ども。コモノです。
ちょっと積みゲーを崩すのが楽しくなってきました。今日は棚の奥で箱が開かれるのを静かに待っていた「Animal Kingdoms」をご紹介したいと思いますぜ。コチラも以前Kickstarterで蹴っていてそのままになっていたゲームです。プレイヤーたちは5つの王国で覇権を争い、より多くの勝利点を集める事を目指します。
各王国に派遣するのは自分に忠誠を誓った8種類の気高い獣たちなのですが、この獣たちが独特の雰囲気を持ってるのよね。鮮やかなアートワークがとても目を引くカードゲーム「Animal Kingdoms」をご紹介いたしますよ!
Animal Kingdoms
プレイ人数:1〜5人
対象年齢 :8歳以上
プレイ時間:45分
Boardgamegeek
Animal Kingdomsってどんなゲーム?
GrovesやSprawlopolisのデザイナーであるSteven Aramini氏の作品。国内ではGrovesが一時期流通してたような気がしますが、その他の作品はあまり国内では見かけないデザイナーですな。SprawlopolisはKickstarterで定期的に新作を発表しているウォレットゲームのうちの一つとしてデザインされたソロ&協力型のカードゲームでウォレットゲームの中でもかなり評価が高いのです。
Animal Kingdomsは手札にある気高い獣たちを5つの王国(エリア)にプレイしていき、そのエリアでの影響力を高めていくというゲーム。各国には法令と呼ばれるルールが存在し、プレイヤーが配置する獣カードは法令で許可されたカードのみをプレイすることが可能なのです。手札をプレイする事への縛りと各国でのエリアマジョリティが組み合わさった、軽め寄りの中量級ゲームなのですよ。
Kickstarter版の特典
ストレッチゴールだったかな?で達成されて着いてきたのがリアルな影響力コマ。小さな木製のコマなんだけどかなり可愛いのです。 各勢力を表すデザインがそれぞれに施されていて、ゲームボードにコマが並ぶともうそれはかなりヤバい感じです。
そしてもう一つの特典がスリーブ。コチラはカード背面のデザインがスリーブにも印刷された豪華使用。ちょっと厚みのあるスリーブなのでかなり安心して遊べるのと、このスリーブを使った時のデラックス感はハンパないのであります。
Animal Kingdomsの遊び方・ルール
ゲームは3ラウンド制で、終了時に1番高い勝利点を持っていたプレイヤーが勝つのです。手番で行うアクションも3種類しかないため、かなりサクサクプレイが進むよ。
ゲームの準備
ゲームの準備もあまり難しい事はないですが、ルールがシンプルな割には準備はちょっと細々してるかもしれません。
- ゲームボードをテーブル中央に配置
- 各プレイヤーは1色を選び、影響力マーカーとスコアマーカーを受け取る
- 獣カードを全てまとめてシャッフルし山札を作る
- 各プレイヤーに山札から4枚づつカードを配布する
- 法令カードをよくシャッフルし、ゲームボードの所定の位置にランダムで配置する
- 残った法令カードは伏せて山札とし、ゲームボードのそばに置いておく
- オレンジのファーストプレイスタイルを伏せてよくシャッフルし各王国に3つづつ配置
- 各王国ごとにタイルを公開し、左から右に向かって数字を昇順に並べ替える
- 緑の初撤退タイルを裏向きにしてランダムに3枚を選び、残ったタイルを箱に戻す
- スコアボードをテーブルに配置して各プレイヤーのスコアマーカーを配置する
以上でゲームの準備は完了だよ。
手番の流れ
各プレイヤーの手番では以下の3つのアクションから1つを選んで実行する。全員がこのラウンドから撤退すると次のラウンドに移るのです。
1)領地の主張
手札から獣カードを5つの王国に対してプレイするよ。1枚プレイするとその王国内の領地に自分の影響力マーカーを1つ置くことが出来る。影響力を主張できるエリアは領地・首都・評議会と3種類あって首都と評議会については注意が必要。各王国の首都にマーカーを置いたプレイヤーはその時代で撤退しなければならにのです。
つまり何処かの王国の首都を自分の物と主張し場合はもうその時代でプレイは出来ないという事になるのだね。
また評議会には直接影響力マーカーを置く事はできず、首都に配置された影響力マーカーが時代の終わりに評議会へ移動され、次の時代も残り続けるのです。ちなみに各王国は評議会エリアが2つづつ、首都が1つづつあるのだけど、領地の数はそれぞれで異なるよ。
2)獣の再結集
手札を表向きに捨て(1〜4枚)、捨て札とすることで新たな獣カードを山札から引くことが出来るよ。この再結集を行ったプレイヤーは即座に1点を得ることができる。ただし再結集アクションは誰か1人でもこの時代から撤退していた場合は選択が出来ない点に注意だぞ。
3)時代(ラウンド)からの撤退
カードをプレイしたくない、出来ない場合や、再結集したいのに既に他のプレイヤーが撤退しているためそれも出来ない場合、この時代から撤退する。各時代で初めて撤退したプレイヤーは緑の初期撤退タイルを1枚選んで受け取り、ゲーム終了時まで伏せて保持しておく。(自分だけタイルの内容を確認することはOK)
時代の終了
全員がその時代から撤退した場合、終了処理を行う。各王国ごとに影響力マーカーの数を比べ、1位になったプレイヤーはその王国のオレンジのタイルを左から1枚受け取る。1位のプレイヤーの得点はタイルの数字となり、2位が3点、3位が1点となる。
同点首位は戦争勃発!
影響力マーカーが同数だった場合、そのプレイヤー同士で戦争処置が行われます。やはり最後は武力なのかよ・・・戦争となったプレイヤーは手札から1枚カードをプレイし、そのランク(数字)の大小で勝敗を決めるよ。ただし最小ランクである1は最大ランクの8に勝てるというルールなので、相手の出すカードを見極めたプレイが必要になるぞ。
時代のリフレッシュ
得点計算が終わったらその時代をクリアするため以下の処理を行うよ。
- 首都に配置されたマーカーを評議会エリアに移動
- 残った影響力マーカーの除去(各プレイヤーが回収)
- プレイされた獣カードの撤去
- 捨て札、プレイずみカードを合わせてシャッフルし山札の再構築
- 手札上限未満のプレイヤーは山札から不足分を受け取る
以上の処理が終わったら、次の時代を新たにプレイするのです。評議会に残ったコマが次の時代には効いてくるのだね。
ソロプレイはできる?
できますよ!ロボットとの対戦となりますが、ソロプレイも可能。ソロプレイではよくある事ですが、ロボットは各王国の法令を無視して気高い獣カードをプレイできるため、あっという間に領地を埋め尽くされます。これを押し返すためには1ラウンドでなんとかできる物でもなく、最終ラウンドで高得点のタイルをいかに手に入れるかを逆算しながらプレイすることが必要不可欠。。。今回もぐぬぬ...となりました。アタシが下手なだけなんだよ。きっと.....
Animal Kingdomsの感想・まとめ
プレイ感はとっても軽いので、割とサクサク進める事ができます。エリアマジョリティでも結構シンプルなルールなので遊ぶ人を選ばない系ではないかなと思うよ。
各王国の法令カードに従ったプレイというのが案外悩ましくて、ここのエリアは貰った!!と思っていざカードを置こうとしたときに「置けない。だ、と....」みたいな事になるのが楽しいんです。(そもそもちゃんと考えてないって話ですが)
また、ソロで遊んでみたけどもこのゲームは誰かと遊んだ方が絶対楽しいように思います。特に3人以上だと良いかも。ロボットの対戦は悪くないのだけど、ボコボコ置いてかれるのでね....(悲しみ)
対人戦で相手の狙いを読みつつ、ギリギリの数でエリアの取り合いをするとこれまた盛り上がりそうなゲームでした。軽めのルールなので誰でもルールはすぐに理解できると思います。法令カードが英語テキストなので、そこだけ遊んでる時も注意かな。そんなに難しい単語はないので翻訳アプリでも行けちゃいますよ。
盤面も華やかなので、ささっと出して遊ぶのに向いてそう。各王国の領土の数が異なるのも程よく悩ませてくれるポイントです。同点の時の戦争がしっくり来ないという人には平和的に解決するための平和条約バリアントもルール内にあるので、そちらで遊んでも良いと思います!
でもこれ、アタシはボットに勝てるのか...(ΦωΦ)?
【Animal Kingdomsの販売情報】
残念ながら国内で流通しているのをみた事がありません。気になる人は海外からの輸入を検討しましょう。でもGeekマーケット以外にはあまり見当たらないのだよね。
Kickstarterのプロジェクトページから海外のサイトに飛べますが、現在も購入可能かどうかは事前に確認した方が良いですな!
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