ぼっちのホビーBlog[ボドゲ版]

主にボードゲーム中。ぼっちの時間を豊かにしたいブログ。

「翡翠の商人」〈ボードゲーム〉:競りなんでござる。やはり素晴しき競りである。それはまごう事なき美しき競り。なお未だ最弱感あるけどね...(´;ω;`)ブワッ

みなさんこんにちは。コモノです。

 

先日のゲームマーケットに先駆けて入手したスパ帝国さん2019年春の新作「翡翠の商人」を開封いたします。ついでにランチタイムに遊んでみた2日間の様子も軽く。

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スパ帝国さんはナショナルエコノミーシリーズでも有名。掲げているキャッチコピー「小さく完璧なゲームを作ろう」のように、シンプルな中にメカニクス特有の悩ましさをググっと詰め込んだようなゲームが、多くのファンを離さない。

そんな大好きなスパ帝さん新作「翡翠の商人」をご紹介しますよん。 

 

翡翠の商人?

今回の「翡翠の商人」で採用されたメカニクスは競り。対象となるアイテムを手に入れるために支払うコスト(金など)を競う事が基本となるわけだけど、翡翠の商人では入手するカードの枚数そのものを競うルールだよ。カードは多く手に入れれば得点を得られる機会が高まる。でも翡翠の商人ではダッチ・オークション方式なので、低い枚数を宣言したプレイヤーが任意のカードを入手できる。

つまり、競りそのものがままならぬ感満載なのですよねー。

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どのタイミングで競りから降りるのか、降りた場合に入手できるカードはどれなのか、隣のプレイヤーが狙っているカードはどれなのか。シンプルだけど競りの駆け引きで1番アツい部分がぎゅっと濃縮されたゲームです。

 

 

〈開封〉

翡翠の商人

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プレイ人数:2〜5人

対象年齢 :10歳〜

プレイ時間:20分〜30分

翡翠の商人 | スパ帝国 | ゲームマーケット

 

アートワーク

翡翠の商人のアートワークはこれまた好みの長谷川登鯉さん。

フロントの商人のオッさんもなかなかですが、個人的に好きなのがそれぞれのカードと背面のデザイン。

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タイポグラフィも配置も色使いもかなり翡翠を扱う商人っぽい雰囲気だと思うんだけど、いかがだろうか?かっちょいいですな!

 

コンポーネント全体

翡翠の商人はカードのみのゲームだ。5種類あるカードは得点計算の方法がそれぞれ事なる。

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数字がそのまま合計点になる。1〜8まで各1枚づつ。

贋金

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数字がそのまま合計点になる。ただし合計が金を上回った場合はゼロ点。2〜7までの各1枚。

翡翠

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集めた枚数によって得点が決まる。カードの下部に書いてあるぞ。計12枚だけど、12枚集めると78点とかになる。

香辛料

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合計得点を比べ1位24点/2位12点/3位6点となる。1が4枚・2が4枚・3が3枚・4が3枚。

書物

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A〜Eまでの連続したセットで20点。1枚欠けは10点、2枚欠けは5点。ワイルドカードのABCDEが各3枚と「X」が1枚。

 

〈翡翠の商人の遊び方〉

準備は超簡単。

  1. 全てのカードをよくシャッフルし、伏せて山札にする
  2. 場に8枚公開して並べる
  3. スタートプレイヤーを適当な方法で決める

以上、終わり!素晴らしいw

勝利条件

計7ラウンドの競りを行い、集めたカードの合計得点が高いプレイヤーの勝ち。 

手番

スタートプレイヤーから順番に何枚欲しいか?を時計回りに宣言していく。1人以外全員がパスするまで競りを続け、残ったプレイヤーがカードを選んで取る。カードが残っている場合はパスしたプレイヤーのみで新たに競りを始め、8枚のカードがなくなったらラウンドが終了。

8<7<6<...と1番枚数が少ない方のプレイヤーが宣言したカードを場から獲得する。残ったプレイヤーで残りのカードに対して改めて競りを行うよ。

なお、宣言するカード枚数には「◯枚とって1枚返す」というルールがある。

7枚▶︎6枚取って1枚返す▶︎6枚▶︎4枚▶︎3枚とって1枚返す▶︎3枚....のようになるのだ。最強の宣言は「1枚取って1枚返す」となるよ。なお「贋金」カードは返す事が出来ないので注意だ。

 

ラウンドが終了したら、山札から新たに8枚を公開し次のラウンドを開始する。次のラウンドは最後にカードを取ったプレイヤーから順に競りを行う。ルールもとても迷いなく頭にスッと入ってくるのは流石スパ帝国です。

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ルールの補足がスパ帝さんのブログにありました。間違えないようにだよ。

翡翠の商人 ルール補足 | スパ帝国

 

 

〈プレイログ〉

手軽に始められるという事は、ランチタイムに最適ではなかろうかと。ゲムマ後にいつも新作を遊ぶ相手をしてくれる同僚をお昼に誘い、さっそく遊んでみた。

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カフェのテーブルに並べても様になるカード

結果・・まったく負けました。またまた負けたワケです。相手はルール読むの好きじゃ無いとか毎度言う癖に強いんです。ずるい....

当然ながらカードの枚数が決まっているので、得点を何で得るのかめちゃ考えながら競りを行う必要があります。なんかね、ダッチ・オークション形式だと欲しいカードを少なめに考える癖というか性格というか、、、2枚欲しいカードがあったらためらわずに2枚とか言っちゃう性格が..まぁもちろん翡翠が欲しかったワケなんですけど・・・獲得したカードの中で得点を作っていくという思考の真逆を行っていた自分が勝てるわけもなく。終わった後に得点計算しているときに「あ....( ˙◊︎˙◞︎)」となりましたw

アホだ、自分...という事で再戦!

 

翌日のランチタイム。同僚スタッフを誘って遊んでみました。今度は3名で、、と準備してたら飛び入りで1名追加の4名で。

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ふっふっふ....初めてプレイするメンバーもいたおかげで、まさかの69点。

リベンジ成る(●ↀωↀ●)✧

まるで麻雀の振込のような棚ぼたで19点が最後に降り注ぎましたよ。目先の贋金ブロックに惑わされた隣のプレイヤーが大量の香辛料をプレゼントしてくれたおかげ。

 

勝つとめっちゃ楽しい!

 

〈まとめ〉

もう「ザ・競り」みたいなプレイ感を楽しめるよ!全て競り勝つ、ではなく適切に降りつつ手札を揃えていく大切さをしみじみ噛み締められます。特にボドゲが強く無い自覚のある自分のようなプレイヤーにはうってつけ。

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複雑に絡み合うメカニクスに飛び込んで毎回絡みもがく阿鼻叫喚に浸っている自覚のある皆さん、シンプルにメカニクス特有の悩ましさを楽しみましょう・・・

練習だ!練習あるのみっ!

 

という事で「翡翠の商人」、絶賛おすすめ。たまにはシンプルに楽しみたいという疲れたコアゲーマーな方にもおすすめかな?弱き者には全力でお願いします。

 

 

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