ども。コモノでございます。
「自分の家を建てる」という響きは、子供の頃にひみつ基地をせっせと押入れに作っていたあの情熱とは似て非なるものだなと、オッサンになったコモノは思うわけです。
家を建てるにあたって引き換えに出て行く時間、費用、妥協、交渉と、大人が家を建てるということには割と現実的な問題に直面する事になるので、コモノもあまり楽しめなかった感じがあるのですよね。特に我が家はマンションなので一戸建てを建てる楽しみに比べると選択肢が限られるという事もありました。
「食洗機いらないからコンベック欲しい!え?オプション?」(カミさん)
「キッチンの天板替えられるの?え、これもオプション?」(カミさん)
「見積もり?え、なにこの金額?え?オプション??」(コモノ)
「オプション合計・・・・・え?え?え?」(コモノ)
オプションってなんなんじゃ(#゚Д゚)ゴルァ!!
結局サインしたけど。いいけど。満足はしてるよ?でもちょっと高いなって思ったんだよ。。。(´;ω;`)ブワッ
あぁ、現実って向き合いたくない。
さて、そんな至極現実的な部分をさっぱり削ぎ落として純粋にお家づくりを楽しめるボードゲームが本日ご紹介する「ドリームホーム 完全日本語版」ですよ。
可愛いデザインで昨年ツイッターで見かけた時からかなり気になっていたボードゲーム。アークライトから完全日本語版が発売される情報をキャッチして直ぐに予約して心待ちにしてましたが、ようやく届いたのですよ!
もはや1万円以内で心ゆくまでお家づくりに没頭できるとか神かよ(逃避)。
ツリーハウスも、天井まで届く本棚で埋まる書斎も、ジャグジーも思いのまま。今日はそんな夢のマイホームをつくるボードゲーム「ドリームホーム完全日本語版」を開封いたしますよ!
【目次】
〈ドリームホームって?〉
マイボードに部屋カードを並べて理想のお家をつくるゲーム。カードには様々なイラストがあって、まさに好みの家を作って行く感じが楽しい。
全12ラウンドで、自分のボードに作った部屋のセットに応じて勝利点が得られる。特定カードの組み合わせ(ベッドルーム・バスルーム・キッチンとか)で部屋を配置できていればボーナス得点が発生したり、ツリーハウスや天蓋付きベッドなど、部屋に追加で配置できるタイルがあったりとかなりお部屋カスタマイズも豊か。カードデザインも可愛いしルールもシンプル。セットコレクション系なので気に入った家づくりに没頭しても良さげだぞ!
〈開封〉
ドリームホーム完全日本語版
プレイ人数:2〜4人
プレイ時間:30分
対象年齢 :7歳以上
まちがいなくこのデザインは子供ウケするに決まっているぞ。マイホームをどのように飾っていってやろうかワクワクする・・・
コンポーネント全体
箱の大きさの割にコンポーネントは非常にシンプルである。
ルールとプレイヤーボード、サプライをおくゲームボードにデコタイル。あとはカードとスタートプレイヤーマーカーのおうちコマ。得点計算用のシートでおしまい。
プレイヤーボード
4枚入っております。
獲得したカードを並べて理想のマイホームを造って行く。
ゲームボード
サプライを置く場所。上段には資材カード、下段に部屋カードを置く。
カードを獲得する時は上下をセットで。1番左上段は資材カードの代わりにスタートプレイヤーマーカーを得ることが出来るのだ。
サマリータイル&装飾(デコレーション)トークン
四角い4枚のタイルはサマリータイルだよ。
右に見えるのが部屋に追加するデコレーショントークン。ツリーハウスとか天蓋付きベッドとか、たまりません!でも実際に自分の家に天蓋付きベッド置きたい?って言われたら起きたくないけど。妄想のドリームホームだから、ロマンを詰め込めるだけ詰め込むのだぞ。
〈カード類〉
マイホームを飾るの主役はやはりカード。この資材カードと部屋カードの扱いで最後の得点がかなりかわってくるのだ。
資材カード
マイホームを充実させるのにお助けになるカードたち。
資材カード扱いだけど、お助けキャラクターたちもいるぞ。協力者たちの効果はとてもインパクトが大きい。
協力者たちは獲得してからカードに指定されたタイミングでプレイすれば、部屋カードを入れ替えたり、トークンが勝利点になったりとかなり活躍してくれる。
これは装飾カード。ツリーハウスとかバードハウスもあるよ。
このカードを獲得すると、お部屋の上にトークンを並べることができる。トークンを得点化するには「インテリアデザイナー」カードを持っている必要があるぞ。
この色付きなのが屋根カード。
屋根カードは最終得点の計算時にボーナスを得ることが出来るのだ。4枚以上獲得していれば得点になるよ。窓があればさらに1点。やっぱり屋根は大事よね。
部屋カード
やはりこのゲームの主役はこの部屋カードと見た。
特筆なのは同じ種類でもカードのデザインが全て異なるという点!
子供部屋のバリエーションもそうだし、書斎とかリビングとかね。もはや気に入ったデザインのカードに狙いを定めて集めたくなるのだけど、そればっかこだわってたらきっとマイホームは完成しないのだ。中には1種類しかないカードもある。
ワインセラーとか。やっぱりワインセラーは地下に設置するのが良いのだな。
〈ゲームの流れ〉
ドリームホームのルールは非常にシンプル。スタートプレイヤーから時計回りに手番が進むよ。プレイヤーは自分の手番が来たら以下のアクションを順番に行うよ。
a)手持ちの協力者カードをプレイする(任意)
b)ゲームボードから任意の列のカードを獲得する
c)プレイヤーボードに獲得したカードを配置する
全プレイヤーが手番を終えたところでラウンド終了。スタートプレイヤーマーカーを持っているユーザーから次のランドを開始するよ。
全ての情報は公開されているので、他のプレイヤーが何を狙っているのか想像は出来てしまう。勝ち負けにこだわったら、妨害せずにはいられなくなるだろな。
また、部屋カードを配置するのには下の階に建物カードが配置されていなくてはならないので自分の希望を叶えるためにどのカードをどの順番で取るべきなのか、結構悩みそう。最終的な得点計算とマイホームにかける夢との葛藤がアツいのだな。。。
あれ、それだとなんか現実とそんなに変わらなくない?
( ゚д゚)ポカーン。。。
子供たちと遊ぶのであれば、平和的にアドバイスもしやすい感じ。好きな感じのマイホームに出来たら負けても結構楽しいハズ。コンポーネント可愛いのでその辺りはデザインの勝利だな。
〈まとめ〉
ちょろっと深夜にひとり、ルール確認をばしてみた訳だが、、、これは楽しいw
程よく悩ましく、手元に出来上がって行くマイホーム感はなにやら癖になる感じで、もう一回遊びたし!ってなります。ルールがシンプルなので純粋にどういう部屋の配置にしようか悩めるあたりも、箱庭感が高くて楽しい。
海外では拡張もすでに出ていて、その拡張入れるとソロプレイにも正式に対応してくれるみたい。これは日本語化期待しちゃうなー!
やはりドリームホーム完全日本語版、かなり長女ウケも良さそうであるぞ。ただし大人が勝ちにこだわるなら、プレイヤー間である程度の妨害は行わなければ競争には負けちゃうんだろなとも思う。基本セットだけだとゲーマーの方にはちょっと物足りないかも。あまり競争にこだわらずご家族やお子さんとボードゲームしたい方にはかなりオススメできるよ。
長女よ待っておれ、大人のセンスというものを思い知るがよいぞ。
ふっふっふ・・・(☼ Д ☼) クワッッ!!!
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まだまだ普通に買えますよ!
駿河屋でも在庫あるね。
拡張も日本語版出して欲しいなー。