どもども。コモノです。
次は、
ビンジョー、コウジョー。
ビンジョー、コウジョー。
お出口は左側ですぅぅ。(中川家風)
的なキャッチーなネーミングがたまらないボードゲーム、ビンジョー×コウジョーがついに我が家に届きましたよ!ビンジョー×コウジョーは昨年のゲームマーケット2016秋でゲームマーケット大賞2016を受賞した作品なのです。
2018/02/07 アークライトからコンポーネント刷新の新版が出るよ!
画像:駿河屋
ゲームの種類としては拡大再生産系のゲームで、他のプレイヤーの生産ラインに「便乗(ビンジョー)」する事ができるちょっと変わったゲーム。恥ずかしながらコモノはゲームマーケットから帰ってきて初めてこのゲームのことを知りました。
そもそも事前チェックで見逃してしまっていたので会場で購入することが出来るわけもなく。「超絶失敗!━(;;゚;Д;゚;;)━━…」
拡大再生産系といえばワーカープレイスメントにつぐコモノ一押しのボドゲジャンルで更にゲムマ大賞受賞とかなら押さえないわけにはイかないのに。。
事前チェックで漏れたのはソロプレイ可能なゲームの情報を中心に整理していたためで、プレイ人数3〜4名となっているビンジョー×コウジョーはその存在に気が付かなかったという。次回はくまなくゲームチェックしようと心に誓いました。
そもそもゲームマーケット大賞なるものが存在してたことにすら気づいていなかったのですが、後日ゲムマの余韻位浸りながら独り深夜にツイッターを眺めていたらば下記のクラウドファンディングの情報を流しているツイートが目にとまりました。しかも終了直前の30分前くらいに(笑)
ん?ゲームマーケット大賞?優秀賞?ほう。。。なにやらタイル可愛いじゃ無いの。ほうほう、拡大再生産系なの?ふーん。。。。なにこれ楽しそうじゃない。。。ポチ。その後の作者(すまいる120円さん)が支援金の総計が120万を超えたことで「すまいる120万円」って言われてたことが印象深く、奇遇とはいえなかなかに盛り上がったファンディングでした。もうこの時点でポチったことに満足。それから年末はアレコレ忙しくいつ届くのかもあまり気にしていなかったのですが先日身に覚えのないダンボールが届きました。箱の大きさの割になにやズッシリと重いのです。
「???はて?」
家族に見られないようにゴソゴソ開封したところ、(ボードゲームあるある的な、ダンボールを開けるのが背徳的な行為になっております)中からは白く輝く「ビンジョー×コウジョー」が!!!
最小プレイ人数が3名からだとテストプレイもおぼつかないのだけど、届いてそのままってのも勿体無いので、今日はビンジョー×コウジョーのファーストレビューをお届けするよん。
【目次】
〈開封!〉
・外装
箱は今回の再生産で少し大きめの箱になったそうであるよ。
「ビンジョー×コウジョー」
プレイ人数:3~4人
プレイ時間:40~60分
対象年齢:9歳~
箱の右上には燦然と輝くゲームマーケット大賞2016をあらわすシールが。
蓋を開けるときに気がつきましたが、すまいる120円工房のロゴも印刷されてました。
せっかくなので「すまいる120万円工房」って書いてあっても良かったのに。アイコン超可愛い。
・コンポーネント
箱の中身はこんな感じ。
右上が土地シート、いわゆるプレイヤーボード。結構ずっしりと重くてしっかりしてますな。マニュアルとタイル、資本金シートとプレイヤーコマ等々。土地シートの上にちょこんとのっているのが拡張タイルだ。歯車の形したコマが可愛い感じ。
タイルがかなりしっかりしてて、箱を持った時のズッシリ感をもたらしております。こういう感覚的な部分、コモノ的には大事。満足。
・タイル
タイルには製品タイルと工程タイルの2種類があるよ。こちらが製品タイル。裏面中央に?(はてな)マークが印刷されているヤツ。
ダイヤねー、ダイヤ。ダイヤ作りたいよね。左上のはたぶんというか「こんにゃく」。こんにゃく工場の隣にダイヤ加工のラインとか作ってもいいっすか。そうすか。
こちらが工程タイル。人のアイコンが職人さん。時計のアイコンが製造ライン。
職人さんは一回仕事すると帰っちゃうらしい。仕事をきっちり仕上げたら、ぐずぐず居残りはしないってことだな。潔い。
・コマ
元々はガラスのおはじきだったとか。今回の再販にあたり変更された模様だ。
歯車の形をしたアクリルっぽいコマになっております。ちょっとトゲトゲしてて痛いから削ってやろうかしら。
・資本金シート
いわゆる得点トラックシートだな。
60ポイントまで増資完了すれば勝利である。緑エリアだと受注時の製品タイルは2枚しか引けないけど青→紫→赤と増資していけば、最大で5枚まで引けるようになる。工場の生産ラインが整っていればまとめて製品を作ることもできちゃうぞ。赤が東証1部、紫が東証2部、青がマザーズとかの新興市場、緑が個人事業主的な感じであろうか。
・ビンジョー×コウジョーのカクチョー(拡張タイル)
クラウドファンディングが成功したおかげで拡張タイルが付いてきたよ。
タイルの表裏で別々の機能を果たすタイル「ロボットアーム」と「デザイナー」が3枚ついてきた。「ロボットアーム」は配置した直上のタイルの種類をマルっとコピーできるタイル。なので自然と2段目、3段目での活用するのかな?ロボットアームとか、なんま超工場っぽいので個人的には好き(笑)
「デザイナー」は生産またはビンジョー時、Moneyを追加で1もらえるタイル。工場の機能としてでは無く、手元においておく事で効果が発揮するこれまでに無いタイルだそうな。ほほー。。これは新たな可能性を感じる拡張タイルだな。
〈セットアップ〉
ちょっとだけ並べてみよう。。。
まず共有エリアのセットから。工程タイルを以下の順でまとめて、場に並べるぞ。
a) 工程タイルを色別に分ける
b) ランダムに各色3枚ずつ、職人として重ねておく
c) 各色の製造ラインをコスト別に重ねておく
そうするとこんな風に並ぶはず。
隣に製品タイルを裏向きに積む。(写真右上)積んだ製品タイルのそばに捨て札置き場を確保しておけば大丈夫だ。
一番上の扇型に並べたタイルが職人として使用するタイル。
毎ゲーム、ランダムに3枚を選ぶので製造コスト別にまとめる製造ライン用タイルはゲームごとで毎回バラバラになる。特定コストのタイルが一枚も無いという場合もあるぞ。
その下にコスト別の製造タイルを並べた。
ちなみに並べる時に縦横の決まり(行と列)はないので、テーブルの上の空きスペースに応じて変えてしまっても構わない。写真は縦行に色、横列にコストで揃えて並べた。
ここ、説明書読んでもよくわかんなかったのだ。。。あと、実際のプレイでは写真のようにずらして置く必要はないぞ。見やすいかなと思ってずらして写真を撮っているけれど、普通に積んでおけばOK。
土地シート(プレイヤーボード)はプレイ人数に応じて配り、任意のプレイヤーコマ5個を受け取る。
プレイヤーコマは以下のところにそれぞれ配置しよう。
・資本金ボードのゼロのマス
・プレイヤーボードのMoneyトラック(一番上の列)の[3]
・プレイヤーボードの各搬入口(3箇所)
これでプレイする準備は完了だ。
〈テストプレイ〉
ここまで書くために写真撮りながらとかあれこれやってたら、テストプレイやってみたくなっちゃった。しかしプレイ人数は3〜4人。。。
ということは、無謀にもぼっちチャレンジだ(笑)。
ゲームとしてやるのはさすがに厳しいので、各アクションをトレースしながら基本的な流れをまとめてみた。コモノの脳内ではそれはそれは熱い駆け引きが行われているのだが、おそらくブログ上ではお伝えするのが難しい。申し訳ないが、みなさんも是非妄想しながら読んでおくれ。ちゃんと「ビンジョーっっ!!!」って声出したからね?ひとりっきりのリビングで言ったからね?誰もいないって自由だぞw
さて。。。ゲームの流れの基本はこんな感じだ。1〜3までをワンセットとして行ってプレイヤーが交代していく流れ。各アクションフェイズではAまたはBのいずれかを選択してプレイしていくぞ。
1・基本アクションフェイズ
A:雇用アクション(職人タイルを1枚引く)
B:受注アクション(製品タイルを引く)
2・戦略アクションフェイズ
A:建設アクション(工程タイルを購入して配置する)
B:増資アクション(増資する)
3・時間経過処理
プレイヤーボード上の時間コマを1つづつ右に移動するよ。製造ライン(工程タイル)は配置しただけでは稼働しなくて、建設完了までにお時間を頂戴する。
基本アクションのおさらいだ。まずは職人さんを雇おう。タイルの山から1枚職人をとるよ。赤の職人さん(焼く職人)にお越しいただいた。
プレイヤーボードの工程ライン上に配置する。
職人さんは配置した時点で時間コマを移動するぞ。忘れがちなので注意だ。
最初のターンではお金がないので戦略フェイズはパスして時間経過処理もスルー。
他のプレイヤーもそれぞれ職人を雇ってターンエンドだ。(妄想発動中)
次のターン。
基本フェイズで黄色(固める)の職人さんを雇った。
生産ライン上のスペースに「−1」と書いてあるところにタイルを配置する時はコストがそのぶん安く済む。ゲーム開始時には3ポイント持っているので、コスト4のタイルなら買って置くことができるな。(後で気がついた)
次のターンで受注してみた。まずは製品タイルを2枚引く。
自分の工場ラインには焼く職人と固める職人を配置しているのでプラスチックなら製造可能だ!製造可能な製品はそのまま獲得することができるよ。
左上の数字(左側の大きい数字)が獲得できるマネーだ。Moneyトラックで所持金は管理するぞ。ちなみに職人タイルは製品を獲得後に帰っちゃうよ。
エレクトロニクスは、、、まぁ当分先だな。獲得できなかった製品タイルは捨て札置き場に表向きに置いておく。
次のターン以降も赤と黄色タイルを中心に揃えていくことにした。一度上手くいったことでビジネス基盤を固めようって寸法だ。ビジネスの基本だな。
職人さんだけだと毎回雇用が必要なので製造ラインが安定しない。なので思い切って設備投資をしてみることにした。
「-1」のエリアに配置するので、コスト6で設置できる。Moneyトラックを6ポイント減らして3にして配置完了。なお、時間経過処理で時間コマを進める際は時計マーク毎に一つづつ進めていくぞ。
一番右まで進んでいないとそのラインは稼働できないので注意が必要だな。
なかなか自分のラインを充実させて製品タイルを獲得するのに時間がかかる。そんな時に有効なのが「ビンジョー」システムだ。このゲームのタイトルになっているほど。キモになるシステムだぞ。他のプレイヤーが製造を行う時に自分もそれに便乗できるというシステムだ。
他のプレイヤーがダイヤモンドを製造すると宣言した。
ダイヤは赤、黄色、青の製造ラインが必要だ。
このタイミングでは、コモノ第一工場のラインは赤と黄色が稼働している。
青いタイルが一つ足りない状態だが、ここで叫ぶのだ。
「ビンジョー!!!」
ビンジョーシステムは他人の作ろうとしてるアイテムに相乗りする形で利益を上げてしまうというシステム。タイルの獲得はできないのだけどMoneyポイントをゲットできるのだよ(タイル左上 / 右側の数字)。あと嬉しいことにビンジョー時は必要なタイルが一つ足りなくても他のプレイヤーの製造に相乗りできる。今回は青タイルが足らない状態だがダイヤモンドの製造に相乗りして5ポイントをゲットした。まだまだ充実していない工場ラインの状態だと町工場同士が相互に仕事を回している感あるな。助け合いって大事だな。これがゆくゆく市場を奪い合い、骨肉の争いに発展していくとはビジネスとはげに恐ろしきものよの。
なお、今回リビングで1人「ビンジョーっ!!!」って叫んだが・・・
みんなは大勢で遊ぶとよろしいな。。(T^T)
あと増資はこんな感じだ。所持しているMoneyポイントと製品タイルのポイントを使用して増資をしていく。最初に60ポイントまで増資したプレイヤーの勝利だぞ。
増資の際に使用した製品タイルは捨て札に置くことをお忘れ無く。
なんか超仕事っぽいwww
〈まとめ〉
ビンジョー×コウジョー、これはなかなか熱い駆け引きが楽しめそうなボードゲームではなかろうか。他人の製造に相乗りできるビンジョーシステムはかなり熱い。ただ職人を配置していればビンジョー時も帰っちゃうので、ゆくゆく何を作ろうとしているのか考えて相乗りしないと自分のラインが全く育たないというジレンマに陥る。
また配置する製造ラインにある時計マークも注意が必要で、コストが高ければすぐ使用できるラインになるが高コストをかけてばかりいると増資で遅れをとることになりかねない。日帰りで帰っちゃう職人さんと上手く付き合いながら良いバランスで進めるのが大事になりそうだな。
あとやっぱり、、、、ソロはやめておいたほうがいい。
寂しいことこの上なかった...|´・ω・`)
やっぱりビンジョーしてなんぼだと思う(笑)
はやくやりたいぞー!
〈参考情報〉
なお、現在通販では手に入らない模様。情報はすまいる120円さんのツイッターやゲームマーケットの製品ページを参照してほしい。
すまいる120円公式ツイッター
すまいる120円工房|ゲームマーケット
・サポート動画などなど
ビンジョー×コウジョー解説動画はとっても親切。
プレイ編の動画も公開されてるよ!
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