめっちゃ駆られる事になった年の瀬。
なぜぼっちプレイのコモノがバランスゲームにここまで思い入れあげる事になったのか?!その真実を今日はお伝えいたしましょう。
キャットと塔
プレイ人数:1〜5人
対象年齢 :6歳以上
プレイ時間:15〜30分
国内発行元:キャットと塔 - ArclightGames Official
リンク
Boardgamegeek
キャットと塔ってどんなゲーム?
キャットと塔はキャプテンリノと同系統のバランス系協力型ゲームです。手番ではカードに示されたパーツやネコ駒を積み上げて高い塔を作ってゆきます。ただ単純に高い塔を建てることがゴールなのではなく、黒猫のトトをその塔の最上階へ到達させることを参加したプレイヤー全員で目指すのです。
手番の最後に目標カードを確認し、その条件が満たされていればトトは塔の上へと登ることが出来ます。
トトが登っていく塔を積み上げナカマのネコたちを配置しながらトトを徐々に徐々に高層階へ導いていくのですが、壁を作る時もナカマを配置する時もトトを移動させる時も全てが指先がプルップルに震える緊張感がたまりません。とにかく塔は常に不安定なのです。それは何故かと言うと....
壁の高さ違うじゃん!
お分かりいただけますでしょうか。配置する壁の高さが種類ごとに微妙に異なるのです。この違いは塔が上へ伸びれば伸びるほどに無視できない違いになってくるため、常にグラグラと不安定なのです。そしての緊張感を更に加速させるのが目標カードに無遠慮に書かれた指示の内容。
「違う色のナカマをくっつけて乗せている」なんてサラッと目標カードには書かれているんですが、くっつけて載せるのってマジ怖い。ツンツンすればグラッといきそうになるし、載せる場所間違えれば重みで塔が崩れちゃうっていう緊張感たるや。これがクリアするまでずっと続くかと思うと....はぁ。
サマリーをしっかり眺めつつつ、まずは最初のハードルとなる10階以上の床にトトを乗せることを目指すのです。マジ揺れるんですよ...でもね、なんか崩れないの。なんというかずっと張り詰めた糸の上でプレイしてるような感じがたまりません。
キャットと塔のコンポーネント
パーツを組み合わせて塔を作っていくゲームなのですが、案外コンポーネントは賑やかで多いです。塔は全てペーパークラフトみたいなパーツになっているので、何度も繰り返し遊ぶとヘタってくることはありそう。でもそのくらい遊び尽くせば20階制覇も夢では無いはず...と思いたい。
黒猫トトの可愛さは言うまでもないんですが、塔に置いていくナカマのネコ駒もかなり可愛い。猫好きにはたまらないポイント。
キャットと塔のルール・遊び方
キャットと塔の遊び方は至極簡単!初めてでもサマリーみながらすぐに遊び始められるのも良きポイントです。ただ小さなお子さんは目標カードや手番カードの意味をりかいするまでは周りのみんながフォローしてあげると良いと思うよ。
ゲームの準備
セットアップもパーツを置く場所が書かれたカードを中心に配置してくので困ることはなし。手番カード、目標カードをよくシャッフルして2枚づつ公開すればOK。
最初のエンディングカードは「10階」。このカードの裏面にはトトの物語が書かれているのだけど、13階、15階と徐々に高く登ることでお話は続いていきます。20階、果たして登れるのか....
手番の流れ
手番になったプレイヤーは以下の手順を行います。
手番アクション
- 公開されている手番カードのうち、1枚を選ぶ
- 選んだカードに記載されているものを塔に乗せる
- 選んだカードを表のまま捨て札の山におく
- 手番カードの山札から1枚を公開し、補充する
目標チェック
- 公開されている目標カードを確認し条件を満たしているカードを1枚選ぶ
- 選んだカードの達成後の数字ぶん、トトを今いる階から上の階へ移動させる
- 選んだカードを表面のまま捨て札にする
- 目標カードの山札から1枚を公開し補充する
これを繰り返し、みんなで協力しながらトトを上の階に進めていくのです。
ソロプレイはできる?
キャットと塔は1人でもトトの物語にチャレンジすることが出来ますよ!
プレイの内容はみんなで協力するか、1人で進めるかの違いだけ。自分1人で存分にトトを上の階に進める事に没頭することが出来ます。たまにトトの置く場所にこだわってちょっといい感じに配置しちゃったり、変なこだわりを持ってプレイするのも楽しい。
なんかテンション上がってくると写真撮影大会みたいになったことは内緒です。そしてこの後に悲劇が.....
キャットと塔の感想・まとめ
年末年始に子供達と楽しく遊べたらいいな!くらいの軽い気持ちでポチったキャットと塔。まだ10階すら成功していないためトトの物語を一行すら読めていないということは悲しいのですが、1人で遊んでもかなり没頭できるゲームだったことがちょっと驚き。
高さの異なる壁のいやらしさ妙味
この壁のちょっと高さの違いががものすごくゲームに効いてきます。ただ積むだけじゃ無い緊張感みなぎるプレイ感。なのに揺れてもバラッとなりにくいのか、思ったほど不安定とは異なる感じで塔が出来上がっていきます。
なんて思ってると少し掠っただけパラっと落ちたりするの、なんなん?なんなの?というこのバランスがたまりません。すでに乗せていた壁が落ちてしまった場合、その合計が5枚を超えなければゲームは続行できるので「よし、もう一度....」となれるのも良き。手番で乗せる壁やナカマについては落ちてもノーカウントで乗せ直すことが出来ますよ!
そうだった、塔だった
キャットと塔が面白くなるもう一つの理由に、この柱パーツがあります。突然高層階出てくるとそれだけで緊張感爆上がり。
他の壁の2倍の高さがあるためとっても積む時に気を使います。そして積んだあとの塔の見栄えがグッとあがるのです。いやぁ。。。かっこいい。積んだ塔の見栄えの良さにうっとり出来てしまうのもキャットと塔の魅力。
7階なのに、下界がちょっとぼやけるくらいの高さになるんです。おぉぉぉ!と感動して次なる手番カードを手にした時に悲劇は訪れました。
...ふぁ(;゚ロ゚)!?
な、なにが....
トットォォォォォォ......(ノ゚□゚)ノ
7階如きでホクホクしていた我が身を呪う結果に。どうやら浮かれて手番カードに手を伸ばした時に、フワッと風みたいなものが起きてどこか不安定だった壁が崩れてしまったようです。ほんの一瞬の気の緩みがこんな結果になるとは..悔やんでも悔やみきれない。まさに天国から地獄への急転。
しばらく喪失感に包まれたものの、これが冒頭の使命感を感じるきっかけになりました。なんかね、トトの物語を先に進めねば!って気持ちになるんだよ。きっとみんなでプレイしていたなら、参加している全員がそんな気分になるはず。崩れてしまった塔もまたなんか趣すら感じる。紫のナカマの伸びをしたシルエットが哀愁を掻き立て、リベンジする心をさらに加速させます。
倒れッ...たわ!あぁ、トトの夢は果たせず。
キャットと塔、思っていた以上に没入感があってソロでも楽しい!
わずか7階までという高さだったけど出来上がった塔の造形もかなり凝っているので、ナカマと共に塔を登っていくトトに思い入れあふれること間違いなし。協力型のパーティゲームとしても楽しいし、ソロプレイでもグッと気持ちが入り込めるので、ぜひ遊んでみて欲しい!バランスゲーム、結構好きなのかもしれないなと気がつき今更たきざわさんのバベルが気になり出しちゃいましたが、もう売ってない(涙)。はぁ、まずはトトだな!
この冬、トトは星になったお母さんに会えるのか?
20階を登った先に待つ物語に泣きたい...(・ω・)
2024/12/20:10階到達したよ!
泣けた。。。
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