ども。コモノです。
6月も終わりに差し掛かり、関東は梅雨らしくどんよりした天気が増えてきたようにも感じます。こんな時は「うひょっ!」っと気分を晴らしてくれるようなボドゲとの出会いを期待しちゃいたいところですが、そこまでズバッと今のメンタルに突き刺さるタイトルが都合良くある訳ございません。そんな時は海外のボドゲを眺めて癒されようという毎月の恒例企画「気になるKickstarter」の6月後編でございます。
梅雨を吹き飛ばしてくれるボドゲと出会えるか?
Coalitions
来ましたっ!ナポレオン・ボナパルトです。激動のヨーロッパを制するのは誰なのか?フランス革命期を舞台にしたエリアマジョリティのボードゲームです。あのナポレオンが盤上に顕現しちゃう訳ですよ。ちょっと興奮しますな!
画像引用:BoardGameGeek
画像引用:BoardGameGeek
パッとみる限りだとそこまで言語依存も強くなさそうで、カードにテキストがあるくらいに見えます。ソロ・協力モードもあらかじめ用意されており、ナポレオンのAIを打ち倒すというナイスな展開。
用意された6大国はそれぞれ異なるカードを持って戦闘を行うようなので、担当する国によっても異なる戦略を取らなければならないという幅の広さも魅力的ですな。直接攻撃や交渉があるゲームなので遊ぶ人は選ぶのかしら。こういう歴史をテーマにしたゲームには相変わらず弱いのです・・・
Scarface 1920
みるからにボス。みるからにマフィア。舞台は1920年代のシカゴ。とくればやっぱりマフィアの抗争です。 この禁酒法の時代のシカゴってほんと普通の人って住む事ができたのかっていうくらい色々起きてそう。
エリアマジョリティ、ワーカープレイスメントなどを組み合わせたメカニクス、見ているだけでドラマチックな気分になれそうなカード。警官の買収とか色々悪いことができるみたいな内容。そして個人的に注目したいペーパーボーイ。
まるで映画のような展開が待っていそうで、ドキドキするわねー。ドキドキするんだけど、英語テキストが多いんだよねー。。。まじで日本語版どこか出して欲しい。
Winterhaven Woods
まるで童話のようなイラストが目を引くWinterhaven Woodsはドラフト&セットコレクションのボードゲームです。プレイヤーは手元で森を広げ、動物を用意し、長い冬に備えるのです。
ゲーム中には生態系の上位種を用意して狩りを行ったり、他のプレイヤーへの干渉もあったりといわゆるソロっぽいセットコレクションには止まらないゲーム。
優しい印象のイラストですが、自然の厳しさをふと感じることができるゲームのようです。国内でも流通したらいいのにと思わせてくれるボドゲだわね。
Peak Oil Profiteer
見たことあるな!このイラストは見たことある!と思った方は、おそらくちょっとボドゲ沼にハマってる人だと思います。ピークオイルという油田開発のワーカープレイスメントゲームと同じ背景を持った新作です。
今回の作品では戦争で荒廃した地にあって争う3つの勢力に対して影響力を保ち、いかに利益を上げていくかを試されるゲームとなってます。なんか現実にこういう状況に追い込まれている石油会社の人たちってめっちゃいそうよね。
いわゆる経済活動のゲームなのだけど考慮しなくてはいけない状況が多いため、あちらを立てるとこちらが立たず、、、的な事に延々悩む事になりそうな設定です。戦争という悲劇の中で現実に起きうるような設定がまたソリッドで良いですよ。
アートワークも良いし、カッコいいのだけどやっぱり英語のテキスト量がねぇ・・・日本語版で出て欲しいタイトルの一つです。
Forests of Pangaia
科学的に地球がどうやって成り立ち現在の姿になったか、ははっきりしている部分とそうでない部分がある訳です。世界に最初にできた森が実際はどのように成長していったのか。精霊のいた世界で生命の源になる原初の森を育てていこうというForests of Pangaia。 アートワークめちゃ可愛いすな。
セットコレクションとエリアマジョリティの組み合わせ、60分前後で終わる軽めの中量級ゲームです。精霊とともに森を広げていくという静かなテーマは、生命の誕生を見守る神のような気分にさせてくれそう。
感情の振れるようなゲームも楽しいですが、たまには静かにしっとりと命の生まれる場所を作り出すことに没頭してもいいんじゃないかと。どこかで和訳付きでいいので出してくれないかねー。