2018/10 第2版再販予約リンクを追記しました!
みなさん、こんにちは。コモノです。
先日のゲームマーケット2018春の興奮がいまだ冷めず仕事にも身が入らない毎日(いつもの事かもしれない)を送っておりますが、参加された皆さんはいかがかな?
毎回ゲームマーケットではインディーズ系の作品からもチラホラ売り切れ御免的なボドゲが発生するのであるが、今年先行して開催されていたゲームマーケット大阪でも、1つの話題作が生まれていた。
それが本日ご紹介する「Liqueur the GAME (リキュール・ザ・ゲーム)」だぞ。
リキュール・ザ・ゲームはゲムマのサイトで見かけた時にやはり気になっていた。なにせ姫路にあるボードゲーム喫茶が作成したって書かれていたからだ。え?喫茶店でボドゲ作っちゃうの?マジ?ってなったのは記憶に新しい(脳内でだけど)。
更にカードのデザインというか、このゲームのアートワークが醸し出す独特の雰囲気がたまらなく好みで、一目見てからそれはもう「貴方の作るリキュールって素敵、アタシちょっと酔っちゃったみたい。」的な?(誰だよ)
今日はそんな魅力を備えた「Liqueur the GAME (リキュール・ザ・ゲーム)」をゲムマ2018春に無事入手したので、開封レビューをお届けしたいと思います!
〈「Liqueur the GAME (リキュール・ザ・ゲーム)」って?〉
ルールを読んだだけで恐縮です。いわゆるセットコレクション系のゲームっぽいですぞ。組み合わせたカードの配点を合計して、より高い得点を目指すのだな。
プレイヤーはリキュール職人にとなり、より多くのお客様をメロメロメロウにするリキュールを生み莫大に儲けるのが本ゲームの目的。
要はみんなをズブズブのメロメロにして大金巻き上げるって話が求めるような、時代にあったリキュールを生み出し財を成すってボードゲームだな。
リキュールってなんかカクテルに混ざってる甘いお酒的な印象しかなかったコモノとしてはルール見たときに「え、こんなに種類あんの?!」って驚くくらい組み合わせが豊富だった。リキュールってもともと混ぜてのむお酒なんですね。へー。。。(無知)
ツイッターでも面白い!の声が多数。飲み会とかでしっとり遊ぶと良いのかしら?良いのかしらね?
2018/10/16追記!第2版の再販予約が開始されたよ!
〈開封〉
Liqueur the GAME (リキュール・ザ・ゲーム)
プレイ人数:2〜5人
プレイ時間:30分
対象年齢 :10歳以上
- 価格: 2640 円
- 楽天で詳細を見る
まずこのアートワークが刺さりましたの。何よこのヨーロピアン。リキュールの時代背景を調べてみたら、もともとは薬草学みたいなとこから発生してるのね。お酒は百薬の長ってやつか。
コンポーネント
やはりカードの美しさが際立つのー。木製のキューブは実績トークン。
〈カード〉
やはりリキュール・ザ・ゲームで1番目を引くのはこのカード!なんといいますか、、雰囲気溢れまくってて好きです。カードの種類は4種類しかないぞ。
ベースカード
リキュールのベースになるお酒が描かれているカード達。
ウィスキーやらジンやらウォッカなどなど。カードの左上にはこのベースに重ねることができるコストの最大値が記載されているよ。ウォッカなら「7」となっているので、フレーバーのコスト値は合計7まで加えることが可能と。。。
フレーバーカード
リキュールの味わいを決めるフレーバー達。色別に種類が決まっている。
左上にはそのフレーバーのコスト値が記載されている。ベースカードの最大値を超えないようにフレーバーカードを足していく。ベースカードとフレーバーカードには深み(Rich)/甘み(Sweet)/香り(Aroma)のステータスがあって、カードごとに数値が異なるよ。
完成したリキュールの味わいは加えたカードに記載されたそれぞれの合計値で決定するよ。
オーダーカード
リキュールを出荷する際、表になっているオーダカーカードの条件を満たすことで出荷本数が変化する。
様々な条件が記載されているので、それに合わせてリキュールを配合して出荷するのだ。
トレンドカード
市場でのトレンドを表すカード。ゲームの得点計算時にトレンドカードの条件を満たしていれば追加得点を得ることができるよ。
またトレンドカードは市場にも並び、様々な種類があるので出荷の計画に合わせたトレンドカードを獲得しておくようにする。
〈ゲームの進行〉
ゲームの簡単な流れを説明するよ。
準備
ゲームの準備は以下の流れで行いますぞ。
・最近バーに行った人がスタートプレイヤー
・トレンドカードを場に公開する(参加人数分)
・スタートプレイヤーの右隣の人から反時計回りにトレンドカードを獲得
・残ったトレンドカード、ベースカードとフレーバーカードをよく混ぜて山札に
・山札から5枚づつ3段(計15枚)になるよう場にカードを並べる
・各プレイヤーは実績トークンを1つづつ受け取る
・アワードカードを3枚山札とは別に公開する
・オーダーカードをよくシャッフルし裏面にして置く
・オーダーカードの山札の一番上を公開する
なかなかに華やかである。
ゲームの流れ
スタートプレイヤーから時計回りに手番を行うよ。
各プレイヤーの手番は市場フェーズ▶︎配合フェーズ▶︎出荷フェーズの3フェーズを順番に行う。出荷フェーズが終了したら次のプレイヤーに手番が移る。
市場フェーズ
市場フェーズではリキュールの原料となるカード(ベース/フレーバー)や勝利点計算時に追加得点をもたらすトレンドカードを獲得する。獲得時の注意は以下の2つ。
原則として最下段のカードのうちから1枚を獲得
最上段・中段からカードを獲得する場合は実績トークン1つ消費する
ベースカードを獲得したら、オーダーカード山札の一番上のカードを獲得し、ベースカードとセットで手元に置いて置く。
獲得したカードが置かれていた空きスペースは、直上のカードを下にスライドさせて埋める。テトリスのブロックのように落ちてくる感じだな。
スライド後に空いたスペースは市場の山札から1枚補充するよ。
配合フェーズ
市場フェーズで獲得した原材料のカードを使用してリキュールを作る。出荷の際はオーダーカードを参照し、特定の条件を満たして出荷すると追加の得点があるよ。深み・甘み・香りの配合が結構悩ましい。味よりも悩ましい。味はよくわからないから妄想してる。
なお、フレーバーカードを獲得したタイミングで何も加えていないベースカードが手元にある場合、新しいフレーバーカードは必ずそのベースカードには必ず加えなければならない。ベースカードに1枚以上フレーバーが追加されている場合は、フレーバーカードをそのまま加えずに手元に持つことが出来るよ。
出荷フェーズ
出荷フェーズ中に最大2回までリキュールを出荷することができる。出荷すると得点が発生するし、条件を満たす(ベースカードのコスト値とフレーバーコストの合計が一致)と、実績トークンを獲得もできる。
ゲームとして面白いのが、出荷が完了した時。
1・出荷したリキュールのベースとフレーバー名を組み合わせてリキュールのネーミングを決める
2・リキュールネームと出荷実績を高らかに宣言する
組み合わせ次第で「それ、飲んで大丈夫なの?」といったようなリキュールもできちゃったりするし、怪しげなネーミングのリキュールが・・・
お酒好きな方なら配合フェーズとか出荷フェーズは楽しいだろうねw
〈お試しプレイ〉
がっつり遊べてないけど、ちょっと会社で遊んでみた。お昼の短い時間ながらも初見で30分程度で遊べたよ。一緒に遊んでくれたのはまさかの下戸な人。下戸なオッさん2名でリキュールを作るという不思議な構図になりました(笑)
プレイ人数:2名
冒頭でも触れたようにリキュール・ザ・ゲームはセットコレクション系のボードゲーム。手元で作るリキュールの勝利点をより高くなるようにカードを組み合わせていく。ルールの不明点を話しながらワイワイ進めていく。
・カードがヤバイ。カッコいい
・思いのほか考えることが多くてかなり楽しい
・カードがスライドして落ちてくるのが面白い
・お酒詳しい人ならもっと楽しいんじゃない?
・ハードゲーマーにはちと物足りないかも?
・ビギナーがもうちょっと本格的なボドゲしたい時に良さそう
と、昼ご飯食べながらゆるく遊んだ結果、かなり楽しい楽しい言いながら終わりました。所要時間は30分程度。ほぼ公称値通りに遊べたの、いったいいつぶりだろ。
ゲームの基本メカニクスはセットコレクションだと思うんだけど、何よりも会話が楽しかったのが印象深いw
「これもフレーバー2枚で出荷するわ」
「えー、さっきから狙いが小さくない?なにそれ戦法なの」
「うっさい!小さく刻むんだよw」
「えーと足し算足し算・・・」などなど
他のプレイヤーが出荷したリキュールによっては狙いが達成できなくなる事もあるのだけど、この度の初心者プレイヤーズはそんなのお構い無し(笑)
ただひたすらにリキュールづくりに没頭し、オーダーカードとトレンドカードとニラメッコしまくるプレイとなりました。二人でちょっと遊んでみた感想はまとめると、
「下戸でも超楽しい!」(実証済み)
セットコレクションってやっぱ楽しいねぇ。
〈まとめ〉
お酒は多くの人を惹きつける魅力とどんなに倫理的な人でも狂わせる魔力をもつ不思議な飲み物。リキュール・ザ・ゲームも友人とワイワイ遊ぶのにはとてもちょうどいいボードゲームだと思うぞ。悩ましさはそこまで高くはないので、ボードゲームもちょっと楽しみたい、会話もちょっと楽しみたい、でやっぱり楽しい時間を過ごしたい、というコミュニケーションの場にはとてもよくマッチしそうなバランスのゲームだ。
プレイ時も悩みどころが結構多くて、トレンドカードに合致したリキュールを作り始めると、それはもう悩ましい事に。。。(強欲)
下戸な二人はリキュールの味を想像することが出来てなかったけど、それも想像できる人たちならもっと楽しいんだろうね。
ちと頭に浮かんだのがバブル崩壊前の80年代。
「綺麗な、夜景ね」
「そうだね、眩しいくらいだ」
「アラ?そんなに明るいかしら」
「いや、眩しいのは今夜の君だよ」
「え、、酔ってるの?」
「ああ、このリキュールのせいかな、いや君のせいか。」
「やだ、なに言ってるのよ...」
「この夜景と、君の美しい瞳に乾杯」
とか言っちゃうよ?(超妄想)
80年代ゴッコとかしながら遊んじゃう?
いや、間違ってるな。。。
Liqueur the GAME (リキュール・ザ・ゲーム)、噂に違わぬ出来とみた!楽しいですよ!
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